夏休みの理科の自然研究で製作した作品が日本一の最高賞に輝きました!おめでとうございます。以下に、平成22年2月11日付の毎日新聞に掲載された記事(一部抜粋)を紹介します!
第68回全日本学生児童発明くふう展(毎日新聞社、発明協会主催)で、京都市立藤森中学校1年、福田竜士さん(13)=伏見区=の「水とバイオエタノールで動くハイブリッドエンジン自動車」が最高賞の『恩賜記念賞』に輝きました。受賞の喜びや作品の特長(感想)を話してもらった。
作品の「自動車」は、ラジコンカーの小型四輪バギーが土台。サトウキビなどを使って生まれるバイオエタノールと水を積む。水は車体内で電気分解し酸素と水素を発生させ、そこにバイオエタノールなどを混ぜ合わせ燃料とする。元のバギーの燃料だったガソリンと比べ、同じエンジンでもこのシステムは二酸化炭素を増やさない。
地球の温暖化に関心を持ち、暖房は20度以下 ▽コンセントはこまめに抜くなど、日ごろから二酸化炭素の削減につながることに取り組んできた。その延長で元々好きだった車でも「環境に優しいものを」と昨年の夏休みの学校の課題として3カ月かけて製作した。
最も苦労したのがペットボトルと銅板を使った手作りの電気分解装置だ。実験を繰り返し、最適となる銅板2枚の距離は5ミリと突き止めた。
最高賞受賞の報に「日本一になれてうれしい」と喜び、「新たな作品にチャレンジしたい」と創作意欲を燃やしている。
尚、福田くんは、2月24日(水)に東京で行われる表彰式に出席されます。
◇作品名「水とバイオエタノールで動くハイブリッドエンジン自動車」
◇作品紹介
この作品は、水とバイオエタノールで走るエンジン自動車です。水の電気分解で発生する酸素ガスと水素ガスをキャブレターに送り込み、バイオエタノールと混ぜ合わせてエンジンを動かします。実験を繰り返し、電気分解速度が最も速くなる極板の組み合わせ、距離を見つけ出しました。その結果、時速25kmまで出すハイブリッドカーを製作することができました。これにより地球温暖化の原因となっているCO2排出量を削減できます。