京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/25
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ハートフルマーク

捕まえた!(ヤマサナエ)

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 上の写真は,おそらくヤマサナエであろうと思われるトンボです。頭部胸部のアップですが,口から下に向かって黒と薄黄の模様が広がるように延びています。一体これは何でしょうか。
 下の写真を見てください。上と同じものをズームアウトしたものです。何かお分かりですね。そうです。アゲハを捕まえて食べているところです。
 トンボの仲間はハンティングがとても上手です。その最大の要因は,高速,急旋回,ホバーリングなど自由自在に飛べるところにあります。4枚の翅をうまく使いこなしており,研究者たちの間ではこの解明に必死です。なんせ,人工の飛行物体を入れても,総合的にこの能力を超えるものはありませんから。
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オオゾウムシ

 写真はオオゾウムシで,京北地域ではよく目にするゾウムシの仲間です。大きいということも手伝って目立つのだろうと思います。写真のオオゾウムシも3cm級のものです。
 各足に内側向きにかぎ爪が延びています。指に乗せて無理に引っ張ろうものなら結構な痛さを伴います。これは,この内側向きのかぎ爪が樹木にしっかりとしがみつけるように発達しているからです。
 ゾウムシの名前の由来は,説明するまでもなく,写真を見ていただければ納得していただけると思います。オオゾウムシは,在来種のゾウムシの仲間では最大となりますが,残念なことに,外来種が西日本に入り込んできたので日本一の大きさとはならないそうです。
 オオゾウムシの見分けは,先ほどの口先が象の鼻のように長く伸びていること,背中がでこぼこしていて黒い線が入っていること,15mm〜30mmぐらいの大きさであることで分かります。
 最後に,捕まると死んだふり(というよりも,私は,石や木片などに成りすましているように思うのですが)をしてじっと動かない面白さがあります。結構長くじっとしています。

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芝生などで目立つ花(ニワゼキショウ)

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 京北地域でも6月が近づくころから,ニワゼキショウが咲き出します。芝生や背の低い草むらに,白や赤紫の6弁の花が咲くのですが,よく目立っているのでわかると思います。というよりも,周りが低いからこそ咲き誇れると考えていただく方がよいでしょう。周りの草丈が高いと日光を取り入れられず生存競争に負けるからです。
 この花は,北米からの帰化植物で,芝などに混ざってやってきたのではないでしょうか。観賞用に輸入されたと書いてあるものもあります。やってきた経緯がはっきりしていません。
 たくさんの花が長く咲いているように見えますが,実のところ1日花です。上の写真でもわかるように,すでに実が2つ付いています。ということで,今咲いている花は3つ目の花ということになります。一体,いくつの花が咲くのでしょうね。
 ニワゼキショウを漢字で書くと庭石菖となります。庭に咲く石菖ということになるのですが,セキショウはショウブ科ショウブ属の花であり,ニワゼキショウはアヤメ科ニワゼキショウ属の花ですので全くの別物です。では,なぜ石菖なのでしょう。ニワゼキショウの葉を見ていただくとそう言えばそのようなと思えるかもしれませんね。ショウブの葉に見た目似ているからということです。

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