4年生の国語で「一つの花」の学習をします。戦争のお話です。
その時代の生活の様子を理解するために戦争体験者のお話を聞くことにしました。毎年,読み聞かせに来ていただいているおおいしすすむ先生に来ていただきました。
おおいし先生は小学校2年生のときに東京大空襲に遭われました。逃げた方角が風上であったために助かったそうです。しかしたくさんの知り合いが亡くなられたそうです。家も焼けたので,先生は,京都に疎開されました。
空襲のときのこわさ,疎開のつらい生活の様子を語っていただきました。空襲警報が毎晩のようになっているときにいつも防空壕の中でお母さんから聞かせてもらった「ももたろう」のお話が今でもしっかりと記憶にあり,それが,先生の読み聞かせの原点になっているとのことでした。
お話の後,読み聞かせをしていただきました。「すみれ島」「おれは なにわの らいおんや」の2冊です。
「人間の都合で,殺される動物はかわいそう。爆弾で人が殺されるのもいやだ。戦争はこわいなあ。」
子ども達のつぶやきが聞こえてきました。おおいし先生のお話に子ども達は聞き入っていました。