京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/07/22
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夢から志へ  志確かに “今より 生きる ! ”

新しい2012年へ

新しい2012年へ
 〜充実した冬休みを〜

 2011年が終わろうとしています。4月に108名の1年生を迎えて、この3学年326名で様々なことに取り組んできました。後期になってからも、体育大会、生徒会役員改選、地域のふれあい行事、そして韓国修学旅行など学校をあげて数々の行事がありました。取組を通して友と協力して何かを成し遂げる難しさとともに一人ではできないことのすばらしさを味わうことができました。それが「学校」です。人との関係においても、学ぶことがたくさんあったでしょう。どの様子にも君たちのヨルシミの姿を見て感動しました。
 冬休みはおうちの人とともいっぱいお話する時間を持って、2011年を終えるにあたって良かったことやがんばれたことを評価し、来年につなげていきましょう。3年生はいよいよ進路実現の時です。
 今年は大震災もありました。被害に遭われた方、遺族の方はどんな思いで新年を迎えられる事でしょう。台風12号の被害もありました。君たちもいろいろなことを感じ「今、自分たちに出来ること」を考えましたね。西院フォーラムの講演からも多くの気づきや決心が見られました。2012年をどう切り拓いていくか、一年のしめくくりと新しい年に向けての決意をしてください。
 
 よい冬休み、そしてよいお年を…



法務大臣賞受賞!

 『「社会を明るくする運動」第8回右京地区作文コンテスト』において特別賞を受けた2年生の玉岡さんの作品が、さらに中央審査にのぼり、第61回「社会を明るくする運動」全国作文コンテストで日本で最優秀である法務大臣賞に選ばれました。
 自己有用感をしっかり受け止めて日常の考え方に生かされていることがとても嬉しいです。また、文章を上手に書くということだけでなく、西院フォーラムでの話から感じ学んだことや普段の家族とのやり取りが、玉岡さんの心に空気を吸っているように自然にしみ込んで人間性となっていることがそのまま文に表れています。
 12月26日東京霞ヶ関の法務省で法務大臣自らのご参列のもと、直々に表彰式も行われました。全文を紹介します。みなさんも読んでみてください。

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「犯罪者の心理と自己有用感」  玉岡 真希

 犯罪が起こった時、その犯人のことを考えることがある。どうしてそんなことをしたのだろう。そんなことをしたら自分の一生が台無しになる。家族が悲しむ。何より被害者、そしてその家族たちがどんなつらいか想像できなかったのではないか。
 もちろん突発的な事件もあるが、そうでない場合、犯人は自己有用感が持てなかったのではないか。
 「自己有用感」、校長先生がよく話して下さる言葉だ。難しく聞こえるが、私はそれを「自分が人の役に立っていると感じること」つまり「ありがとう」と言ってもらえるようなことができているかだと考えている。
 昨年、難病の大学生が私の中学校へ講演に来て下さった。彼女は中学の時にALS(筋委縮性側索硬化症)という進行性の病気を告知され、それまで普通にできていた日常のこと何もかもが人の手を借りないとできなくなった。ごはんを食べることも、水を飲むことも、涙をぬぐうことも・・。そしてそれを介助してもらう度、ありがとうと言う。してもらっているから当たり前のことなのだが、毎日小さなことで何回も何十回も、ありがとう、ありがとう、のくり返し。けれど彼女は、ありがとう、と言われることはなにもできない。そんな自分がとても情けなくなったそうだ。彼女はそんな日々の中で自分にしかできないことはなんだろうと考え、まだ口の筋肉が動くうちに、病気のことや障害をもつということを多くの人に知ってもらう活動を始めたという。
 その講演会の後、その話で勇気をもらった人からたくさんの「ありがとう」が湧き起こった。進行性の病気だから障害を乗り越えることはできないという。それでも障害をきちんと受け止めて、自己有用感を持っている彼女はすごいと思った。
 私はどんな時に自己有用感を感じているのだろう。吹奏楽部で毎日一生懸命練習し、地域の皆さんに聴いてもらった演奏会で「今日は本当に楽しかった。ありがとう」と言われた時などとても嬉しくなる。また、お墓参りに行ったときに頑張って綺麗にしたお墓の前で「ありがとう。助かりました。」と祖母が嬉しそうに笑うのを見ると、その日一日気持ちよく過ごせる。
 自己有用感は小さなことでも感じられると思う。例えば母は小さい頃、老眼になった祖母の縫い針に糸を通す度、「ありがとう。すごく助かるわ。」といわれるのが嬉しくて、何度も糸を通したそうだ。そんなささやかなことの積み重ねでもいい、自分は役に立っていると感じると、人は自己肯定し、自己有用感をもって生きていけるのではないだろうか。
 母の友人は誕生日がくると、自分の母親に電話し「産んでくれてありがとう。」と伝えるのだそうだ。すると母親は「生まれてきてくれてありがとう。」と応えるのだという。そんな「ありがとう」があるのかと新鮮だった。こんな身近なところに誰でも持てるはずの自己有用感がある。
 人の役に立とう。と改めて考えるのは難しい時もあるし、「ありがとう」と言われるようなことができないときもある。でも、そんな時でも親や家族から「生まれてきてくれてありがとう」と言われて育った人は、余程の事情がない限り犯罪者にはならないのではないか。
 自分を大切に思ってくれる人がいる。そう思うと心が強くなる。その人たちを悲しませるようなことはしたくないと思う。そして被害を受けるのがもし自分の大切な人なら…と想像さえできれば悪いことはしにくくなると思う。
 悲しい事件を減らし、社会を明るくするためには、ひとりひとりが自分が誰かに必要とされている人間だと思えること、自分がここに存在するだけで誰かが喜んでくれていると実感できることが大切ではないだろうか。
 「産んでくれてありがとう」
 そして
 「生まれてきてくれてありがとう」
 家族がそんな風につながっていければいいと思う。東日本大震災を経験した日本では今「家族が生きていてくれるだけでいい」と、命の大切さを痛感した人はとても多いと思う。
 私たちが大人になり親になったとき、自分の子どもたちに折にふれ「生まれてきてくれてありがとう。生きていてくれてありがとう。」と伝えることができたなら、それだけでも犯罪は減り、社会はきっと今より明るくなると信じている。


耐久マラソン12月9日

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耐久マラソン12月9日
−桂川サイクリングコース約10km−

 非常に寒い日で時折しぐれるような天候の中でした、桂川サイクリングコースにて耐久マラソンを実施しました。男女同じコースを走り、速い人はなんとわずか32分で10kmを踏破しました。
 嵐山や桂離宮の麓、景観がよく効用も見られる中、自分の体力に合わせて頑張りました。3年生男子の覇者は3年連続1位という栄誉を讃え、校長杯トロフィーを授与しました!

韓国修学旅行3

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引き続き感想を紹介します。

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本当に楽しかったです。今回で思ったことが2つあります。
 まず1つめは「国境を超える友達ができる喜び」です。言葉は通じなかったけど、気持ちは十分伝わったと思います。そしてホームステイの「ジョン」に会えて本当に良かったです。久しぶりに会ったけれど、すごく元気そうだったし、これまでジョンには2回ほどメールを送ったけれど、届いているのかすごく不安になっていたけれど、「メール届いてた。ありがとう」と言ってくれたし、日本語に翻訳してくれた手紙も渡されて、別れがすごくつらかったです。もう会えないかもしれないから…。そう思ったらめっちゃ悲しかったけれど、とてもいい思い出になったし、会えてよかったです。
 2つ目は「友人の大切さ」です。この旅行は2年生93人全員で作り上げたし、「ちっぽけな勇気」を歌った時はこの学年いいな〜ってめっちゃ思ったし、班の人たちもクラスも笑いあってめっちゃ楽しかったです。帰りのバスとかほんまに「あげポヨ〜」やったです。この学年、このクラスで生活するのもあと3ヶ月くらいやし、残りの学校生活enjoyしたいです!Korea最高―っ!

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 私は本当に修学旅行に行く前韓国のことを好きではなかった。この反省会をしている時もみんな現実をよくよく見てほしいいと思っているし、私以外の日本人は私が見つけていない日本の良いところをいっぱい知っているだろうし、私もそこをしっかり見て行きたいし、みんなも日本の悪いところ、「心」とこいう機会に向き合ってほしいなぁと思う。もしかしたらもう向き合っている人もいると思うけど。
 でも私は韓国に行って本当に良かったと思っている。私たちが持っているおかしな偏見を捨てることがきっとできたと思うから。嘘とかではなくて、この修学旅行で私の人生は少し変われたと思う。


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 とにかく寒い!けど心はHot!な体験ができました!!人権の違いをすごく感じた。日本の真面目さと韓国の積極性を掛け合わすとすごく良くなる。日本と韓国が一つになった!!これはただの旅行ではないです。失敗があってこその判別行動だったと思うし、行く前より一回り、ふた回り大きくなって帰ってきたと思います。



韓国修学旅行2

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引き続き感想を紹介します。

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 (世道中学校との交流について)初対面の人ばかりで、ためらう気持ちもあったけど、この交流があって本当に良かったと思います。国境を越えてこんなにも仲良くできたり、言葉の壁も乗り越えて、お互い笑い合ってるということに感動しました。

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 (世道中との交流行事について)扶蘇山に登っている時にいっぱいお話ができました。写真も撮れたし、国境を越えた友達ができました。修学旅行で一番楽しかったです♪ガールズトークとかもできました。韓国の男子は優しかったです。
 今回の旅行に行って一番感じたことは「感謝」です。生徒を最後まで見守ってくれた先生方、いっぱい考えて大きいものを作り上げてくれた実行委員の人たち、カメラマンさん、世道中の方々、ガイドさん、その他の人もいてくれたから韓国との国境を越えたと思うし、2年生で団結出来たし、すごく大きなものを得られたと思います。1人の行動で全員が喜べた、楽しめた、感動できた、迷惑かかった、悲しんだ、そんな一人の大切さ、「ヨルシミ」でやるとどれだけ気持ちいいか、言葉は分からなくても分かろうとし合える大事さ、自己有用感、こういうことが学べた修学旅行だったと思います。本当にありがとうございました!

韓国修学旅行!

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〜国境を越えた友情◆韓国修学旅行◆国際理解を深めました!〜

 本当に意義深い修学旅行となりました。修学旅行実行委員長からは『私たち一人ひとりにとって、「学べる何か」を学ぶのではなく、「学びたい何か」を学べる修学旅行にしましょう!』とメッセージがありました。その想いを受け、積極的な交流と国際理解の実地研修になりました。事後の人権学習を交えて、生徒たちの感想を紹介します。交流の様子や大都会ソウルなど校内の掲示写真もぜひご覧ください。

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 今回の修学旅行は本当にめっちゃ楽しかったです。みんなで創り上げた修学旅行はめっちゃ充実したものになりました。
 世道の人はみんな優しくて温かい人達ばかりでした。昔韓国は日本の植民地だったけど今は全然その面影がなくて仲良くできました。韓国の人たちも知っているとは思うけど、あまり気にしていない様子でした。だから、また昔のことを繰り返してしまうんじゃないかと少し怖くなりました。判別行動では京都よりだいぶ都会な明洞に行ってすごくしんせんでした。景福宮では日本と隣の国やけど色彩とか文化が違うことなどたくさん知る事が出来ました。韓国へ行って、いろいろなものを体験して、見て、感じることが出来ました。これで学んだことを普段の学校生活などに生かしていきたいです。

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 僕はこの修学旅行全般を振り返ってまだまだ自分には不十分なことがあるのが、改めて実感できたと思います。それと同時にいろんなことを学び、楽しめたことも多くありました。
 国際感覚、人権感覚、自主自律、集団の規律などはこの修学旅行が始まるまでは今ひとつピンと来ない言葉でした。しかし、この修学旅行を通してその言葉の意味が形になって少しずつ見えてきたような気がします。この修学旅行で己の中の何かが変わったような気がします。「どこまでゆけるか分からないけれで僕らは走り出す、明日へ」これは僕たちが交流校に向けて歌った「明日へ」の歌詞の一部です。これからもこの修学旅行で学んだことを生かし、頑張っていきたいです。

耐久マラソン

本日の耐久マラソンは,予定通り《決行》します。

修学旅行帰校速報!

修学旅行団は,ただ今「阪神高速京都線・上鳥羽」で高速道路を降りました。9時前には,学校に到着すると思われます。みんな元気でよかったです。それでは,これで速報を終了させていただきます。有難うございました。

修学旅行帰校速報!

修学旅行団は,現在「堺」を通過しました。学校への到着は,9時頃になるようです。
※写真は,本日の見学をした「戦争記念館」と「景福宮」の画像です。
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修学旅行帰校速報!

ただ今,「解団式」を終え,関西国際空港を出発しました。
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京都市立西院中学校
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