最新更新日:2024/09/25 | |
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校長室より 11月号
校長室より・・・NO! NO! YES!の法則
結果はすぐには出なくても,あきらめないこと 10月15日(土)の「運動会」では,たくさんの保護者の方や地域の皆様に参観していただき,本当にありがとうございました。子ども達の一生懸命に頑張る姿を見て,たくさんの声援を送っていただきました。参観に来られていた方から,「こちらの方が,逆に励まされ元気をいただきました。ありがとうございました。」「感動しました。来てよかったです。」等のお声をいただきました。 でも,子ども達にとってうれしいことは,自分のことをよく知る身近な人に褒めてもらえることでしょう。特に,家族の人から頑張りを認めてもらえることです。自分と喜びを分かち合える人に,「一等を取ったよ。」「○○競技で勝ったよ。」などと思わず話しかけてしまう。その気持ちに,たとえ自慢する気持ちがあったとしても,それが良いとか悪いとかは別のことです。小さな子どもにとっては自分が頑張ったことを誰かに喜んでもらうのは,何よりうれしいものです。自分にとってうれしいことがあった時に,「そう,よかったね・・・」と心から祝福してくれる人があれば,喜びが倍になるというのは,本当のことだと思います。逆に,競技に負けたり失敗したりして,がっくりとしているときに,「くよくよするなよ・・」「君を陰で応援しているよ・・」と,励ましてくれる人があれば,そのつらさも半分になるでしょう。 失敗して落ち込んだ時や不幸のどん底にいるときに黙って手を握ってくれる人がいてくれるだけで,その苦しみや痛みは軽減されるものです。このように,人と人とが認め合ったり励まし合ったりできることは,人間の成長にとってとても大切なことです。 しかし,もっと大切なことは,たとえ認めてもらえなくても「あきらめないでがんばること」だと思うのです。一人一人が全力を出しても,すぐに良い結果が出なくても,何度も何度もあきらめないでチャレンジすれば,いつか良い結果が出る時が来る。それは,ずっとずっと先のことかもしれません。私はそれを,「NO! NO! YES!の法則」という言葉で子ども達に話しています。だれの人生も順調に「YES」ばかりが続くものではありません。時には,目の前の試練を克服しないと前に進めないときが人生にはやってきます。 今回4年生で,「運動会と前向きな心」をテーマに担任と共に道徳の授業を行いました。道徳資料の内容は「お前が遅いから俺たちのチームはリレーに勝てない。」と言われたA君は,それを機会に奮起して頑張りとおす。同じことを言われたB君は,そのことがきっかけとなり,嫌気がさし練習をさぼるようになってしまう。結果は,「A君のいたチームが力を合わせて優勝する」というお話です。 お互いの良さを認め合い励まし合いながらも,向かい風(逆風) で廻る風車のごときたくましい心が,少しずつ育ってくることを願ってやみません。 子ども達一人一人の可能性が開花するように,運動会で培った前向きな心を,これからも一歩一歩皆様と共に育ててまいりたいと思います。ご声援,本当にありがとうございました。 |
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