最新更新日:2024/06/01 | |
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校長室から 〜3月号〜 『三寒四温から桜へ』
「三寒四温」という言葉を,この時期,耳にすることがあります。漢字からイメージして,なんとなく意味は分かるような気がするのですが,もともとは,冬に,中国北東部や朝鮮半島などでかなり規則的に現れる現象のことを言います。
この地域では,冬に,シベリア高気圧からの寒気が,7日くらいの周期で強くなったり弱くなったりする現象が起こります。「三寒四温」という言葉は,この,中国北東部や朝鮮半島などで冬期によくおこる,3日くらい寒い日が続き,4日くらい暖かく,これが繰り返される現象を示すものだったそうです。 日本では,シベリア高気圧の影響をそのまま受けるこれらの地域とは異なり,間に日本海があり,太平洋高気圧の影響も受けるため,シベリア高気圧からの寒気の吹き込みだけで気温や天気が決まりません。そのため,冬の間に「三寒四温」がはっきり現れることはまれで,ひと冬に一度あるかないかという程度のようです。冬に現象が現れることはまれですが,2月の終わりから3月にかけて少し似たような現象が起こるので,日本では,春先のこの時期に,よく使われる言葉になったと考えられます。 早いもので,今年度もあと1か月。6年生にとっては,小学校生活があと1か月となりました。6年生は,その学校の「顔」です。今年の池田東小学校はどんな「顔」をしていたでしょうか。普段の生活の中で,いろいろな行事で,フレンドリー活動で,その他にもいろいろな場面で活躍し,頑張ってくれ,池田東小学校を盛り上げてくれた6年生。とっても素敵な「顔」をしていたのではないかと思います。 5年生から1年生の子どもたちにとっても,その学年があと1か月で終わることになります。しっかりと振り返りをし,やり残したことがないように,していきたいですね。 季節はやがて桜の季節へ。今年の桜は例年より早い見込みで,開花が3月24日ごろ,満開が4月2日ごろという予報もありました。卒業式のころは,つぼみを膨らませているかもしれませんね。 まだまだ,春とは思えない,寒い日が続くこともあるでしょう。でも,そんな冷たい風の中でも,桜は咲く準備をしています。子どもたちには,次へのステップに向けて,学年の締めくくりと,次への準備を,していってほしいと思います。 |
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