京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/06/27
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ハートフルマーク
北にそびえる 鏡山   西に連なる東山 松のみどりに 包まれて 白くあかるく 照りはえる 希望あらたな 学び舎は 我らの 花山中学校

『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「伝統の力」
 「生徒は、なんで、これほどまでに楽しみにするんやろう。」本校の収穫祭をそのように思います。ある生徒が地域の方に言った言葉が特に印象的に残っています。
「おっちゃん、収穫祭に来たらええやん。おもろいし。」
 実際、前日準備の段階から大いに盛り上がっています。それはあたかも、体育祭や文化祭の前日のようですらあります。PTAも同じです。子どもたちが縦割りグループに分かれ、菜園で収穫した野菜を入れた焼きそばやスパゲッティ、カレーライスなどの料理を作るのに便乗するように、PTA本部の方も朝から多くのカレーを作って参観に来られた会員さんにふるまわれます。そう、保護者の方も楽しんでおられるのです。
 教職員の事前の取組も尋常ではありません。職員会議への提案のペーパーは数枚に及び、先週末には地域の工務店から頂いた廃材を薪へと加工していく通称“薪割り”に大汗をかきます。委員会を指導して短冊をつくらせ、前日の準備ではテント張りからコンロや炊事場の整備、短冊を吊るす笹飾り用の大きな笹の調達まで行います。この間、グループ会議を数回もち、グループの目標からメニューの決定、買い出しの準備など驚くべき仕事量です。まさに体育祭や文化祭並の一大行事です。また、管理用務員さんと事務員さんは、生徒の指導のため十分に食べられないであろう教職員のために、40人前のカレーライスを作られます。この準備も数日前から行われるのです。こうした教職員の陰の支えがあって、子どもたちは行事を思う存分楽しむことができるのです。
 文化祭や合唱コンクール、体育祭などが毎年盛り上がるのは、その学校の「伝統の力」があるからに他なりません。先輩が築いてきたものを継承し、更によいものを仕上げようと願う気持ちが「伝統の力」には働いています。本校の収穫祭にもこの「伝統の力」を感じずにはおられません。
 校下にある保育所の所長先生も収穫祭を参観に来られました。PTA会長の紹介だそうです。PTA本部が作られたカレーライスを保育所の卒業生の保護者の方たちと一緒に食べておられました。見学者の飛び入り参加で、思いのほか盛り上がった午後からのブラスバンド部の演奏をご覧になって、「これほど素晴らしいとは思いませんでした。中学生の力というか、ノリの良さというか、自由さというのか、そんなものを感じました。何故かしら涙が出てきます。」そう言って声を詰まらせられもしました。
 子どもを楽しませ能力を伸ばすために、惜しむことなく力を発揮する教職員。教職員の気持ちに応えようと一生懸命取り組む生徒たち。そして、それを支えるPTAと地域のみなさま。今日の収穫祭を見て、これからの行事がますます楽しみになりました。学校教育は「伝統の力」に支えられているところが大きいです。

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