最新更新日:2024/06/17 | |
本日:351
昨日:740 総数:2308669 |
SSH重点枠ドイツ海外研修第4日目
4日目の活動紹介も、参加生徒から報告します。
今日の活動で学んだことの2つを共有したいと思います。 1つ目は、「普段は目にしない部分にこそ、技術が隠れている」ということです。ベルトコンベア博物館では、物の運送を展示のテーマにしています。運送と聞くと、工学の中では派手さのない分野であまり興味を持っていませんでした。しかし、運送がなければ現在の社会は成り立たない、工学の70%以上はこの運送技術に隠されているという解説や、その展示で、縦回転と横回転の力の変換技術や動滑車やサイクロイドといった物理や数学で習うことが実際の現場に応用されていることを知り、とても興味深い見学をすることができました。 2つ目は、「既知の技術を実際に作成、運用する愉しさ」です。博物館ではFischerTechnikを用いて展示物を小型モデルとして実際に組み立て、プログラミングを施すことが可能でした。ただの工作ではない、自らの手を動かして最先端技術を学べたと感じています。更に、このFischerTechnikは実際に機械やシステムを改良するにはどうすればよいかと考える時に、シミュレーションすることに非常に適しているという昨日の工場見学での解説が本当に正しいなと感じました。ベルトコンベアや空気圧を用いた工場システムを再現することが出来ることの面白さをかんじました。また、元々の展示段階でのミスをプログラミングの修正で成功させる体験はなんとも言えない愉しさがありました。 このカールスルーエでの3日間の活動の1つ1つがバラバラなようで、繋がっている。技術開発にはまだまだ自分たちの知らない愉しさが隠れているなと感じました。 (写真上)博物館で説明を受けている様子 (写真中)つかの間の休息(テーブルサッカー) (写真下)オリジナルのモデルを作ってプログラミング |
|