京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/07
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◎学校教育理念:すべての子どもの学習機会と進路の保障 ◎学校教育目標:「自ら考え学ぶ力」と「自ら律する力」を高め、確かな学力・豊かな心・健やかな体を備えた生徒の育成

国民読書年

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 今年は国民読書年である。2000年に子ども読書年であったが,あれから10年,対象は大人も含めての読書推進年である。08年に国会で採択されたものだが,まだあまり広く浸透していないように感じる。それより何より,まずは,朝読書をしっかりすることが先決である。
 読書の効用はいろいろと言われている。それゆえか,いろいろな取組には様々な意見が出てくるが,読書を推進することに異論を唱える人はほとんど出ない。誰もが読書をすることの意義を認めているからだ。本を読むことは,脳の活動をフル回転させる複雑な行為が効用だという人もあるが,何より,本と出合うことで,集中力や知的好奇心が育まれることと,沈黙の時間を持つことで,自己との対話ができることである。
 若いうちは乱読でいい。とにかく読むことで,本に親しむことである。そのうちに自分なりの方法や傾向も出てくる。今はどんどん読むことだ。わたしのように50歳も後半になると,目がしょぼしょぼして活字が読みづらくなる。もっと読んでおけばと今更ながら後悔する。司馬遼太郎などは,学校嫌いであって,世の中には,図書館と本屋さえあれば勉強はできると豪語していた。ある意味,他の人がどうのこうのということはなく,自分さえ心がければしっかりと取り組めるもので,とても簡単である。ちょっと集中して本の虜にさえなってしまえばだけである。朝読書のアンケートに朝読書が切れることが残念に思うかどうかを尋ねればいい。その数が多く増えていくことが,読書好きな子どもが増えているかがわかるからだ。何冊読んだとか,何ページ読んだとかを尋ねることもいいが,そのことだけをシンプルに尋ねれば,本当の意味で,朝読書が浸透しているかがわかる。

七草粥

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 7日正月である。松の内も半分で,まだおめでとうございますが生きている。今朝も校門で生徒たちを迎えていると,もう7年くらい前の卒業生が,自転車に乗りながら,おめでとうございますと言ってくれた。登校してくる生徒もちょっとびっくりするくらいの声であった。でも,久し振りで,しかもお正月,きっちりと挨拶をしてくれ,清々しい気持ちになった。また,幼稚園へ行く子どもにおめでとうと言うと,おめでとうございますと返してくれた。こうした積み重ねが,無縁社会とよばれる今の日本の現状を変えていく一つだろうなと,ふと思えた。
 今日は七草粥を食べるが,本来は,五節句の一つで,七草粥を祝う節句の日であるというのが正しい。中国では,人日(じんじつ)といい,中国から伝わった風習である。七草であるセリ,ナズナ,ゴギョウ,ハコベ,ホトケノザ,スズナ,スズシロをまな板の上に,ちょっと忘れたが,はやし言葉を唱えながら,すりこぎと火箸だったと思うが,七草をたたき,はやし言葉終わると,粥に入れるのである。正月からの食べすぎた胃を気遣って,消化のよいお粥を食べる意味もあるだろうと思っている。
 十数年前,3学期の始業式で,当時の校長先生が,この五節句の一つで,七草の種類を挙げられて話をされていたのを思い出した。この話を聞いた人もわたしを含めて3人しかいないが,なぜか3人とも今も印象に残っている話である。

3か月

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 今日から後期後半が始まる。大過なく今日を迎えられましたことが何よりのことだ。
 さて,3年生は進路実現に向けて,そして,2年生はチャレンジ体験,1年生はファイナンスパーク学習と大きなものが,それぞれの学年で行われる。外部の方々と接する場面だけに,挨拶,そして,感謝の言葉や謝りの言葉などがしっかりできるかである。他のことがいくらできても,挨拶もろくにできないでは,スタートで違ってくる。生徒は,よくその場に立てばと言うが,いつも自然と声に出ないものは,特別の場で出るわけもなく,普段の場こそ,最適の練習の場である。その練習の場でしっかりとできる者こそが,特別の場でもできるものなのである。
 ところで,この3か月は,次のステップに向けての総仕上げの期間である。学校の1年は4月の開始であるが,年が改まって3か月がある。年の初めの改まった中での,4月のスタートへの準備ができるのである。年も改まり,それぞれが目標として頑張ることを胸に誓ったと思うが,そのことと学級や学年,さらには学校全体として頑張ることとが相まって集団生活がある。個々人が頑張ることで,それぞれが高まっていくことは確かである。しかし,集団としての高まりもなければ,勝手な高まりとなってしまう。集団として高まることが個人の高まりを支え,個人としての高まりが集団としての高まりを支える関係こそが大切なのである。今日からスタート,大きく飛躍する岡崎中学校にしてきたい。
 

タコとイカ

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 明日から,後期後半が始まるが,それに先立ち,今日は,全学年で補習が行われる。3年生は進路実現に向けてまっしぐらであるが,1・2年生も明日からの準備として,子どもたちを今日から登校させることは,いろいろな意味で大切なことである。本当に本校の先生方は,しっかりと取組の意義を捉えて取り組まれていることがなにより嬉しい限りである。一回りしたが,生徒たちもそれぞれの課題に取り組んでいた。
 ところで,昔,お正月には,凧揚げ,独楽回し,羽子板が定番であった。ゲイラカイトという西洋凧もあり,素早く上がったことを思い出した。その凧揚げの凧は,新聞紙で長い尾を付けていたのだが,そのさまが蛸に似ていることからの命名であった。しかし,もともと上方では,イカ(紙鳶)と言っていた。それは,その形が烏賊(いか)に似ているからである。江戸では,タコと呼んでいた。そのタコが京都市内部に入り込んで,市内部ではタコと言うようになった。以前,もう20数年前であるが,京都府下の方言調査をしたときには,丹後では,「イカ」「イカノボリ」,丹波では,「イカノボリ」「タコ」,山城では,「イカノボリ」「イカ」という形が残っていた。丹波の「タコ」は,亀岡辺りであった。言葉の伝播としての中心部から広がる法則,京都市を中心としての新しい言葉の「タコ」が存在し,山城や丹後では,古い「イカ」という形で残っているという,同心円状の伝わりがきれいに残った言葉である。

未来ある子どもたち

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 おめでとうごいます。今年も岡崎中学校をよろしくお願いします。
 今日から岡崎中学校も後期後半の準備にかかる。いよいよ3年生にとっては,ゴールに向かって進む時期となり,体に気を付けて,準備を怠りなく進めて欲しい。
 さて,多くの方から年賀状をいただいたが,とりわけ嬉しいのは,子どもたちの笑顔あふれるそれである。みんな未来ある子どもたちである。いろいろな可能性のある子どもたちが,自分の周りにもこんなにもたくさんいるのかと思うと,嬉しいような思いと,職業柄か,どのように育っていくのがよいのだろうかとふと考えるが,学校の使命を考えれば,やはり第一には,大きな意味での学力をつけなければならないことだと思う。いろいろな可能性の広がるそれである。あれもこれもという思いはあるかもしれないが,何か一本,ぶれてはいけない視点,ここでは学力をつけるということであるが,その力をつけるためにいろいろとそれに付随することを考えていくことだ。バラバラにあれもこれもやっていても,徒労感ばかりが先行するだろう。一点突破で,その一本の幹を中心に,しかりと関連する枝葉の部分を考えなければならないように思う。
 言うは易し,行うは難しであるが,教育に100%はない,あるのは,わたしたちの子どもを見据えた教育実践のみである。未来ある子どもたちをいつも合言葉にした学校であり続けたいと願っている。

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