京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/31
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学校教育目標「心豊かに、自ら学び 自ら考える子」の育成

校長室から  〜7月〜  『ありがとう 〜感謝できる子〜』

 7月,季節は夏本番へ。学校のプールからは,子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきます。
 では,ここで質問です。あなたは,昨日,何回「ありがとう」と言いましたか。
普段あまり意識したことがないかもしれませんが,この「ありがとう」という言葉は,言われた人にも言った人にも,幸せな気持ちを運んでくれるものなのです。

 ある新聞に,このような記事がのっていました。
<地下鉄のつり革広告に,こんなキャッチコピーを見つけました。「『ありがとう』のひとことが,しあわせにするのは,ふたりです。言われた人と,言った人」思わず「そうだよなあ」と膝をたたいてしまいました。
「ありがとう」と言うと,相手が笑顔になる。すると自分も喜びが増す。
ここで一つ,子どもたちに宿題を出したい。それは「ありがとう」という言葉を,この夏休みに何度も使ってみようという提案です。こんな言い方をすると誤解を招くかもしれませんが,「ありがとう」という言葉は「タダ」です。「タダ」なのに,使い惜しみする人が多いようです。その上,使えば使うほど得になります。「言った本人」も幸せになるのです。「ありがとう」は習慣です。言い換えれば「癖」です。ご飯を食べたり,歯を磨いたりするのと同じです。意識して使っているうちに,自然と身につき,使わずにはいられなくなります。でも,大人になってからでは,身につきにくいのです。だから,子どものうちから「癖」にしてほしいなあと思ったのです。>

人は自分一人では生きていけません。空気,水,食料,家族や友だち,職場の人たち,さらには社会など,自分を取り巻くあらゆるものに支えられて生きているのです。そう考えれば,自然に感謝の心が感じられるようになってきます。感謝の心が生まれてくれば,自然と幸せが感じられるようになってきます。感謝の心を「ありがとう」という言葉や笑顔で,周囲の人に伝えることが,自分だけでなく,周りの人たちの心も和ませ,幸せな気持ちにしてくれるのです。
少し照れくさいかもしれないけれど,ついつい言いそびれてしまうことがあるけれど,感謝の気持ちを「ありがとう」という言葉を使って,相手に伝えてみませんか。

校長室から  〜6月〜  『あいさつ 〜関係を大切にできる子〜』

 「おはようございます」「こんにちは」「いってきます」「いってらっしゃい」
「あいさつ」をすることの大切さは,子どもから大人まで,知っています。では,「あいさつ」はどうして大切なのでしょうか。
子どもたちに聞いてみると,「あいさつをすると気持ちがいい」「あいさつをすると仲良くなれる」などの答えが返っていきます。「あいさつ」をきっかけに会話が進み,人間関係か築かれていくことを,子どもたちも生活の中で感じています。
「あいさつ」について,こんなお話もあります。
「あいさつ」は,それ自体に意味をなす言葉なのではなく,お互い安心するための合言葉なのです。どんな動物でも,怒っているときは,表情や態度に表します。牙をむき出しにしたり,吠えたりすることなどで,機嫌がよくないことを相手に示しています。ところが,多くの動物の中で,人間だけが,自分の周りに見せる表情と実際の心の有様を変えることができるのです。そこで,「あいさつ」を交わすということが発明されたのです。「あいさつ」をすることで,「少なくともあなたの敵ではありませんよ。」と伝えているのです。
 「あいさつ(挨拶)」の語源を調べてみると,「一挨一拶(問答を交わして相手の悟りの深浅を試すこと)」という言葉に由来するそうです。「挨」には「押し開く」「互いに心を開いて近づく」,「拶」には「迫る」「擦り寄る」という意味があります。つまり,「出会った人が互いに心を開いて,相手に迫っていく」ということが「あいさつ(挨拶)」ということになるのです。
 「あいさつ」そのひとことの中に,安心を感じ,感謝,優しさ,心配りなどが伝わってきます。人と人のとの関係を大切にする上で,「あいさつ」は,とても大切なものなのです。
これから,子どもたちはたくさんの人と出会います。子どもたちには,いつも,自分から「あいさつ」のできる人になって,相手に安心の気持ちを持たせ,友だちや仲間をたくさんつくってほしいと思います。そして,人との関係を大切にできる人になってほしいと思います。

校長室から  〜5月〜  『5月3日は何の日?』

 第1問です。「5月3日は祝日ですが,何の日でしょう。」
急に聞かれると困ってしまいますが,5月3日は「憲法記念日」です。
1947年5月3日に「日本国憲法」が施行されたことを記念し,国の成長を願う日として,1948年から国民の祝日となりました。施行された新しい憲法への思いの表れか,この年に生まれた子どもの名前に,「憲」の字を入れることが多かったそうです。この「日本国憲法」は国の基本的なあり方を定めており,すべてのすべての法やきまりは,「憲法」に基づいて決められています。
 では,第2問です。「日本国憲法の3つの原則は何でしょう。」
6年生の社会科で学習するのですが,日本国憲法には「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」の3つの原則があります。教科書の言葉を引用すると「国民主権」は「政治の主人公は国民」,「平和主義」は「二度と戦争をしない」ということです。
「基本的人権の尊重」は「生まれながらの権利を大切にする」と教科書には書かれています。言い換えると,「その人が,その人として,認められること,大切にされること」だと思います。5月3日,憲法記念日,普段なかなか考える機会も少ないと思いますが,子どもたちといっしょに振り返ってみてください。「自分を大切にしていますか。」「周りの人を大切にしていますか。」「どうせ」とか「つい」とかいう思いで,「大切」にできていないことってあると思います。みんなが大切にし,大切にされる,教室,学校,社会を,「憲法」で謳われているように,これからもつくっていきたいと思います。
 明日から,いわゆる「ゴールデンウィーク」とよばれる期間に入ります。この「ゴールデンウィーク」は,つくられたことば(造語)で,メディアによっては,このことばを使わずに「大型連休」と表現するところもあるようです。
 学校は,5月3日から5連休となります。子どもたちとって,新年度,新学期,新学年,新しいことがたくさん始まった4月,ここで,少し体も心も休めて,5月のスタートを切ってほしいと思います。安全と健康には気を付けて,また,生活のリズムを大きく崩してしまわないようにも気を付けて,「大型連休」を過ごしてほしいと思います。

校長室から 〜4月〜 『よろしくお願いします』

 6名の教職員と44名の新入生を迎え,平成29年度がスタートしました。
今年度から池田東小学校の校長となりました寳(たから)居(い)繁(しげ)治(はる)です。昨年度は,保護者や地域の方々からご支援をいただき,また温かく見守っていただきました。本当にありがとうございます。今年度も,昨年度同様,ご支援,ご協力くださいますよう,よろしくお願い申し上げます。
 さて,今年度の池田東小学校の「学校教育目標」や,「期待する子ども像」,「めざす子どもの姿」を,以下のようにしました。
◇学校教育目標
「心豊かに,自ら学び 自ら考える子」の育成
◇期待する子ども像(4つの「カン」)
「感動できる子」「感謝できる子」
「時間を大切にできる子」「関係を大切にできる子」
◇めざす子どもの姿
・学習準備ができ,意欲的に学ぶ子
・しっかり話を聴き,しっかり話せる子
・整理整頓ができ,自律的で健康的な生活がおくれる子
・TPOに応じた挨拶や話し方ができる子
・困った時にどうすればよいかを考え,実践できる子
・生活面や学習面で,自らを振り返ることができる子
・粘り強く取り組み,よりよい自分を求めつづける子
 まずは,何をめざして取り組んでいくのかをはっきりとわかるようにすること,しっかりと目標を持つことが大切です。そして,その目標を達成していく過程で,「振り返る(自らを問う)」力を育みたいと考えています。「何ができてなかったか」ということだけでなく,「何をしたらうまくいったのか」「今,どうしたらよいのか」など,自分で自分を見つめる力を身につけてほしいと考えています。
 学校では,教育活動を通して,「目標を持つことの大切さ」,「自分を振り返ることの大切さ」を実感できる取組を行っていきたいと考えています。ご家庭でも,会話を通して,「目標を決める」「自分のしたことを振り返る」というような場面をつくっていただければと思います。今年度も,教職員一同,力を合わせて頑張っていきたいと思います。どうか,学校の取組に対してご理解いただき,池田東小学校の子どもたちのために,ご支援,ご協力をお願いいたします。

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