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最新更新日:2025/06/19 |
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『東山を西に見て』〜Make legend〜![]() 9月になりました。最初の土日は、台風の影響で新人戦の一部が中止になったり練習ができなかったりで、やや気勢をそがれた感がします。そんな中、男子バスケット部の試合では、最後の24秒で逆転し僅か1点差で勝利をものにしました。『あのまま1点差で負けていたら…』と思うと1プレーの重みを思わずにはおられません。 さて、5日(月)の6時間目。朝机上に置かれてあった指導案につられて1年生の道徳の授業を見に行きました。題材はフジTVの番組「偉大なる人」からの「カミカゼ特攻隊」です。30分間の中身はとても見ごたえがありました。 特攻隊に志願し出撃した主人公は、目標とする戦艦に行き着くまでに敵機の襲来に遭い、身体に機関銃の弾を数発受けたものの、機は何とか撃墜されずに不時着して助かりました。そして、次の出撃までの間に終戦となり奇跡的に命をとりとめました。その人の証言をもとに、実際の映像も組み入れて作成されたビデオはとてもよくできていたと思います。戦争に対する批判。自分の命と引き換えに国や家族を守りたいという特攻隊員の気持ち。「特攻」という矛盾に満ちた作戦を考えた上官に対する怒りの感情。家族や大切な人への愛。命の大切さについてなど、考えさせるべき内容は多岐にわたっていました。 ビデオには、私も引き込まれました。途中、子どもたちの様子を見ると、人に気づかれないように、そっと涙を拭う者が少なからずいました。ビデオ視聴の部分が長くとられた授業内容だったので、子どもたちの感想が十分に聞けなかったのを残念に思いました。「あとで感想を読ませてください。」終業のチャイムが鳴った後も一生懸命に感想を書き続けている子どもたちを見ながら、担任の先生にそう言い残して教室を後にしました。 教諭時代、太平洋戦争を扱うときには、沖縄戦や特攻隊のことを題材にして社会科か道徳か分からないような授業をしてきたことを思い出します。その対象は3年生で、今回のように1年生がこれほど引きつけられることが意外でもありました。担任の先生から借りた感想文を見ると、1年生の素直な気持ちが表されていて、良い時間になったことが分かります。 いよいよ学校祭に向けての取組が始まります。この時間のように子どもたちの心を耕す活動を続けてほしいと思います。 ○ 私は、特攻という作戦は本当に嫌だなと思いました。勝ちに行くんではなく、死にに行くなんてひどいなと思いました。死んでしまったら、残された家族も悲しい思いをすると思います。勝たないまま戦争が終わったら、やっと終わったと思う気持ちもあるけれど、死んだ人たちを思うとやりきれないなと思いました。 ○ 国のために命をかけて戦うというのがとても恐ろしかったです。どんな思いをもっていても、命令に従わないといけないことに対しておかしいと思いました。特攻は死にに行くようなものだし、簡単に命を奪われてしまう、恐ろしいものだと思いました。私は、戦争のある時代には絶対に生まれたくないと思いました。 『銀メダルをもって』![]() (弟の1年2組晋平君も一緒に出場していました。) 全国大会で活躍してくれるのはもちろん嬉しいのですが、こうしてきちんと報告に来てくれることを嬉しくそして頼もしく思います。 実は夏休み明け早々、3年4組の魚住和司君も、少林寺拳法の全国大会に出場し、その報告に来てくれました。(紹介が遅くなってごめんね) これからも多くの生徒たちが、様々な場面で活躍してくれることを願っています。 |
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