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最新更新日:2024/07/24 |
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4年みさきの家回顧録 10
「みさき」で最も忙しいのは三日目の朝です。使ったシーツを返却したり,荷物を整理したり,部屋を掃除したりとやらねばならないことが山ほどあります。しかもそれを退所式までにやりきらねばなりません。ここでも普段どれだけのことを自分でやってきたかという生活経験の差が出てしまいます。
野外宿泊活動が初体験の4年生ですから,できるだけたっぷり時間をとっていました。ところがみんな頑張って(協力するところは協力して)動いたので,結構スムーズにいきました。時間に余裕ができたくらいです。 退所式では「みさき」の所長さんからみんなが協力して三日間無事過ごせたことを褒めていただきました。 3枚目の写真はアカテガニです。「みさき」がオープンしたころは,敷地の内外にたくさんいたのですが,最近ではめっきり数が減りました。 ![]() ![]() ![]() 異文化交流会(3年)
同志社大学に日本語を勉強しに来日されたお兄さん,お姉さんが四錦に来てくださいました。
3年生にも5人の方が来てくださり,一緒にいろんな遊びをしました。 最初はルールが分からなくて戸惑っていた子どもたちも, 一緒にしていくうちにスムーズに進められるようになり,とても盛り上がりました。 最後に,「おはようございます」や「ありがとう」などの言葉を,5人の方の母国語で教えてもらい,プレゼントに手作りのしおりをいただきました。 また,いろいろな国の文化や言葉に触れ合う機会があればいいなと思います。 お兄さん,お姉さん,ありがとうございました。 ![]() ![]() ![]() 4年みさきの家回顧録 9
夕方から風が強くなってきました。最初,キャンプファイアは第2営火場でする予定でしたが,火の子が飛ぶかもしれないので,急遽,プレイホールに場所変更しました。屋内のファイアもそれなりに面白いのです。暗幕を閉めれば早くから暗闇が作れます。音が逃げない分,集中します。スケールのでかい屋外でのキャンプファイアは来年花背で楽しむことにしました。
次々に繰り出される出し物に子どもたちは大喜び。みんなで大いに盛り上がりました。最後は火の守りをしてくれた栗原先生がおき火で星を作ってくれました。 ![]() ![]() ![]() 4年みさきの家回顧録 8
「みさき」のプールは周りが広々しているんでリゾート気分になれます。みんな本当に気持ち良さそうにしていました。
3枚目の写真があずまやです。主に食事場所に使いました。こちらもリゾートっぽいでしょ。 ![]() ![]() ![]() 4年みさきの家回顧録 7
今にも泣きだしそうな空からとうとう雨が落ちてきました。磯観察に出かけるべく全員あずまやに集合しました。そこで起こった出来事。
赤白帽をかぶっていない子がいます。聞けば,バンガローに置いてきたとのこと。あずまやからバンガローまではそこそこ距離があります。今から取りに戻っていては出発が遅れます。「どうしますか?」という先生の問いに,「バンガローまで取りに行くのを待ってあげます」という声。「忘れてごめんなさい。取りに行くので待っていてください」と言って小雨の中をバンガローへ駆けだす子。ここまでは青春学園ドラマみたいでちょっとイケてたんです。 直後,「軍手を忘れました」「水筒を忘れました」「はあ〜?」 全員がやっと揃って宮崎浜に出発するころには,すっかり雨は上がっていました。 1枚目の写真。岩の上にかっこよく立っているのは他校の校長先生です。私ではありませんので念のため。 ![]() ![]() ![]() 4年みさきの家回顧録 6
「みさき」の消灯時刻は10時です。昼間の活動で体はみんな疲れているはずですが,気持が高ぶって,そう簡単には寝られません。これは,5年生の「花背」でも,6年生の修学旅行でも同じことが言えます。友だち同士で寝るなんてことは普段はなかなかありませんから,興奮するなと言う方が無理ですね。私たち大人もかつて子ども時代に全員経験したことですから,容易に想像できます。
ただ,寝てもらわないと,次の日寝不足で体調不良,最悪の場合は活動に参加できないという事態になりかねません。それに疲れてホントに眠い子もいます。そんな子の迷惑にならないように静かに地味〜に友だち同士で過ごすスペシャルな夜を楽しんでくれたらと毎回思っています。 起床は6時。6時まではバンガローやテントを(トイレや緊急時以外)むやみに出てはいけないのがルールです。リーダー室で寝ていると,6時よりはるか前からテントサイトから話し声が聞こえます。全くボリューム調節ができない子どもたち。外をうろうろしている子もいました。どこの学校の子というより,全部京都市の子です。3校の先生方で指導にあたります。見ていると,どの先生も自校の子どもにはやや厳しめのようです。これもよく分かる話です。他の学校の先生に声をかけられると,しかもそれが褒め言葉だと子どもはめちゃくちゃうれしいんです。私もこの三日間で他校の子をたくさん褒めました。特に進んで挨拶してくれた子には,褒め言葉が自然に出ました。 写真は朝の掃除(かまどを掃除しているグループ),3校合同の朝の集い(各々学校紹介をします),朝食(パン・ミルク・簡単なおかずセット)です。眠そうにしている子はいますが全員元気です。それより気になるのが空模様です。 ![]() ![]() ![]() 4年みさきの家回顧録 5
所内散策の時に,きもだめしのコースを子どもたちと下見する予定でした。ところがその所内散策ができなかったので,下見なしにきもだめしをするのはリスクが大きすぎると判断し,ナイトハイクに取組を変更しました。
ナイトハイクはクラスで夜の「みさき」の敷地内を歩きます。敷地の北側は小高い丘になっていて,木々が密生している場所もあるので,みんなで歩いていてもちょっとドキドキしたかもしれません。懐中電灯の明かりを頼りに一周してきました。この後は予定では星空観察です。 今日は一日雲に覆われていることが多かったので,「あつい〜!」という感じの日ではありませんでした。「雲が切れたら星の観察ができるのになあ…」と半ばあきらめていたところ,どんどん雲が動きだし,南の空に見事なさそり座が出現しました。そして見る間に雲が切れ,満天の星に子どもたちの中から驚きの声があがりました。夏の大三角も実にきれいに見えます。芝生広場で,京都の夏とは別物の涼しい風に吹かれながら,これまた京都の空とは別物の星空を堪能しました。これが「みさき」の醍醐味です。 ![]() ![]() ![]() 4年みさきの家回顧録 4
野外炊事は「すき焼き風煮」づくりです。班ごとに力を合わせて作ります。包丁を使って野菜を切ったことがない子がたくさんいました。(花背に行った5年生の中にもたくさんいました)おっかなびっくりです。そんな中に上手に包丁を使う子がいます。間違いなく,家で使っている子ですよね。「猫の手よ!」と注意を促すと,みんなさすがに食材を抑える手の指をキュンと曲げます。まあ,切り方が拙いのも「みさき」の味です。
火おこしは思いのほかうまくいけたと思います。薪がしっかり乾燥していたこともありますが,一発で火が起こせました。とりあえず,切り傷なし,やけどなしを喜びたいと思います。 「すきやき風煮」はめったにしくじりのない安心メニューです。この日もみんなうまくできました。多少,味に濃淡の差はあってもどの班も十分おいしく食べられるものが完成しました。量もたっぷりあります。 ご飯は業者が届けれくれました。いよいよ,「いただきます」です。自分で作ったものがおいしくないはずはありません。箸もすすめば,会話もはずみます。 特筆すべきは後片付けです。さぼらずやるのは当たり前。協力するのも当たり前。すすんで動く子,困っている子をさりげなく助ける子を何人も見ました。感動です。 ![]() ![]() ![]() 4年みさきの家回顧録 3
「みさき」に着く時刻が遅れたため,細々した日程変更を余儀なくされました。というのは,施設を利用するのが本校だけなら,「時間をずらす」という措置で対応できるのですが,伏見板橋小・納所小と3校でプログラムがぶつからないようにせねばなりませんから,取組の順番を入れ替えるなどの工夫が必要になります。
ポコッと時間が空いたので,集合写真の撮影がてら芝生広場に出ました。空は晴れて風はさわやかです。みんなが「みさきに来た〜!」という気分になれる時間でした。 その後,3校合同でプレイルーム(屋内体育施設)でオリエンテーション。シーツやシュラフ(寝袋)の使い方や片づけ方の勉強です。所員の方の慣れた説明で楽しく勉強できました。 予定では,この後,敷地内をめぐる所内散策だったのですが,野外炊事の時間が迫っていたため,所内散策は残念ながらカットしました。 ![]() ![]() ![]() 4年みさきの家回顧録 2
バスの中の子どもたちのテンションが高いのは初めての野外宿泊活動に対する期待や不安を考えると十分うなずけます。ワクワクドキドキしている様子が随所に読み取れました。それにしても天気予報の傘マークが気になります。
バスが名神に乗ってしばらく走ったころ通行規制等の電光掲示板に,「火災のため新名神甲賀土山〜亀山通行止」の表示を発見。「???」といぶかしげにその後も電光掲示板を注視していると,やっぱり同じく「通行止」の掲示。思わず「えーっ!」。甲賀土山で高速を下り,国道1号で鈴鹿越えという緊急事態。当然のように渋滞。亀山から再び高速に乗りました。みさきの家には事情を説明し,遅刻する旨を伝えました。バスの前の方だけのやり取りで進めましたので,ほとんどの子どもたちは,正規(予定)のルートを走っているものと思っていたかと思います。「高速で火災」というのは「車が燃えた」ということなんでしょうか?詳細は分かりません。 そんなことがあって,「みさき」到着が30分以上遅れました。 入所式はみんな緊張の面持ちで行いましたが,節度があって上手にできていました。 ![]() ![]() ![]() |
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