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最新更新日:2024/06/17 |
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学校評価(生徒・保護者アンケート)の結果と今後の基本方針
7月下旬に実施した生徒・保護者対象の学校評価アンケートの集計結果とそれを踏まえた今後の基本方針について掲載しました。
配布文書一覧からご覧ください。 高校生サポートリーフレット文化祭に当たって
9月4日(水)10時20分から,長岡京記念文化会館にて,長月祭(文化祭)の開会式を行いました。次の文章は,その時の挨拶と,長月祭冊子に掲載した挨拶を組み合わせたものです。
今年の長月祭のテーマは,「令和元年度,魂の叫びを今ここで...」です。 新元号「令和」の「令」には「良い・美しい」,「和」には「調和する・力を合わせる」といった意味があり,英訳の例として「beautiful harmony」が挙げられています。また,「和」には「和(あ)える」という訓読みがありますから,いろいろなものを混ぜ合わせて一つの良いものをつくる,といった意味合いも込められているのではないでしょうか。(ちなみに,昨年のテーマは,「平成最後の秋,僕は塔南に恋をする」でした。) 最初に書いた「令和」の意味合いを踏まえながら,今年のテーマについて私なりの読み解きをしてみると,こんなふうになりました。・・・「今年は昨年度のテーマを受け継ぎ,塔南愛をさらに深め,時代の節目に高校生活を送る私たちは,『令和』すなわち『美しい調和』と名付けられた時代の始まりに当たって,一人ひとりの違いや良さを大切にしながら,魂が震えるような良いものを作り上げていきたい」といったことではないでしょうか。 文化祭は,個性や感性の違いをぶつけ合い,情熱を燃やしながら一つのものを作り上げる取組です。大勢で一つのことをまとめ上げるには,忍耐強さ,謙虚さ,誠実さ,責任感,寛容性等が必要です。クラスやクラブなどそれぞれの団体が一人一人の持ち味を生かしつつ全員のエルギーをまとめあげ,工夫・協力をしながら準備を進めてきたことと思います。今年も,充実感あふれ,本校にふさわしい和気藹々とした長月祭となることを期待しています。 特に今年は,今月1日から7日までの日程で,日本では初めての開催となる「ICOM(International Council of Museums;国際博物館会議)」第25回大会が国立京都国際会館で行われています。世界118の国と地域から約4,500人(開会式の挨拶では「約4,200人」と言いましたが,実は約4,500人と聞いています。3年に1度行われるこの大会,例年の参加者は3,000人ほどとのことですので,その多さがわかります。)の博物館の専門家が集まり,さまざまな文化の繋ぎ役としての「ミュージアム」の可能性や共有すべきビジョンなどについて話し合ったり,たくさんの関連イベントが行われたりもしています。京都の博物館や美術館は,平常陳列も充実していますが,この期間はこれに合わせた企画展示も行われていますので,一度行ってみてはいかがでしょうか。 また,11月には,「近畿高等学校総合文化祭」が平成21年(2009年)以来久しぶりに京都で行われます。「近畿」と言いながら,2府4県の枠を超えた10府県が集まって行われている大規模なものです。本校生徒会執行部の皆さんは,市立高校生を代表して,府立・私立高校の代表生徒の皆さんとともに,昨年度から今年度にかけて,「生徒企画委員会」「生徒実行委員会」のメンバーとして,準備に当たってくれています。また,総合開会式や各部門でもいろいろと活躍してくれることと思います。 せっかくの機会ですので,ぜひ実際にその場に行き,自分の目で見,肌で感じてみて下さい。 また,団体鑑賞では「狂言」を鑑賞します。狂言は台詞と仕草によって構成されている喜劇です。ストーリー展開を楽しみ,面白いところでは,遠慮なく笑ってください。それだけでなく,皆さん一人一人が,セリフの言い回しや発声の仕方,動きの面白さ,衣装のデザインや色使い等,自分なりの注目ポイントも設定しながら,楽しんでほしいと思います。 能や狂言にはさまざまな流派があり,同じ演目でも流派によって違いがあります。能楽には5つの流派がありますが,京都には能楽金剛流の御宗家がおられます。この中にも,秋に金剛能楽堂を会場に行われている,京都市教育委員会主催「市立高校生能楽鑑賞会」に行ったことがある人もいると思います。また,狂言には2つの流派があり,京都市が主催する「市民狂言会」が観世会館で行われたり,今月下旬には茂山家の大きな狂言会(四世茂山千作生誕百年祭)が行われたりと,古典芸能に触れる機会は多いと思います。今回を一つのきっかけとして,親しみをもって,能楽堂や劇場に足を運んでほしいと思います。 最後になりましたが,文化祭の企画・運営に携わる生徒会執行部をはじめとする生徒の皆さん,学校生活グループ・学級担任をはじめとするすべての先生方,そして御支援を賜ります保護者の皆様に心から感謝申し上げます。 それでは,今年の文化祭も,大いに盛り上がりましょう。 (参考)ICOM京都大会の関連イベントについて 「関西文化の日プラス」という名称で,各館で行われています。ICOM京都大会開催記念に加えて,ラグビーワールドカップ2019日本大会を記念して行われている「RUGBY MATSURI PROJECT2019」認定イベントでもあります。館により実施日程はいろいろですが,文化施設の入館料を無料とする取組が9月に行われています。 ![]() ![]() 2学期始業式で,こんなことを話しました。
8月26日(月)1限目に,2学期始業式をグラウンドにて行いました。校長挨拶では,次のようなことを述べました。
この夏はどんな夏でしたか。私は,皆さんが日々努力する姿をたくさん目にしてきましたが,この夏のトピックとして,2つ,紹介したいと思います。 一つ目は,部活動での活躍です。沖縄で行われました全国高校総体陸上競技に,本校からも西村南さん(ハンマー投)と内藤結衣さん(女子七種競技)が出場しました。全国大会という大きな舞台を経験し,たくさんの選手と交流できたことは,今後に向けての糧になったと思います。また,野球部は,京都大会でベスト8まで進み,ベスト4をかけた平安戦では惜しくも破れました。天候の関係で日程変更などもありましたが,生徒の皆さんや先生方にも多数応援していただき,大きな力になったと思います。その他,運動部・文化部ともに,それぞれの大会や発表会などで,力を競い日頃の練習の成果を披露するなど,充実した夏を過ごせたのではないでしょうか。 二つ目は,今年初めて行いました,「防災ボランティアリーダー研修」に1・2年生あわせて5人の生徒の皆さんが参加してくれたことです。熊本県益城町を中心に訪問し,熊本地震の被災の状況や現在も継続している学習支援の活動など,生の声を伺い,2泊3日の充実した研修をすることができました。この取組で得たことをしっかりと振り返り,これをベースに今後の活動に活かしてほしいと思います。 さて,今日から2学期が始まります。新しいスタートの時に当たり,皆さんにお話ししたいことは本当にたくさんあるのですが,時間が限られていますので,一つだけにします。 それは,当たり前のことではありますが,「何事にも一生懸命に取り組むことの大切さ」です。 昨年度も紹介したので,2・3年生の中には覚えている人もいると思いますが,このような言葉があります。 一生懸命だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳ばかり 本気でするから大抵のことはできる 本気でするから何でも面白い という言葉です。 特に3年生の皆さんは,自分が希望する進路への扉を自らの力で開けるときが近づいています。仲間たちと励まし合いながら,扉に手が届くまでの時間をしっかりと見定めて,一日一日を大切に,粘り強く,最後まで諦めず,地道な「本気の努力」を積み重ねてください。 そして,1・2年生の皆さん,「将来自分はどのような形で社会に貢献したいのか」という人生の道筋は,まだはっきりとしていないかもしれません。「夢」や「やりたいこと」は,何となく「見つけるもの」ではなく,目の前にあるものに全力で取り組む中で「育てていくもの」です。「これは将来役に立つから頑張る」「これは関係ないからやらない」「やれることしかやらない」といった考え方ではなく,何事につけても,今は興味がなくて「やりたくない」と思うことであっても,「どうつながるかわからないけれども,せっかくだからやってみよう」という姿勢で努力してください。そうすれば,そこから思いがけない面白さ・楽しさを見出したり,興味関心が意外な方向に展開していったりするものです。一つ一つにひたむきに,取り組んでください。 これで最後にします。 文化祭が近づいてきました。一人一人が当事者意識をもって,仲間とともに,真正面から一生懸命に取り組んでください。そのことを通して,「今年の文化祭,とても良かった。」とお互いに言えるような,すばらしい文化祭を作り上げてください。 以上,今後とも学校行事に,勉強に,部活動やボランティア活動等に,皆さんが大いに活躍されることを期待して,始業式の挨拶とします。 (参考)全国高校総体陸上競技(沖縄市)・本校の選手の結果 西村 南さん(3年) 女子ハンマー投 第12位(47m34) 内藤 結衣さん(3年) 女子七種競技 第10位(4634点) ![]()
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