京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/01
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洛陽工業高等学校は、平成29年度末をもって閉校し、 創立132年の歴史と伝統を京都工学院高等学校へ引き継ぎます。

もうひとつの創造基礎(11)

2学期二度目で、前回9月6日の授業で、新聞を正しく読み取ることができたかどうかについて、宿題をもとに今日の授業は始まりました。この記事もいろいろ手違いがあり9月13日実施のもので申し訳ありません。
まず配布された新聞の社説(「官邸主義か官僚主義か」と「脱原発について」)を読んだ感想を一人ずつ発表していきました。発表した上でその内容を掘り下げて文章にしていきました。佐藤先生(日本経済新聞社)の指導は「文の書き出しは結論から書く」という明確な1点です。書き直した文章には、自然に文の最初と最後に結論が入りました。そのとき新聞の見出しというものは、「結論」が書かれていることが改めてわかりました(感動!)。
しかし今回の社説をよく読みこむと、本文の結論と見出しとが同じではありませんでした。また暫定的な結論が多いことと、説明の文章が長すぎて、結論づけること自体がおかしいのでは?、と佐藤先生が分析されていました。なるほど、言われて見るとこの社説では「起承転結」で文が構成されていないことがわかりました。
「起承転結」とは、「起」が一番いいたいこと、「承」が説明すること、「転」が内容を発展させること、「結」が最初に書いたことを言い換える、つまり改めて結論を言う事です。このような形で文を作ることが基本らしく、これを意識して書くトレーニングを積むことで、文章力が身に付きます。また、文を作ることと、人に話すことは共通することが多いので、面接などの場面で結論から話すと自分の主張が相手にうまく伝わります。同じように私たちは、プレゼンのときなどにも結論から話す癖をつけていこうと思います。
最後に、今後のリーダー養成講座の課題とは、人の話を聞くことと、言っている事を聞き取る力を身につけるだと指導されました。これからまだまだ可能性がある私たち一年生から「書く力」の土台をしっかりとつくっていきたいと思います。

<今回の授業を通して絶対覚えておきたいこと>
起承転結」を意識しながら新聞を読むことで、記者が本当に伝えたい事が読み取れました。新聞を題材に、意識して、文章力を向上していきたいと決めました。

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もうひとつの創造基礎(10)

今頃になって二学期最初のリーダー養成講座の様子を報告します。原稿の送付ミスが重なり申し訳ありません。9月7日の出来事です。
授業の最初、生徒全員が夏休みの思い出や宿題として調べてきたことや興味があることについて1分間スピーチをしました。1分以上しゃべった生徒、数十秒で終わってしまった生徒などさまざまでした。佐藤先生(日本経済新聞社)曰く、日本の学生の9割はしゃべるのに苦手意識があるとのことです。人前で話すことが得意になることでその数少ない一割に入れます。人が不得意と思うことを得意になることで、社会からも注目される人材になる可能性があります。つまり、たくさん人前で話す機会を持つことで、話すことに慣れることが僕たちの課題ではないでしょうか?中身も大事に決まっていますが、話せないとまずはお話にならないということはわかりました。
そして次にグループ討論を行いました。
今回はテーマを「経済・政治・社会」の3つの中から1つ選び、グループ間の討論を行い、そこからまとめあげたことを発表しました。その中で「政治」では、新しい内閣のことや今後の政権についての発表がたくさんありました。実際に人前で意見を言い合うのはとても面白く、自分が気付かなかったことや反対意見の根拠など考えさせられたりします。討論を終えた後、生徒からは人前で話すことは恥ずかしいというような意見がありましたが、今後はそういう苦手意識を減らすようにグループ討論や発表を続けていく予定です。
二学期の達成目標を改めてまとめると、「話す、書く力」を演習を通して向上させる。そのために、(1)人前できちんとモノが言える、(2)ディスカッションを通して文章化する力を身につける、です。
今回の授業で押さえたいことは、(1)一分間の感覚を身につける、(2)個人的な話題から社会的関心事に興味を移行させる、です。課題としては、話の設定として、「○○について、イエスかノーか」という問いの形を作って、(自分と反対の意見としては)▼と▲と▽がありますが、私は(例えば)ノーです。なぜなら、(1)・・・、(2)・・・、(3)・・・、だからです、と「反論」→「結論」→「根拠」に持ってくることです。
そういえば、M.サンデル教授の授業でアメリカの学生はこれが当たり前にできていました。頑張ろう!

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行事予定
3/5 学年末考査(3/12まで)、在校生本館立入禁止(13:00〜)
3/6 一般選抜:在校生登校禁止(16:00まで)
京都市立洛陽工業高等学校
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