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最新更新日:2025/07/08 |
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タコとイカ![]() ところで,昔,お正月には,凧揚げ,独楽回し,羽子板が定番であった。ゲイラカイトという西洋凧もあり,素早く上がったことを思い出した。その凧揚げの凧は,新聞紙で長い尾を付けていたのだが,そのさまが蛸に似ていることからの命名であった。しかし,もともと上方では,イカ(紙鳶)と言っていた。それは,その形が烏賊(いか)に似ているからである。江戸では,タコと呼んでいた。そのタコが京都市内部に入り込んで,市内部ではタコと言うようになった。以前,もう20数年前であるが,京都府下の方言調査をしたときには,丹後では,「イカ」「イカノボリ」,丹波では,「イカノボリ」「タコ」,山城では,「イカノボリ」「イカ」という形が残っていた。丹波の「タコ」は,亀岡辺りであった。言葉の伝播としての中心部から広がる法則,京都市を中心としての新しい言葉の「タコ」が存在し,山城や丹後では,古い「イカ」という形で残っているという,同心円状の伝わりがきれいに残った言葉である。 未来ある子どもたち![]() 今日から岡崎中学校も後期後半の準備にかかる。いよいよ3年生にとっては,ゴールに向かって進む時期となり,体に気を付けて,準備を怠りなく進めて欲しい。 さて,多くの方から年賀状をいただいたが,とりわけ嬉しいのは,子どもたちの笑顔あふれるそれである。みんな未来ある子どもたちである。いろいろな可能性のある子どもたちが,自分の周りにもこんなにもたくさんいるのかと思うと,嬉しいような思いと,職業柄か,どのように育っていくのがよいのだろうかとふと考えるが,学校の使命を考えれば,やはり第一には,大きな意味での学力をつけなければならないことだと思う。いろいろな可能性の広がるそれである。あれもこれもという思いはあるかもしれないが,何か一本,ぶれてはいけない視点,ここでは学力をつけるということであるが,その力をつけるためにいろいろとそれに付随することを考えていくことだ。バラバラにあれもこれもやっていても,徒労感ばかりが先行するだろう。一点突破で,その一本の幹を中心に,しかりと関連する枝葉の部分を考えなければならないように思う。 言うは易し,行うは難しであるが,教育に100%はない,あるのは,わたしたちの子どもを見据えた教育実践のみである。未来ある子どもたちをいつも合言葉にした学校であり続けたいと願っている。 |
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