京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/01
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洛陽工業高等学校は、平成29年度末をもって閉校し、 創立132年の歴史と伝統を京都工学院高等学校へ引き継ぎます。

新しい年に向けて挑戦!

後で確かめたら、ほとんどの生徒が覚えていないということがわかりましたので、終業式での私からのメッセージを載せておきます。心に響かなかったことを失敗ととらえ、伝える工夫と内容について今後改善に努めたいと思います。

○洛陽工業高校生としての最低の責任について
 春先から機会あるごとに次のことを言ってきました。今日は復習をします。
 ルールを守れ。履物をそろえなさい、身なりを整えなさい、つばを吐くな、悪態をつくな、目標を明確にして失敗を恐れず挑戦せよ。失敗と向き合い挑戦せよ。それでも失敗すれば多くの人はあきらめる。あきらめるな。新しい自分と出会えてはじめて限界とは何だったがわかる、と。
○挑戦するための3カ条
 そのために大切なことを3つ言います。新年を迎えるにあたって、目標を立ててほしいと思いますから是非考えてください。
 1.チャレンジの鉄則は現状を知ること。現状を知らずしてやる挑戦は挑戦では
なく自爆。現状とは何か失敗している状態だと思えばよろしい。
 2.失敗(問題点)があればその原因をああでもないこうでもないと考える。そ
して原因を特定できれば、それを克服する目標と手段を考えて、実行する。
それでまた失敗するなら、ほとんどの原因は一番のおおもとの現状を正しく
把握することができていなかったことです。
 3.失敗の原因に向き合うとき、言い訳を考えたり、自分以外のせいだけにし
ないことです。だからこそ、ルールを守れ。履物をそろえろ、つばを吐く
な、悪態をつくなという最低限のことが大切なのです。ルールと道徳は自
分に対して厳しく考えないと意味がありません。他人のせい、社会のせい、
いいわけばっかり、こんな人にルールも道徳も意味がない。自分に甘く他
人に厳しい人の文句、これクレーマーの論理。他人にやさしい人というの
は、本来、自分に厳しく、ルールと道徳感覚がある人のことです。
○現状とは失敗と向き合うこと。
 すぐにわかりやすさを求めないでほしい。ああでもないこうでもないと考える癖をつけることも大切。何でもすぐに白か黒か、敵か味方かでわりきれるものではない。ああでもないこうでもないと考える癖。これが知性。
○復習1.履物
   2.現状とは失敗との向き合い
   3.自分に厳しく。
   4.ああでもないこうでもない。
○寒いですが、新学期、全員、元気に集合して、校歌を胸張ってうたって寒さを
吹き飛ばしましょう。

韓国の若者を迎えて

(皆様こんにちは) 
ヨロブン アンニョンハシムニカ
(私は洛陽工業高等学校 校長 恩田徹と申します。) 
ジョヌン ナヤンコトウンハッキョ キョジャン オンダトオル ラゴハッニダ
(ようこそ日本にいらっしゃいました。)
イルボネ エジャルオショッスッニダ

 ようこそ京都市立洛陽工業高等学校におこしくださいました。
 インチョン・メトロポリタン・シティは韓国の玄関として有名です。日本でいえば横浜と成田と羽田を足したアジアのハブとして急成長のシンボルと認識しています。
 日本では韓流ドラマは冬のソナタとチャングムの大ヒット以来親しまれています。私もHITと総合病院は最近、楽しく見せていただきました。問題解決の中に豊かな人間性を課題とした人間ドラマと感じました。また日本以上に男女共同参画を意識した作品づくりに驚かされました。
 Kリーグのインチョン・ユナイテッドは知っています。今のJリーグの大宮アルディージャというチームの監督チャン・ウェリョンさんは昨年までそちらの監督だったかたですね。ここ京都にも京都サンガがあります。1999年から2003年まで若きパク・チソンがいたんです。同い年の京都出身の松井とのコンビで2002年度、史上はじめて天皇杯で日本一になりました。その時の同点ゴールは松井がアシストでパク選手のヘディングシュートでした。パク選手は酸素タンクと呼ばれた運動量とスピード、松井は日本人離れのテクニックが売りでした。お互いの1+1が10にも100にもなった試合を何回も見ました。日本と韓国がパートナーを組めば世界トップレヴェルで勝負できると思いました。
チャン・ウェリョンさん、パク・チソンさんに共通するのは謙虚で豊かな人間性です。私は彼らを尊敬しています。
 さて本校は工業高校としては日本で一番歴史のある124年目の学校です。工業や工学は学ぶべき新しいことが非常に多いです。技術と問題を解決する力を身につけることを目標に様々な課題解決に挑戦しています。電気、電子、機械と京都ものづくりという4つのコースを設置しています。ものづくりの世界で何をつくるか、如何につくるかに挑戦する生徒を育てています。
 今日は少しの時間だけですが、またコミュニケーションの問題もありますが、交流を通して友情が生み出されることを期待しています。私は過去を変えることはできないけれども、未来は変えることができる、と信じています。日本と韓国の若者が豊かな社会を創造できるパートナーシップを築くことを心から願っています。以上を歓迎の挨拶といたします。

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