京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/01
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洛陽工業高等学校は、平成29年度末をもって閉校し、 創立132年の歴史と伝統を京都工学院高等学校へ引き継ぎます。

120%なくなりません!

生徒諸君、保護者の皆様、卒業生の方々、地域の皆さん、本校関係者すべての皆様。
昨日(9月25日)の京都新聞朝刊一面に「洛陽工・伏見工統合を」の見出しで、昨日開催された京都市教育委員会の審議会(第8回工業高校将来構想委員会)での提言についての記事が掲載されました。「統合」と聞くと、なくなるのか、と不安になられた方もおられるのではないかと思います。会議のまとめ(案)では「再編」とあって、統合という文言は見当たりません。本校の思いとしては、これまでやりたくても出来なかった新しい取組を実施するためにも老朽化した施設・設備を一新しリニューアルできればと期待しています。従って、学校がなくなることはありません。本校はかつてそうであったように、京都の南の雄として輝く存在でありつづけます。
京都市教委は上記の提言を受けて、「中間まとめ」を作成され、それに対するパブリックコメントを実施する予定です。パブリックコメントは皆様のご意見を聴取する目的で実施されますので、工業高校、工業科、そして洛陽の将来像について、ものづくり、エンジニアリングに関心があり、社会貢献の意欲ある小中学生の学びたい高校にブラッシュアップを目指すための前向きなご意見を是非お出しください。

唐橋学区敬老会に出席しました

校長の恩田です。
本日(9月23日)、本校の地域「唐橋」の敬老会に来賓として出席させていただきました。唐橋学区におけるお年寄りの数は、70歳以上で1500名、90歳以上も100名を超え、100歳以上の方も今年新たに1名仲間入りされ4名の方がご健在です。安心、安全、住みよいまち唐橋の実現に本校も貢献しなくてならないと改めて感じました。
高校生に出来ることの一つとして、以前新聞(8月4日付け毎日新聞「学校訪問」)にも紹介してくださいました、社会福祉協議会と連携し「認知症安心サポート」のとりくみを始めました。
また、本校では、「つくる喜びを知っているから、伝えられることもある」を合言葉に社会に求められる人材としてのコミュニケーション力向上に取り組んでおります。学習した技術を活かして地域のお年寄りのコンピュータのセッティングなど電化製品、情報機器相談やお話し相手と言ったボランティア活動が出来ないかと考えております。
安全・安心の街・唐橋に貢献できますことを願っておりますので、お声かけください。
生徒諸君も唐橋の地域に間違ってもご迷惑をおかけすることは厳禁です。貢献してはじめて洛陽工高生です。
さて前回の私の記事で、「京都市立高等学校長会グランドビジョンコンペ」について触れました。実は優秀賞2本のうちのもう片方の「21世紀後半の高校美術専門教育のあり方を考える」には思わず唸ってしまいました。内容は美術工芸に関する専門教育の改革について、その実践と課題についてのプレゼンでしたが、本校と「工業教育」がそのままあてはまると思うからです。
まず、就職100%から進学100%へ大転換を図った学校が示された専門教育の新たなステージへのチャレンジに脱帽します。
第二に、就職があるから、ないからといった基準だけでなく、専門教育のトレンドを見据えたキャリア教育を規準に課題を提示される見識に共感いたしました。当たり前と思っていた基礎教育が実は、変化してきていることに気づかないオオサンショウウオにはなりたくありません。工業も見習わないといけません。ものづくり神話にしがみつき、こだわってばかりでは、創造はおろか、世界のトレンドから見放されかねません。日本の技術は、熟練や経験などの個人的な技能に技術を収斂させる傾向が強く、精進と修練によって得られた「匠の技」を重く見る、と指摘されています。反面、数式や定型化された手順など普遍的な枠組みで技術を表現することが苦手である「暗黙知」にたよる傾向が強い、ストレートには数学と物理が弱い、とも指摘されています(京都市工業高校将来構想委員会でも話題になりました)。
第三に、専門教育を通して身につける基礎は、美術の世界においても「製作を通してのコミュニケーション力」であるとの指摘です。見えるものから見えないもの(理論)へ、ハードからソフトへ、メカからシステムへと移り変わるトレンドに対して、見たくないから目をつぶるのではなく、理論もソフトもシステム「にも」強い人材育成を可能にする制度作り、指導者研修など謙虚に現状を分析することが求められていると思います。
本校の教職員の優秀さを、就職実績が高く評価されている現状であえて世界と未来を見ることで証明したいと思っております。
写真は、本日の敬老会の開会式の様子です。唐橋学区自治連合会の岡会長のごあいさつと100歳の仲間入りをされた方などへの表彰です。

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2学期の成果に向けて

校長です。9月を迎えるにあたって、生徒全員に伝えたことを再掲します。
○2学期当初、学校の質の向上について「あいさつ」・「身だしなみ」・「授業態度」を徹底する。就職試験に臨む3年生と心ひとつになろうじゃないか。
○「社会から求められる自立した青年」が本校の目標。このイメージから自分の行動を評価することが大切だ。自分の命と安全を確保し、学習成果を上げるためにも、充分な「睡眠」と「栄養」が必要。ゲームで睡眠不足、寝過ごしたために朝ごはんを抜く、では力が出ませんね。一番いけないのは、それを親に頼る姿勢です。
○チャレンジ精神、失敗から学ぶ、ことも自立した姿勢がベースです。野球部の諸君に対しても申しましたが、失敗には必ず原因がある。うまくいったことでも偶然かもしれない。ヒヤリとしたこと、危ないと思ったことはなかったか。その原因に向き合って真摯に謙虚に取り組むことから逃げたり、他人のせいにしたりしないのが自立した姿勢だ。チャレンジは自分を変え、新しい自分と出会うスタートラインだ。敗者は後からゴールした人や試合で敗れたチームではなく、チャレンジしなかったことだ。
○手抜きをするな。出来る人も手抜きを覚えると癖になる。全力を出さないと新しい自分に出会えない。それと、うまい話に騙されるな。儲け話やパラダイスに行けるような話にはまず疑ってかかることだ。インターネット上の情報なども自分の頭と眼で疑ってみることを勧めたい。騙されないためにも、正しい知識を理解し、答えのない問いにもディスカッションを通してチャレンジする。だから勉強は大切なのです。
○自分の得意なことを伸ばすことは大切だ。人が真剣に物事に取り組むモティベーションは4つある。まず、やらないと罰せられるから仕方なしにやる、またはやらざるを得ない。卒業のためだとか、落第したくないからとかもこのレベル。次に、お金や報酬、名誉のため。テストができたら新しいゲームを買ってやるなど。ペナルティよりは前向きに出来ると思いますが、頑張るためにはさらに大きな報酬が必要かもしれません。三番目が、そのことが好きだからやる。好きこそものの上手なりで、とことんやってほしい。科学や工学はこういった精神でブレークスルーを生み出すのだと思います。最後に、好きなことに取り組んで、成果を上げることで、第三者に力や勇気を与えたいといった使命感です。今回のロンドン・オリンピックの我が国の獲得メダル数が過去最高だった理由の一つが東日本大震災に対するトップアスリートの思いではなかったかという分析です。
○他人のためにと胸を張って言える将来の自分の仕事のイメージから今の行動を評価し、身近な目標を設定できる2学期であることを願っています。
○写真は、毎朝の【挨拶、身だしなみ、時間厳守、言葉づかい、自転車マナー、授業態度、校内美化、(あがる際には)履き物を揃える】指導を通して、本校生の「質の向上」に一致団結して指導する教職員の様子です。

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行事予定
3/18 合格発表(9:00〜12:30)
3/19 終業式 新3年生教科書販売(10:00〜13:00)
3/21 合格者説明会(9:00)

学校だより

京都新聞記事

お知らせ

京都市立洛陽工業高等学校
〒612-0884
京都市伏見区深草西出山町23
TEL:075-646-1515
FAX:075-646-1516
E-mail: rakuyo@edu.city.kyoto.jp