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最新更新日:2025/06/26 |
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『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() ![]() 9月30日、「合唱コンクール」を最後に今年度の学校祭文化の部が終了しました。全体として上出来だったと思います。階段アートの作品、学年劇、教科や部活動の展示に吹奏楽部の演奏、どれも大変よかったですが、特に私の印象に強く残ったのは、オープニングセレモニーと3年生のデジタル貼り絵、育成学級の合唱でした。 オープニングセレモニーでは、生徒会本部役員と育成学級に通う生徒たちが和太鼓の演奏を行いました。趣味で太鼓をやっておられる管理用務員さんに指導してもらいながら、ほぼ1月に渡って練習してきました。私もそれが習慣となるくらい練習を見に行きました。それほど見る者を引きつける魅力があったのです。その原因はそこに集う生徒たちの真剣さだったと思います。一つひとつの指示に「はい!」と礼儀正しく答え、確実に上達していきます。変化していく自分たちの姿が自覚でき、そのことが彼らのやる気を更に高めていたようです。発表当日は、緊張感一杯の表情で一生懸命に太鼓を打つ演奏者の姿に、体育館の全校生徒が引き込まれました。にわか作りの集団とは思えないほどの完成度でした。 3年生のデジタル貼り絵は、今年で3年目の経験です。専用のソフトを使って描いた下描きの指示に従って1センチメートル四方の色紙を張り付けていく、気の遠くなるような作業です。チマチマと一人ひとりが張り続けているときには「何がどうなるのか」分かりにくいぶん、全部を繋ぎ合せて離れた場所から見たときの感動は大きいです。 今年度は学年で2作品を完成させました。色づかいが鮮やかで、山科疏水の秋の景色を描いた作品が素晴らしかったです。 合唱コンクールでは、どの学年どの学級もとてもよく頑張っていました。学年が進行するごとに、歌声は元気のよいものから重厚なものになっていきました。 最後に育成学級の発表がありました。人数が圧倒的に少ないためもあって、ハーモニーの美しさまでは作り出しえません。しかし、7人の生徒の、これ以上出すことができないほどの大きな歌声は、聴く者の魂を震わせました。一生懸命に歌う生徒たちと共演する形で、文化図書委員の生徒たちと教職員が2番から合唱に加わりました。 育成学級の子どもたちと普通学級で学ぶ生徒たち、それに教職員でつくる合唱は、美しいハーモニーを聴くのとは異なる感動を与えてくれました。ステージを見つめ、合唱を聴くうちに涙を流したのは、おそらく私だけではないでしょう。 一生懸命な姿は感動をよびます。この場合は、腹の底から声を出して一生懸命に歌う姿でした。一生のうちで、最も周りのことが気になる年頃の子どもたちの中で、「自分が、精一杯歌いたいから歌うんだ。」とばかりに声を張り上げる姿は何とも美しいです。そして、そんな姿に魂が揺さぶられ、涙する生徒の姿も何人も見ました。 さあ、次は学校祭体育の部です。一人ひとりが、自分のなすべきことに精一杯の力を発揮してほしいです。どんな興奮と感動がもたらされるのか、楽しみで仕方がありません。 『学校祭文化の部』が終わりました![]() ![]() ![]() 各学年とも練習してきた成果を発揮して「甲・乙」つけ難い合唱を聞かせてくれました。各学年の「最優秀賞」は以下の通りです。 1年−4組 2年−3組 3年−4組 尚、1・3年−7組には「エネルギッシュで賞」が贈られました。 |
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