京都市立学校・幼稚園
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人権学習

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11月14日 (火)

午後から、全学年で人権学習を行いました。

【1年生:写真左】
 1年生の人権学習は、「ネット社会の実態を通して、高校生の人権を考える」をテーマとして、佛教大学教育学部長 原 清治 教授による講演を行いました。
 「お互いに悪意なく傷つけあうことの怖さ」「ノリのよさの怖さ」「顔を合わせてきちんと話すことの大切さ」など、SNSの話だけにとどまらず、お話は多岐にわたりました。
 また、生徒に質問をされて、生徒が考え、自分の意見を発言する場面もありました。
 多くの実際の事例を挙げながらユーモアをまじえたお話で、かつ最後は真剣に今の高校生に伝えるべきメッセージを発信していただきました。
 休憩をはさんで2時間という長時間の講演でしたが、先生の熱弁に引き込まれ、あっという間の2時間でした。

【2年生:写真中】
 2年生は映画「ライフ・イズ・ビューティフル」を視聴しました。
 9日の事前学習では、2年生担任団が“「ライフ・イズ・ビューティフル」を視聴するにあたって”という手作りの資料を作成し、なぜ人権学習にこの映画を視聴するのかを学び、当日を迎えました。
 当日は気温も低く、旧体育館での実施ということもあり、生徒たちが前向きな姿勢で取り組めるかという懸念もありましたが、第二次世界大戦下のユダヤ人迫害という重い題材が、笑いあり、涙ありの演出で描かれており、生徒たちは映画の魅力に引き込まれて、食い入るように視聴していました。
 そのなかで、命の尊さに向き合い、どんな状況の中でも希望を持って生きていけば「人生は美しくすばらしいものになる!」ということを学んでくれたように感じました。
 視聴後は、HR教室で「感想文」に取り組みました。その感想文を活用して、30日に事後学習に取り組む予定です。

【3年生:写真右】
 3年生は本校で10年以上続く恒例の「車いすバスケット選手との交流学習」を行いました。昨年度に引き続き、「平成29年度オリンピック・パラリンピック・ムーヴメント全国展開事業」としても位置づけられています。
 まず11月9日に、車いすバスケットボールのパラリンピック日本代表選手で、生徒たちと同年代である大学1年生の鳥海連志さんのドキュメンタリーの視聴を踏まえた事前学習を行いました。
 当日は実際に鳥海さんを指導なさった坂野晴男先生(現 京都市教育相談総合センター ふれあいの杜館長)に講師としてお越しいただき、他に、京都アップス・レイク滋賀の2つの車いすバスケットチームから6名の選手の皆さんをお招きしました。
 はじめに、選手の皆さんの模範演技で素晴らしい技術を見ました。そのしなやかさ・敏捷さ・スピード感に生徒たちは驚いていました。続いて、「車いす体験」(競技用車いすに乗り、前進してコーンの周りを回ったあと後進してゴールする)で、全員が操作の難しさを体感し、「体験試合」で、クラス対抗試合を選手の方の補助のもと行いました。最後に、「選手の方とのお話」で、選手の方を囲んで車座になってクラスごとにお話を伺いました。病気や怪我の経験、車椅子バスケットとの出会い、生徒たちへのメッセージ等、生徒たちはとても感銘を受けた様子でした。
 体験の内容も濃密でしたが、準備、司会進行、選手の介助・お手伝い、試合運営等、生徒が主体的にスムーズに運営してくれました。運営や体験、介助、お話等を通して、障がいのある方と身近に接し、お話をし、一緒にスポーツをしたことはたいへん貴重な経験になったと思います。生徒は様々な意味で、健常者と障がいのある方が心地よく暮らせる共生社会、本当のバリアフリーな世の中を作っていかねばならないと感じたことでしょう。

 全学年とも、30日に事後学習があります。しっかりと学習した内容を深めて、今後の学校生活、社会生活のなかで、互いの立場を認め合い尊重し合う意識、思いやり、共生・平和の精神を大切にして、誰もが気持ちよく過ごせる毎日を作っていきましょう!
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