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最新更新日:2025/07/14 |
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ちょこっと通信10
校長室から 〜ちょこっと通信 10〜
現 場 を 見 る 今月は,学芸会・自由参観期間と保護者のみなさんにとって生の学校現場を見る機会が多くあります。少し前までの学校は,生の学校を保護者・地域の方に見ていただくことを避けていた風潮があります。しかし最近では情報公開の意識もあり,生の様子を見ていただく機会を多くとるようにしています。今回は学芸会前後ということもあり,教室の中や廊下などに小道具や作りかけの材料など散乱していると思います。ご容赦ください。しかし,一度そっと子どもの様子をのぞいてみてください。自分の子どもの思わぬ一面を発見できるいいチャンスです。 家ではやんちゃし放題で困っておられるご家庭の子どもが学校ではリーダー性を発揮してみんなを引っ張って行ってくれていることもあります。また,家では保護者の方に甘えっぱなしの子どもが学校ではしっかり大人びていることもよくあります。自分のお子さんだけでなく他のおうちの子どもも見てみましょう。「〜ちゃんはよくいたずらをする」なんてわが子が言っていたけど,「〜ちゃんはいたずらをしているのではなくて,世話を焼いていてくれるだけ…」ということもあります。私も地域に戻れば保護者の一人でしたが,どうしても参観に行くと仕事柄,教師の様子と自分の子どもの様子しか目に入りませんでした。 しかしこのチャンスに他の子どもさんの「いいとこ見つけ」もしてみませんか?きっと自分の子どもの育みのヒントがあると思います。ただし「〜ちゃんはあんなにいいのに,なんであんたはこんなに…!!」という言い方だけはやめて下さいね! そのほか今月は現場を見る研修として何人かが池田東小学校を選んでくれました。初めは教師塾(将来学校の教師になりたい者たちが入っている、京都市教育委員会主催の塾で、そこで多くの研修を積みます。)の塾生2人がやってきます。2週間の予定で2月1日から15日まで,いろいろな研修を積んでくれます。きっと子どもたちとも遊んだり,一緒に給食を食べてくれたりするでしょう。いま本校で教員をしてくれている者たちの多くも,この教師塾出身です。この間には学芸会もあり,教室での授業方法なども学んでくれたり,逆に刺激をくれたりすることとおもいます。 また,京都市教育委員会事務局には1200人を超える職員(非常勤を含む)がいますが,その中には行政職専門の者と,教員籍の者に分かれます。多くは行政職の職員です。行政職と教員籍と,そして現場の教職員で京都の教育は作られていくわけですが,行政職は基本的には学校現場を知りません。特に最近では事務的な多くのことや通達,お知らせはパソコンを使って現場に届きます。一時代前のように,教育委員会の者が学校に足を向けて伝達するということは,本当に少なくなりました。 そこで教育委員会の若い職員は現場のことを知らずに通達や伝達をすることになり,今の学校現場にはそぐわないことも多くあります。そのような者を対象に行政職の人間が現場研修としていくつかの学校に派遣されます。今年度はその一つの学校に池田東が推されました。22日(月)から26日(金)までのたった1週間ですがその間にも社会見学や食育や6年お茶会などもあり,いい研修を積んでくれると思います。このように学校現場を知った行政職の方が増えてくれると無理難題(!?)が減って,ほんとに嬉しいことなんですが… |
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