京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/07/01
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学校教育目標 ≪未来に向かってしなやかに伸び続ける≫

授業での学び、それは夢の実現への第一歩

平成24年が始まりました。今年は辰年です。今年は昨年起こった東日本大震災を乗り越え、昇り竜のように躍動する年となることを祈っています。
さて昨年、オムロンという健康器具(体温計、血圧計など)で知られている企業で人事部長をされている方の講演を聞く機会がありました。そのタイトルは「今、企業が求める人材」。どのようなお話が聞けるのか楽しみにして行きました。この人事部長の物腰の柔らかい語り口からでるオムロンの若手人材育成について印象に残る話を2点紹介したいと思います。
一つは「若手は議論下手で自分の考えは述べるが単発の発信に終わる」という話です。
仕事はチームを組んで行うので、チーム内でそれぞれの人がバラバラのことを考えていたり、言いっ放しで終わっているようでは仕事になりません。一人ひとりが考えていることをお互いに発信して、チームとして一つの考えにまとめ仕上げていくのにコミュニケーションを通じて築くことが大事です。その作業が若手は下手であると指摘さました。
もう一つは、「5+5=X、は解けるがX+Y=10は苦手。つまり正解が一つでない問題を解くことが苦手である」という話です。世の中の仕事には数学のように予め正解となる答えは存在していません。そのような答えがあれば企業も、そこで働く人も苦労はしません。正解がないから、より相応しいと考える答えを出す。そのことに諦めず忍耐強く、取り組む姿勢(行動力)を企業は求めている、ということです。学校はこれまでテストで正解がはっきりしたものを扱ってきました。その結果、答えを早く知りたがる体質を生徒に生んできたかもしれません。そのことが「X+Y=10は苦手」と言われていることに繋がっているのでしょうか。
さてこれら2つの話から、世の中の企業(会社)では、学校で獲得した知識を縦横無尽に使い、周りの人とコミュニケーションをとりながら一つの結論を粘り強く導く作業ができる人材を求めていることがわかります。
これらの求められる人材の素地は学校の授業の中でしか身につける機会はありません。このことを踏まえてこれまでの西陵中学校の授業や学校生活を振り返ってほしいと思います。西陵中学校の授業ではグループで作業したり、話し合ったりして課題解決に向かう授業に取り組んでいます。これは先ほどの求められる人材の素地づくりとも言えます。その授業を日々大切に臨んでください。授業で学ぶこと、それは夢の実現への第一歩となるはずです。

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