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最新更新日:2025/07/09 |
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ちょこっと通信
校長室から 〜4月ちょこっと通信〜
今年は・・・ まずは最初にご挨拶いたします。今年度も引き続き京都市立池田東小学校の校長を仰せつかりました安田曜です。昨年度にまして学校にご支援,ご協力くださいますようお願い申し上げます。 また気がかりな点やご質問がございましたらお気軽にお知らせください。 さて,もうすっかり定番となりました4つの「かん」 *感動 *感謝 *時間 *関係 を今年も力を入れていきたいと思います。≪池田東の合言葉≫として新しくご入学なされた保護者の方々もぜひ覚えてくだされば幸いです。 まずは「感動」 わかって嬉しい! おいしいものを食べておいしい! 夕焼けが綺麗で美しい! 次に「感謝」です。 助けてもらってありがたい! 見守っていただいてありがたい! 食に感謝! 「時間」も大切に。 朝はちゃんと起きよう! 約束の時間には遅れずに! 授業中は座れたかな? 上手な「関係」を。 友達をたくさん作ろう! コミュニケーションを大切に! いじめをやめよう! こんな簡単なことをしっかりと考えられる子,しっかりとできる子を育てたいと思っています。ご家庭や地域でも同じ方向で子どもたちをはぐくんでほしいのでよろしくお願いします。 先日「子どもを共にはぐくむ京都市民憲章推進条例」が制定されました。子どもたちのため,今,われわれ大人は何ができるのか,何をしなくてはいけないのか考えて行動の一歩を進めよう,という,この条例の草案は子どもを考える京都市の一人一人のおもいを聞いてできあがりました。 いっぱい「感動」し,小さなことでも「感謝」でき,「時間」をむだにしないで,人と人とのよい「関係」を作っていけば,この条例のいうような大人に近づけるのではないでしょうか。またそんな次代を担う子どもたちを育んでいけるのではないかと思っています。今年度もよろしくお願いいたします。「 新学習指導要領の改訂 今年度は学習指導要領(学校で教えなくてはならない指針や内容を定めたもの)が改訂されました。それに伴っていくつかの点で変更があります。 例えば時数 1年生は週25時間ですので毎日5校時まであります。(慣れるまではこの限りではありません)2年生も一時間増え,26時間となりました。3年生〜6年生は昨年と同じです。 内容は? 5・6年生の外国語活動(英語活動)が必修となるほか簡単な漢文や古文,唱歌なども戻ってきます。低学年から体つくりの体育がはじまります。食育や自然体験も重視します。 詰め込みにかえるの? 詰め込みかゆとりか…などとマスコミで取り上げられていますがどちらもマスコミが作った言葉です。一言でいえば「生きる力」を育てます。 教科書は変わるの? 教える内容が少し増える分だけ厚くなったり大きくなったりします。でもカラーページやグラフや資料など見てわかるものも増えます。 ちょこっと通信 22年最終
校長室から
〜22年度最終のちょこっと通信〜 大災害からの復興に思うこと 東北地方・関東地方を襲った今回の地震についてはもう説明しなくても一人ひとりが何かしらを思ったと思います。 文章を書く前に亡くなった方々に追悼の念を感じずにはいられません。また被災された方々,被災された地域には一刻も早く支援の手が届き復興に向けて前進できることをお祈りします。 さて,自然に対しては人間のやることなんてちっぽけで,やっぱりもっともっと自然に対する畏敬の念を深めなければならないと思ったのは私だけではないでしょう。昔からこの国に住む人々は自然をあがめ,自然を尊敬し,自然と一体になって過ごしてきました。そしてそれを忘れかけたときに起こる天災に再び自然の大きさを痛感せずにはいられませんでした。 私たちが生きていることさえ,自然の中に組み込まれた一つのサイクルなのかもしれません。その大きな自然の懐の中で私たちはいろいろ考え,悩み,行動してきました。学校社会もそんな自然の中に組み込まれた一つのサイクルかもしれません。 阪神淡路大震災が起こった時も今回の大地震・大津波の時にも真っ先に立ち上がったのは,行政はもちろんのこと,この国に住む一人ひとりの手であり足でした。そして一人ひとりの心根でした。世界各国の報道によると,日本ではこんなパニック状態の時にも暴動や略奪が起こってないことに驚きと称賛の声が大きく上がっているということです。小さなトラブルはあったとしてもちゃんと順番を守る,配ってくださった方にお礼の言葉が出る,また被災された方々が自らボランティアを買って出る,また勇気をもってミッションを遂行する,これこそがいつもこの国を素晴らしい国へと方向付ける優しさであり,強さであると思います。 最近日本の教育力が落ちている…,OECD各国の中で日本の学力順位が下がってきている…などと言われていますが,おっとどっこいまだまだこの国やこの国に住む人々は捨てたものではありません。数値的にそれを証明することを最後に書きたいと思います。 少年非行の数値・少年凶悪犯罪の数値は率・総数ともに我が国は年々下がってきています。 OECD30ヶ国中28番目か29番目だったと記憶しています。もちろん学校に通う子どもの率は最高でした。家庭教育や学校教育は,必要な反省はしなくてなりませんが,ほかの国々のまねをする必要はほとんどないでしょう。その上,野球やサッカーでも今の若者たちは今では世界に肩を並べました。ザッケローニ日本代表監督は日本の団結力と勇気と「和」という文化は世界一だとも言っています。この素晴らしい国が一丸となって自信を失わず地震災害の中から一日も早い復興を願わずにはいられません。 |
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