学校から少し東に「正法寺」があります。
その境内に「東山洪積世植物遺体包含層」という特別天然記念物に指定された地層を見ることができます。
この地層は,今では絶滅している植物の化石がみられ,学術的に貴重な資料です。
地層に触れると,さらさらと手につぶがつきます。足元には,先日の雨で崩れた土や石が転がっています。その石を手にとってみるとすぐに崩れれます。やわらかい地層です。
「地層をじっくりと見ていると,地層が語りかけてくるそうです。」
と言うと,スケッチをする手が止まり,静かになります。しかし
「せみの声しか聞こえません。」
研究者になると心のなかに声が響いてくるのでしょうね。
見て,触れて,感じていく授業でした。