京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/09
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学校教育目標「心豊かに、自ら学び 自ら考える子」の育成

ちょこっと通信11

校長室から   〜ちょこっと通信 11〜
              食   育 
 「池田東小学校というと,すぃんぐきっず!」と言われるほど有名になった部活動としてのジャズバンドがありますが,最近ではもう一つ有名な物に「食育」があります。昨年テレビ朝日でも2回連続で取り上げてくれた池田東での食育について少しお知らせします。
「食は生きる基本!人権教育そのもの!」という考えで「食」についていろいろな方面から子どもたちとともに考えようとしているのが食育です。先日も農林水産省の食育プロジェクトで大阪へ行き話をさせていただく機会を得て,池田東の食育の取組を話してきました。その中で注目を浴びていたものについて少し書きましょう。
 まず,「食」という漢字ですが,かんむりをよく見ると「人」という字になっています。その下に「良」と書きます。つまり,食べることは人を良くすること,というとらえ方ができます。人は体も持ち心も持ち,そして人間同士の関係も持っています。そこで,「食」という字と絡ませて『食べ物で体を作り,食べ方で心を作り,そして食卓で人を作る。』という基本理念を考えました。
 また,味には「甘み」「塩み」「旨み」「酸み」「苦み」の5つがあるといわれています。このうち人間が生きていくためのエネルギーとなる糖分である「甘み」・人の組成としてなくてはならない物である塩分の「塩み」・それを繋ぐアミノ酸でできている「旨み」・・・この三つはほっておいても赤ん坊でも喜んで食べます。その典型が母乳です。ところがあまり体には必要でない物,つまり多く摂りすぎると害になるもの,それが腐ったものには付き物の「酸み」です。また,毒になるもの,これが「苦み」です。しかしみなさんご存じのように乳酸菌や薬は酸っぱかったり苦かったりします。つまり「少しは」体に無くてはならない物なのです。ところがこの味は教えなければ,子どもたちは本能的に好きではありません。 ほんのり苦みのあるタラの芽やセロリの酢の物が好きだという子は稀です。でも少量は必要なのです。こんな味を覚えていくことも食育の大きな役目です。特に日本伝統の食材を豊富に使った世界でも誇れる日本食を継承していくことも大切です。最後におうちでもすぐに実践できる大切な食材について書いておきましょう。
ま    まめ類 豆腐や納豆も
ご    ゴマなどの種子類
こ    言わずと知れたコメ
は(わ)  わかめ・昆布などの海藻
や    やさい(特に地のもの)
さ    さかな(かまぼこやちりめん)
し    しいたけ・シメジなどキノコ類
い    いも こんにゃくやレンコンも
よ    ヨーグルトすぐきなど乳酸菌
 昨年度,私が家庭教育学級でお話しした時には,「まごわやさしい」でお話ししました。先日は農林水産省でしたので「こめ」と「乳製品」を入れておきましたが,なるほどこの方が完全かもしれません。
 でもどうやって食べるか,どんな献立がいいかとなるとまた難しい問題です。そこでこの表を眺めていてふと気がついたのですが日本古来のお味噌汁にはこの具材がほとんど入っています。あとはご飯と漬物で完全です。
・・・とはいうもののなかなか毎日それだけというわけにもいきませんが,この「まごこわやさしいよ」と覚えておくだけでそうとうちがうのではありませんか?
 最近気になっている「低体温の子どもたち」もこの食事で血行が良くなることを願っています。






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学校行事
3/2 低学年の参観・懇談会
育成学級お別れ会
3/3 高学年の参観・懇談会
3/5 キッザニア甲子園(6年)
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