最新更新日:2024/10/01 | |
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蕾
今日は寒の戻りで気温が9度までという天気予報。京都では桜の開花はあまり聞きません。本校の校門にある桜も蕾がやや膨らもうとしている気配ですが、まだまだのようです。寒さを耐えないと桜は開花しないと言います。人の成長と同じようです。
成長とは
学校生活1年の節目である修了式を迎えました。「皆は成長したでしょうか?」って尋ねることがよくあります。成長ってどうなることを言うのでしょうか。私たちの昨日の自分と今日の自分とは違います。何が違うのか。それは身体を創っている細胞が違います。日々、私たちの身体は細胞分裂を繰り返し、昨日と今日の身体は確実に違っています。そのことは365日後には明らかに身体が変わっていることに気付きます。それを成長と言えば成長です。しかしその成長は動物にも言えることです。家にいる猫の身体は大きくなりますが、同じ行動を毎日続けています。その行動には変化や違い、あまりありません。動物にはない人としての、人間としての成長。それは物の見方、考え方、捉え方が増えることです。以前はこれしかないと思っていたことが、こんなふうに考えることもできるんだ、と思えるようになる。感じ方も増えると、以前はいらついていた事がいらつかなくなる。これが人間、人としての成長です。一言で言えば、価値観が増える事。思考の方法が増えることです。多様な見方、考え方を獲得することが成長の証なのです。その成長は、意識して行動しないと獲得できません。本を読んで自分とは違う生き方を知る。いろんな体験をして今までに知らなかった事象に触れる。そういう行動を意識しないと人としての成長はありません。明日の春休みから1年間、本を読むことや新たな体験や経験をして価値観や考え方が多様になった2年生、3年生の姿を期待しています。
涙の式場
3月15日(金)第32回卒業証書授与式を挙行しました。卒業証書授与の際には参加した卒業生全員、凛として立派な態度で受け取ってくれました。送辞の大役をしっかり果たした2年生の高橋さん。1年生からの3年間を振り返りながら答辞を涙こらえつつ読んだ元生徒会長の植松君。植松君の答辞の言葉に涙をおさえきれない男子と女子。涙を流すまいとこらえ天井を仰ぐ男子。うつむく女子。会場の空気に誘発されたのか涙を浮かべている在校生。卒業生を見送る花道で目に涙を浮かべ演奏する吹奏楽部員の姿。涙にくれる卒業証書授与式でした。卒業式の涙は、流しても見ていても、いいもんです。悲しいだけの涙じゃないですから。
空は青空
卒業式の朝、空は青く、今日の式を祝福してくれているようです。毎年のことですが、今日が一番厳粛な気持ちになる日です。
明日を控えて
明日15日(金)は西陵中学校の第32回卒業証書授与式。今日は本番を控えて式の予行を行いました。卒業生の引き締まった顔に3年間の成長が窺えます。式予行に参加した在校生は卒業生の姿に引っ張れて緊張した面持ちを覗かせていました。「国歌」「校歌」「旅たちの日に」「蛍の光」は体育館に響き渡る歌声を卒業生と在校生が聴かせてくれました。明日は心配することは何もありません。あるとすれば歌声が涙声となってかすれることでしょうか。
卒業生の思い、在校生の思いシェイクアウト訓練
3月11日は東日本大震災が発生した日です。今日は3年生が校外学習に行っています。2年前も同じで3年生は校外学習で行き先はUSJでした。津波情報が大阪湾にも記されていたので心配でずっとテレビにくぎ付けだったのを覚えています。今日は校門に弔旗を掲げ、午前10時30分予定のシェイクアウト訓練に参加しました。この訓練時刻は本校の2限目終了と同時刻ですので授業終了と同時に行いました。職員室でも机より低い姿勢で30秒間を過ごしました。地震・津波発生当時の破壊された発電所やメルトダウンの様子、救助対策の混乱ぶりがテレビ等で最近あらためて詳細に放送されています。あの混乱状態の中、命をかけて救助に向かわれた人びとの活躍や遅々として進捗しない現在の被災地状況の復興ぶりを報道で知るといろいろと考えてしまいます。
思い出を一杯に
8日(金)に卒業記念行事に3年生が長島スパーランドで一日を楽しみました。卒業式まで1週間です。この間は「卒業生を送る会」「卒業式予行」「清掃活動」など盛りだくさんです。15日の卒業証書授与式まで西陵中学校での思い出を一杯心に詰め込んで生涯に残る卒業証書与式にしてほしいと思います。
救命体験は当為
3月7日(木)4限に3年生が救命救急の模擬体験を行いました。人工呼吸と心臓マッサージ、及びAEDを活用した救命行動が中心でした。一か月ほど前のこと、五条坂を山科から市内中心部へ車で向かっていると対向車線の車が大変混雑しているのが視界に入ってきました。次の瞬間、車線から飛び出て横たわる人に心臓マッサージを繰り返す人の姿が目に飛び込んできました。救急隊の方でないのが衣服からわかりました。非常に生々しい事故現場の横を一瞬でしたが通り過ぎました。間もなく事故現場に向かおうとする救急車に出合いましたが、その事故による渋滞に巻き込まれ身動きがとれないようでした。200メートル位の距離があったと思いますが全く動ける状況でなかったことを覚えています。翌日の新聞にその事故が掲載されていました。記事によると事故の当事者はお医者さんのようでしたので心臓マッサージをされていたのはその方かもしれません。救急車両は緊急事態に備えて万全を期されていますが、上の事故のように必ず救命できる時間に間に合うとは限りません。現場にいる人たちの救命行動が最優先です。自分の家族や友人の万が一に遭遇した際に悔むことがないように救命体験は当為だと思います。
長くもあり、短くもある一日
3月6日(水)の今日は公立高校受検の日です。8時前から洛西高校前で公立高校を受検する生徒を見送りました。生徒の中に「パワーを下さい」という生徒がいました。「頑張っておいで」と声をかけるしかできませんでしたが試験前の生徒の気持ちは伝わってきました。受検生徒全員が洛西高校の校門をくぐったことを確認して学校にもどりました。受検生徒にとって6日は長くもあり短かくもある一日となったのではないでしょうか。
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