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最新更新日:2024/06/17 |
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コミュニティカレッジ講演会 12.25
「日本が作った宇宙船『こうのとり』−宇宙船を飛ばす、という仕事−」
宇宙航空研究開発機構 JAXA 前田真紀さん 講演会は,事前学習で学習したJAXAや「こうのとり」について,などの内容に触れながら始まりました。 新幹線やりんごなど私たちが知っているものと比較して説明されたので,会場で聞いているみんなはどんどん宇宙を身近に感じられていたようです。 「堀川高校から筑波宇宙センターまでは約400km。堀川高校からISS(国際宇宙ステーション)までとほぼ同じ距離である。新幹線だと3時間半で着くことができる。」会場からは「宇宙ってそんなに近いのか!」という驚きの声が聞こえていました。さらには,100km上空からが宇宙。富士山で例えると約25個分だそうです。 日本が作った「こうのとり」のすごさも,とてもわかりやすく伝えていただきました。なんとISSと「こうのとり」は,秒速7.9kmの速さで飛んでいるそうです。よく映像で見る「こうのとり」は,止まっているように見えるのですが,実はものすごい速さで地球の周りを回っていました。そんな速さで回っている2つのものを接続させるというのは,速度は劣りますが,例えてみると同じ速さで並走している新幹線の窓から,隣の新幹線の窓へりんごを手渡すようなものだそうです。 前田さんは,「チームが同じ目標に向かって一つにならないと成功できない。それをまとめるのが私の仕事。」とおっしゃっていました。そして,「私が産まれる前,そもそも宇宙ステーションなどなかった。だけどこの40年間の間でここまで開発が進んだ。皆の20年後30年後は,さらなる宇宙開発が進んでいると思います。宇宙を仕事にするということをもっと身近に感じてほしい。何事にも挑戦してほしい。」とおっしゃっていました。 30分間の座談会では,生徒たちの次から次に出てくる質問に,時には黒板に図を描きながらわかりやすく説明して下さいまいした。宇宙との通信はどのように行っているのか,その通信は妨害されないのか,宇宙エレベーターについて,ISSの発射する時間は何に合わせているのか,宇宙の環境破壊についてなど,他にもたくさんの質問がされていました。 講演会係リーダー 1年4組 後藤 崇文 僕はリーダーを経験するのは初めてで,もたつく時がありましたが,皆の支えのおかげで講演会を無事成功させることができました。講演会で前田さんが「こうのとりを飛ばすという一つの目的のために信頼しあってチームワークを築いている」とおっしゃっていたのが印象に残りました。“安全に飛ばす”のは大変なことですが,皆の力を一つに集中させることでそれを成し遂げていると感じました。これから,学校生活でもこのように皆の力を一つに集中させ,大きなことを成し遂げていけたら良いなと思いました。 (写真上)「こうのとり」の説明をされる前田さん (写真中)接続の瞬間を喜ぶ前田さんの映像 (写真下)座談会の様子 ![]() ![]() ![]() |
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