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最新更新日:2025/06/18 |
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義務教育とは![]() さて,昨日も書いたが,あと半年で,3年生は卒業である。正確には,6か月もない。義務教育の終了である。昔,最初に赴任した学校の校長先生が,義務教育だから,もうこれで学校という集団活動を終わる生徒もいることを忘れてはいけないと言われたことをいつも思い出す。進学率99%といっても,1%の生徒は中学校で終わってしまうのである。 その義務教育の「義務」という言葉であるが,よくこれを勘違いする人がいる。義務教育とは,「子どもは学校に行く義務がある」というふうに捉えられることだ。子どもにはあるものは,「教育を受ける権利」である。子どもには,学校に行っている,行っていないに関わらず,教育を受ける機会を与える義務があるというのが,行政的な言い方であろう。ここのところを間違えると,保護者や地域の方々からすると,「子どもは学校に行くのが当然」であり,学校にいる者からすれと,「子どもは学校に来るのが当然」となる。 私たち学校側に立つ者として,どう考えなければならないかといえば,子どもたちが本当に来るにふさわしい学校であり,子どもたちがわくわくするような学校であるかということを常に考え,そういった学校づくりのために努力をしなければならないということだ。そのために,学校を開けるという意味があり,評議員さんをはじめとして,保護者の方々にも意見を伺い,よりよい学校づくりをしなければならないのである。 ところで,子どもたちが来るにふさわしい学校,わくわくするような学校であるかどうかの指標を,私は教職員が仲がよい学校,教職員の笑顔あふれる学校であるかどうかが肝心なとこであるように思う。教職員が楽しくなくて,どうして子どもたちも来て楽しいと思えるだろうか。 こうした視点を踏まえて,義務教育を再度見直してみる必要があるように思う。子どもはもちろん,保護者や地域の方々,教職員,管理職とそれぞれの立場で見つめることで,その意味合いが確認できるように思う。 3年生 中間テストが始まる
昨日は、最高気温が30.6度と10月としては、14年ぶりに真夏日になりました。台風の影響でしょうか。
今日から、3年生は2期中間テストが始まりました。数学・音楽・美術のテストが行われました。3年生にとっては、進路決定に向けて大切なテストです。最後まであきらめずに、集中して解答していってください。 明日からは、1,2年生の中間テストも始まります。時間割は、次の通りです。 (1年) ・10月3日(木) 1限 理科 2限 英語 3限 数学 ・10月4日(金) 1限 国語 2限 社会 3限 学活 (2年) ・10月3日(木) 1限 理科 2限 英語 3限 技家 ・10月4日(金) 1限 国語 2限 社会 3限 数学 (3年) ・10月3日(木) 1限 英語 2限 理科 3限 保体 ・10月4日(金) 1限 国語 2限 社会 3限 学活 ![]() ![]() 10月の空に![]() さて,今回のテストに向けては,もうすでにいろいろと準備をしてきたと思うが,とにかく第1は遅刻をしないである。ぎりぎりに登校する生徒は,早めに登校して,教室で落ち着くことである。そのためには,いつもより早い起床で,朝からバタバタしないように,前日のうちにきっちりと用意を整えておくことである。その外,自分なりに今回のテストに向けてを本番と見据えて,自分は何を克服するかを決めなければならないだろう。そんなテストに向かう心構えを持って欲しい。同じテストであっても,それぞれの個人の課題は違う。そんな受け方を考えることは,1・2年にとっても大切な視点である。 学校は集団生活をしながら,いろいろなことを学ぶところである。ゆえに,共通に行うことは多いのであるが,その学びの過程はそれぞれ違うことはわかっているはずである。ゆえに,それぞれ個々人が克服すべきこととか,考えなければならないことを個々人がしっかりと認識できているかということを考えて欲しい。そのことなくして,成長はあり得ないからだ。先ほどはテストに向けてということで話したが,大雑把でもよいから,学校生活では〜なことを,家庭生活では〜なことといったように,自分の課題とすべきことを,また,違った視点では,自分の良い面の伸長のために,〜なことをさらに推し進めようでもいい。前半の自分を振り返って,後半の自分のすべきことを心に誓って欲しい。 それぞれが,この先の4月からの新たな学年や卒業後を見据えての準備期間が,この半年である。そんな思いでこの半年を描くことが,後半の10月1日に考えることである。 朝読書
今日から10月が始まりました。平成25年度も下半期になります。10月は旧名で「神無月」といいます。日本の神々が出雲大社に集まるので、全国から神様がいなくなるので名づけられたそうです。ちなみに神々が集まる出雲地方では、「神有月」といわれます。
さて、本校では毎日、朝の10分間を使って朝読書を行っています。自宅から各自が本を持ってきて読んでいます。担任の先生も読書をします。たかが10分と言うことなかれ。年間200日朝読書をすると考えると10分×200日=2000分。時間に直せば33時間余りとなります。毎日10分という積み重ねが大きいことがわかります。また、朝読書の習慣が読書の楽しさに目覚めさてくれることもあります。時はまさに「読書の秋」です。今日も各クラスでは朝読書が続けられています。 ![]() ![]() 秋季新人大会 バスケットボール部の結果
今日で9月も終わりです。猛暑で始まり、中旬には特別警報が出るくらいの大雨がふりました。下旬からは、気温も下がり秋の気配を感じるようになりました。
昨日、9月29日(日)に秋季新人大会 男女バスケットボール部の予選リーグ最終戦が本校で行われました。結果をお知らせします。 (男子バスケットボール部) ・大宅 68−23 向島 ※予選リーグ3戦全勝で決勝トーナメントで進出が決定しました。決勝トーナメントでの健闘を願っています。 (女子バスケットボール部) ・大宅 38−39 大淀 ※悔しい1点差での敗戦です。予選リーグは1勝2敗で決勝トーナメント進出はできませんでした。この悔しさをバネに練習に励んで、春季大会では成長した姿を見せてください。 見つめる![]() さて,交流会の先立ち,中学校の吹奏楽部の演奏が行われた。小さな子どもたちの知っている童謡から,年配の方々のご存知の唱歌をはじめ,時代劇などの主題歌の演奏など,聴衆を意識した選曲で楽しませてくれた。地域に愛される吹奏楽部をモットーに,その活動を進めている。意欲的な取組が演奏にも表れ,部員にも大きな成長をもたらしているように思う。 さて,交流会は東野,椥辻,大宅の3ブロックに分かれて,日頃の活動のことや子どもの様子など様々な角度から,大宅の子どもたちについての活発な意見交流が行われた。意見はいろいろあって当然であるし,なかなかまとまるものではないが,しかし,皆がお互いの思いを言い合えるところが素晴らしい。また,どの意見も子どもを見据えたものであり,多くの目が地域に注がれていることが見えた。4月以来,地域の活動に参加して,一小一中という条件のよさはあるが,前向きに子どもたちのためにという思いがひしひしと伝わってくるのを感じるにつけ,学校もしっかりしなければという思いにさせられる。 この間の学校評議員会でも話されていたが,学校自体は以前より落ち着いてきていることは地域の方々にもご理解いただいている。でも,いつも言うように,大宅スタンダードでは意味がない。しかも,ここ数年に比べて落ち着いているでは,何ら意味はない。京都市の中学生に比べてどうなのか,全国の中学生とはという視点で,その指標を持たなければならない。落ち着けば,それに見合った学力や規範意識は育っているのか,いないならば,何をしなければならないのかといったことも含めて,学校自体が自分たちの足元をしっかりと見なければならない時である。なぜなら,保護者や地域の方々の公教育に託された思いに応えなければならない時であるからだ。 さわやかな天気
今日は、まさに秋晴れ。さわやかな天気です。ぬけるような青空が広がっています。校門前の水田は、稲刈りが終わっています。秋本番を迎えました。
中間テスト1週間前になっています。授業中は、どのクラスも集中して、先生の話を聞いたり、問題を解いたり、話し合い活動をしています。放課後は、全学年で学習会が予定されています。また、明日の土曜日は大宅土曜塾もあります。テストに向けて、準備を進めてください。 (中間テストの時間割) 3年 ・10月2日(水) 1限 数学 2限 音楽 3限 美術 ・10月3日(木) 1限 英語 2限 理科 3限 保健体育 ・10月4日(金) 1限 国語 2限 社会 3限 学活 2年 ・10月3日(木) 1限 理科 2限 英語 3限 技家 ・10月4日(金) 1限 国語 2限 社会 3限 数学 1年 ・10月3日(木) 1限 理科 2限 英語 3限 数学 ・10月4日(金) 1限 国語 2限 社会 3限 学活 ※「たくほう第8号」を右下の配布文書の欄にアップしました。ご覧ください。また、明日28日(土)午前10時から大宅小学校体育館で地生連の「子どもパトロール隊交流会」が開かれます。冒頭で本校の吹奏楽部が演奏しますのでどうぞご来場ください。お待ちしております。 ![]() ![]() 願う![]() 私は国語を教えていたので,ふと昔のことが蘇ってきた。古典の学習で一番多い間違いは,歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直しなさいというところを現代語訳にする生徒が必ずいるということだ。教え方がまずかったのかもしれないが,テストをするごとに,その間違いをなくすことはできなかった。 さて,この暗唱ということは,国語にとっては大切なことだと思う。とにかく暗唱である。暗唱すれば,一生忘れることはない。そして,年代が上がるにつれて,暗唱したことに,いろいろと肉付けがされていくのである。 私もある時から,帯授業といい,国語の授業の初めの10分や最後の10分を使って,教科書を離れて,国語に関するいろいろなことを行った。毎日毎日本を読んだことや,毎日毎日スピーチさせたりと,暗唱させたこともある。これは1週間に1回であったが,詩歌いわゆる韻文をノートに視写させ,覚えさせるとともに,そこで感じたこと,見えてきたことを書かせ,週の初めに全員で,提示した韻文の学習を行った。これは3年間行ったので,覚えた韻文は120程度出あったが,今でも生徒たちは覚えた韻文に対して,この歳になってその意味がわかることがあると,新たな発見を語ってくれる生徒もいる。本当に嬉しい限りである。 そもそもなぜそのようなことをやりだしたかというと,自分自身の中学校時代を思い出し,何か授業で覚えていることはと問われれば,何もなかったからである。まあ,授業に関していえば,そんなものであるとも思っていたが,ならば,どうすれば授業で印象に残る教師になれるだろうかと考えたからだ。ゆえに,毎日本を読んでくれたということを覚えてくれていること自体,嬉しいものであった。 昨日,26年度の採用試験の結果も出た。学校生活は,授業を中心に,部活動,生徒会活動,いろいろな行事,課外の活動と多くの要素で成り立っている。しかし,採用試験は何で採用されるかといえば,教科で採用されるのである。国語の教師として,理科の教師として,体育の教師として,それぞれの教科での採用だと考えると,やはり勝負は自分の教科ということになる。そのことをしっかりと認識しなければならないと思う。部活動,生徒会活動,大いに結構であるが,本分は教科指導である。教材研究こそ,教師の命であるということだけは忘れないで欲しい。 ベル着強化週間
今日は、吹く風がさわやかで、快適な1日です。
今日から1,2年生も中間テスト1週間前になります。週末に公式戦があるクラブ以外は部活動停止になります。計画をしっかり立てて、準備を進めてください。 また、昨日からベル着強化週間が始まっています。各クラスのベル着の出来具合を一覧にして昇降口に張り出しています。学習の基本は授業です。授業を大切にして、授業時間を無駄にしないためにもベル着は重要です。しっかり取り組んでください。 ![]() ![]() ![]() 対話力![]() さて,言葉や慣用句の理解と使い方に関するものとして,「噴飯もの」というのが今回新たに聞かれたとあった。おかしくてたまらないもの(19.7%)が正解で,腹立たしくて仕方ないこと(49.0%)とあり,半数ほどの人が意味を間違えて理解していた。その他,「役不足」,「流れに掉さす」,慣用句の言い方として,「実力あって堂々としてこと」,「激しく怒ること」,「いよいよというときに使う,とっておきの手段」の意味を慣用句で表すことを尋ねられていた。 ところで,この調査の中で最も注目すべきことは,「言いたいことが伝わらない」という経験をしたことがある人が6割強にも上るという結果が出ていたことだ。その分析として,メール等により「対面型コミュニケーションに苦手意識を持つ人が増えている」としている。とりわけ,16〜19歳の8割が「自分の話し方」に問題を感じており,説明の仕方に自信の無さを,また,人の言いたいことを理解できなかった経験,とりわけ若い人では「自分の聞き方に問題がある」と感じる人の割合も高かったとある。いわゆるコミュニケーション能力の不足が気になった。 現行の学習指導要領の国語科にある「話すこと・聞くこと」に当たるが,これはバラバラの要素ではなく,「聞くこと→話すこと→聞くこと」というサイクルの意識化を図らなければならない。今は意見がかみ合わず,自分の主張だけを一方的に述べる生徒が多いのも,聞き手意識が育まれていない結果だと思う。 その対策は国語科だけの問題ではなく,学校教育全体の問題として共有し,それぞれの教職員が意識化を図らなければならない。もちろん,家庭や地域もその育成に関しては大切なもので,単語で会話をすますようなことを一掃するだけでもそれなりの成果は上がるものだ。 また,その方策の一つとして,道徳があるように思う。というのも,現代の価値観は善い,悪いといった単純な価値観ではない世の中になってきている。つまり,善いことと善いこととがぶつかり合う中で,自分はどの善いことを選択するのかと言った選択力が大切になってきている。決まった正解がない中で,その選択をするためには,対話力,対話型の授業を行う道徳教育に一つの視点があるように感じる。グロバールの世界の中で,多様な意見を聞きながら自分の思いをまとめ,内面を高めていく対話型授業により,生徒同士のコミュニケーション力を高めることは一つの方策だと思う。 |
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