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最新更新日:2024/04/01 |
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立志論文コンテスト
「洛陽立志塾(もう一つの創造基礎)」の授業も今日が最終です。
1年間の総決算として全員が書いた論文を、スタッフで選考し、10名に発表してもらいました。 見学に来てくださった、市教委学校指導課藤井首席指導主事と岡崎中学校の山本教頭先生にも審査員になっていただき、グランプリを選ばせて頂きました。 評価規準は、以下の通り。 1.自分の将来について、具体的に考えられているか。 2.「好き嫌い」以外の視点からも考えられているか。 3.「流れ」を工夫した表現ができたか。 見事グランプリに選ばれたのは、乗り物へのこだわりと夢を社会貢献と志に高めた、浜口君に決定しました。おめでとうございます。 予選を突破した10名にも校長より粗品が贈呈されました。 最後にゲストのコピーライター福田容子さんから貴重なお話をいただきました。 「青年よ、想定外を想定できる人になれ!」 最後に、佐藤徳夫先生、1年間ありがとうございました。 ![]() ![]() ![]() イソップ寓話「三人のレンガ職人」(なぜ働くのか?)
少し前になりますが、世代継承活学社代表取締役の蔡龍日さんをお迎えし、中国の教育制度と現況ならびに若者とりわけ留学生のハングリー精神について話題提供をいただき、ディスカッションいたしました。
蔡さんは、日本に7年間留学し、日本の企業に4年間勤務したうえで、中国人留学生に職業を紹介する「世代継承活学社」を2000年に設立されました。これまでに約300人の留学生を日本企業に送り込まれるなど、日中の懸け橋となることを使命とされています。高い志を持って来日する留学生たちに、自分の就学経験を生かしてもらいたい、と思ったのが会社設立のきっかけだそうです。 中国人が選ぶ留学先は、米国や英国など欧米が人気で、アジアの中では、日本は韓国に次いで2番目。その背景には、「日本語を学び、日本企業に就職しても出世が期待できない」という現実があるためでした。欧米の企業なら国籍を問わず、幹部社員になることも夢ではない。「それならば欧米に」と考えるわけです。とはいえ、日本企業の考え方も近年、ずいぶん変わってきており、経済発展で一大市場となった中国での販路拡大をめざし、日本の文化をよく知る中国人留学生を採用しようという意欲が高まってきており、わが国の若者も、切磋琢磨するパートナーとして交流し、学び合うことが大切だと思いました。 私たちは、蔡さんも紹介された次のイソップ寓話に、留学生に負けない目標設定を見出せたのかなと思います。 レンガを積んでいる三人の労働者のそばを、旅人が通りかかった。 それぞれ三人に「あなたは何をしているのですか?」と声を掛けた。 三人の答えは三者三様だった。 一人目は「私は親方の命令でレンガを積んでるんだよ。見ればわかるだろ。」と答えた。見るからにやる気が無さそうな人に見えた。 二人目は「私はレンガを積んで塀(へい)を造り、自分の技量を高めているのです。」と答えた。ちょっと明るい表情に見えた。 三人目は,「私はレンガを積んで学校を造っています、そして子供達が勉強できる施設を多く造ってあげたいのです。子供たちが喜んで勉強する姿が見えるのです。」と答えた。もっとも生き生きして仕事をしているように見えた。 ピーター・ドラッカー流にいえば、働く理由として、 1. 物心共に豊かになり、人間として成長するため 2. その仕事を通じて世の中に貢献するため お金や生活の向上、ならびに世間体や社会的地位は必要です。さらに「仕事そのものへの興味」「自分自身の能力の向上」「他者への貢献」を喜びとする、それが留学生に負けない生き方かなと思いました。 ![]() ![]() ![]() |
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