京都市立学校・幼稚園
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今年もよろしくお願いします。

 今年度も引き続き校長を務めさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 新しい入試制度の2年目を迎え,定員も1クラス増加しましたが,おかげさまで多くの志願をしていただきました。この期待に応えられるように教職員が一丸となって,取組んでまいりたいと思います。

 創立以来半世紀にわたり,本校が大切に守り続けてきた3つの言葉があります。それは,「知性」「誠実」「世界の文化」という言葉です。この3つの言葉は,創立以来一貫して本校の教育の根幹をなしてきました。

 「知性」は,なぜ人は学ぶ必要があるのかという問いに答えるものです。人は,豊かで高度な文化を学ぶことにより,自らの能力を高めて現在の自分を超えることができます。そして,そのような人が集まることによって社会は新しい文化を創造していくことができるのです。人は学ぶことにより知性を磨き,そのことによって人は成長し,社会の発展が可能になります。

 「誠実」は,自分に対して誠実であれ,他人に対して誠実であれ,という人の生きる姿勢を示したものです。私たちは,時として自分勝手な思い込みをしたり,自分勝手な行動をしたりして自らの心を貧しくし,他人に迷惑をかけたりすることがあります。「誠実」とは,これらを戒め,規律を守り誠実に生きることにより,集団生活を営む私たち一人ひとりの幸福を守ろうとするものです。

 「世界の文化」は,世界の文化の発展に貢献できるような立派な人になってほしいという願いとともに,日本の文化,とりわけ京都の文化を世界に発信できる人材になってほしいとの願いを込めた言葉です。

 原点に帰れという言葉がありますが,これからの学校のあり方を考える上で,生徒と教員がともに新しい学校の歴史を作り出そうとしていた当時のはつらつとした姿が感じられます。以来半世紀にわたり,本校はたくさんの優秀な卒業生を輩出してきましたが,この四月から本校の卒業生である在田 正秀さんが京都市教育委員会教育長に就任され,同じく卒業生で京都府教育委員会教育長の小田垣 勉さんとともに,京都市,京都府の両教育委員会の教育長が本校の卒業生となっております。まさに,教育みらい科を設置している塔南高校にふさわしい卒業生の活躍であります。

 今後も,「知性を備え,誠実に生き,世界の文化の発展に貢献できる立派な人」を育成するという建学の精神をしっかりと守りつつ,新しい時代にふさわしい学校づくりを推進してまいりたいと考えております。今年もよろしくお願い申し上げます。

校長 古池 強志

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京都市立塔南高等学校
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