京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/06/19
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北にそびえる 鏡山   西に連なる東山 松のみどりに 包まれて 白くあかるく 照りはえる 希望あらたな 学び舎は 我らの 花山中学校

『小塩江中学校との交流会』盛会に終わる

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 福島県須賀川市立小塩江中学校の3年生と先生方が花山中学校を訪れられました。
 京炎そでふれの歓迎の舞に続き、生徒会本部による歓迎会、ブラスバンド部のウエルカムコンサートの他、各部活動の生徒による心温まるパフォーマンスで交流を行いました。
 PTAの皆さんからは、手作りのお土産プレゼントの他、メロディーベルの演奏、京都のお母さんからの励ましの言葉がありました。
 最後に、小塩江中学校の西内校長先生からお礼の言葉がありました。
 その中で、この半年間の生活を振り返っての話を聞かせて頂きました。その場にいた花山中学校関係者にとっては、震災をより身近に感じる瞬間でした。
 小塩江中学校の皆さんを励まそうと取組を始めた訳ですが、終わってみれば花山中学校の生徒や教職員がたくさんのことを学ばせてもらった気がします。
 この交流が、お互いの今後にとって大きな力になることを願って止みません。

『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「25人目の選手」
 秋季大会(新人戦)が始まっています。台風の影響で一週間遅く開幕した軟式野球も、熱戦を繰り広げているところです。
 さて、本校のベンチに一人、車いすに乗った選手がいます。野球部顧問の先生が担任をする、肢体育成学級に通う生徒Aです。Aは野球が大好きで、よく担任の先生とも阪神タイガースの話に熱狂すると聞きます。この夏休みは、すべての公式戦と練習試合の応援に行ったそうです。
「きょうは、○○のかえりにがっこうによりました。やきゅうぶがれんしゅうしているとおもったのですが、していませんでした。せんせいにもあえなかったので、ざんねんでした。」
 夏休みに書き続けた日記の中の一つです。Aは、今年度になってから担任の先生との間で交換日記を始めました。この分量を書くのに2時間以上かかるところからのスタートだったと聞いています。1日も休まず書き続けた日記の内容は、担任の先生を慕う気持ちに溢れています。また、担任の先生が情熱をかけて指導している野球部に対しても強い思いをもつようになったようすが伺われます。
 新人戦を前に、担任の先生は顧問として、部員にAをベンチに入れることを提案しました。彼の車いすを押す役割を担う者も出てきました。対戦する相手校の顧問の先生にも了解をとりました。皆さん、快く認めてくださったそうです。そうして実現したのです。
 昨日、今季2戦目を見に行きました。審判団から試合開始整列の声がかかります。車いすを押してもらって、一番端にAも整列しました。いつも以上に背筋が伸びているように思います。皆に遅れまいと、他のメンバーよりも早く帽子のつばに手をかけます。「これから、大宅中学校と花山中学校の試合を始めます。」「お願いしまーす!」球審の声に続き、両校選手の大きな声の中にAの声もしっかりと聞こえました。
 Aの担任は、育成学級を受けもつのは今年が初めてです。先輩の先生からアドバイスを受け、教育委員会が主催する研修会で学びながら関わってくれています。担任が言ったことの中で、私の頭から離れない言葉があります。
「私ははじめ、障害があるAは可哀そうだと思っていました。しかし、今は障害があることで、Aがさせてもらえない事があるとすれば、その方がずっと可哀想です。だから、私はAに出来るだけ多くの経験をさせてやりたいと思っています。」
 炎天下の野球観戦。大きな声を出して応援もします。『体調は大丈夫だろうか?』そばに養護教諭がついてはいるものの、皆がそんな心配もします。送り迎えをされる保護者の方は、Aの一生懸命に応援する姿を嬉しく見つめておられます。
 25人の今の目標は、市内決勝戦まで勝ち進んで“わかさスタジアム”で戦うことだそうです。野球部に限らず、花山中学校ではこうした「一人を大切にした取組」が色々な場面で行われています。頼もしく、嬉しい限りです。

『小塩江中の3年生がやってきます』

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 12日の月曜日、福島県須賀川市立小塩江中学校の3年生と先生方が本校を訪問されます。震災からこれまでの間、生徒会本部やPTAの皆さんが何度かやりとりをしてこられました。
 半年間延期されていた関西への修学旅行が、ようやく実施されるということで、本校への訪問が実現しました。日程の都合で、滞在時間はあまりありませんが、お互いにとって有意義な時間になればよいなと思っています。
 現在、生徒会本部役員とPTA本部の皆さんが中心になって、歓迎の内容を考えていただいています。
 保護者や地域の皆さま、お時間のある方は、どうぞ見学にいらしてください。
 訪問及び交流についての内容は以下の通りです。

1 日時  平成23年9月12日午後5時頃から40分程度

2 内容  迎える会 生徒代表(両校)と花山中校長の挨拶
      校内見学 吹奏楽部によるウエルカムコンサート
           部活動や学校祭に向けての取組の様子を見学
      送る会  PTA本部の皆さんが考えておられます 
小塩江中校長の挨拶

3 参考  訪問者  3年生17人 校長 教師2名 計20人
      写 真  本校との交流が、福島の新聞に紹介された記事の一部 
  
 

『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「道徳の授業を見て」
 9月になりました。最初の土日は、台風の影響で新人戦の一部が中止になったり練習ができなかったりで、やや気勢をそがれた感がします。そんな中、男子バスケット部の試合では、最後の24秒で逆転し僅か1点差で勝利をものにしました。『あのまま1点差で負けていたら…』と思うと1プレーの重みを思わずにはおられません。
 さて、5日(月)の6時間目。朝机上に置かれてあった指導案につられて1年生の道徳の授業を見に行きました。題材はフジTVの番組「偉大なる人」からの「カミカゼ特攻隊」です。30分間の中身はとても見ごたえがありました。
 特攻隊に志願し出撃した主人公は、目標とする戦艦に行き着くまでに敵機の襲来に遭い、身体に機関銃の弾を数発受けたものの、機は何とか撃墜されずに不時着して助かりました。そして、次の出撃までの間に終戦となり奇跡的に命をとりとめました。その人の証言をもとに、実際の映像も組み入れて作成されたビデオはとてもよくできていたと思います。戦争に対する批判。自分の命と引き換えに国や家族を守りたいという特攻隊員の気持ち。「特攻」という矛盾に満ちた作戦を考えた上官に対する怒りの感情。家族や大切な人への愛。命の大切さについてなど、考えさせるべき内容は多岐にわたっていました。
 ビデオには、私も引き込まれました。途中、子どもたちの様子を見ると、人に気づかれないように、そっと涙を拭う者が少なからずいました。ビデオ視聴の部分が長くとられた授業内容だったので、子どもたちの感想が十分に聞けなかったのを残念に思いました。「あとで感想を読ませてください。」終業のチャイムが鳴った後も一生懸命に感想を書き続けている子どもたちを見ながら、担任の先生にそう言い残して教室を後にしました。
 教諭時代、太平洋戦争を扱うときには、沖縄戦や特攻隊のことを題材にして社会科か道徳か分からないような授業をしてきたことを思い出します。その対象は3年生で、今回のように1年生がこれほど引きつけられることが意外でもありました。担任の先生から借りた感想文を見ると、1年生の素直な気持ちが表されていて、良い時間になったことが分かります。
 いよいよ学校祭に向けての取組が始まります。この時間のように子どもたちの心を耕す活動を続けてほしいと思います。
○ 私は、特攻という作戦は本当に嫌だなと思いました。勝ちに行くんではなく、死にに行くなんてひどいなと思いました。死んでしまったら、残された家族も悲しい思いをすると思います。勝たないまま戦争が終わったら、やっと終わったと思う気持ちもあるけれど、死んだ人たちを思うとやりきれないなと思いました。
○ 国のために命をかけて戦うというのがとても恐ろしかったです。どんな思いをもっていても、命令に従わないといけないことに対しておかしいと思いました。特攻は死にに行くようなものだし、簡単に命を奪われてしまう、恐ろしいものだと思いました。私は、戦争のある時代には絶対に生まれたくないと思いました。


『銀メダルをもって』

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 第34回全国JOCジュニアオリンピック水球の部で準湯勝を果たした3年2組の大本航生君が、銀メダルをもって校長室に受賞の報告に来てくれました。
(弟の1年2組晋平君も一緒に出場していました。)
 全国大会で活躍してくれるのはもちろん嬉しいのですが、こうしてきちんと報告に来てくれることを嬉しくそして頼もしく思います。
 実は夏休み明け早々、3年4組の魚住和司君も、少林寺拳法の全国大会に出場し、その報告に来てくれました。(紹介が遅くなってごめんね)
 これからも多くの生徒たちが、様々な場面で活躍してくれることを願っています。

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