最新更新日:2020/03/27 | |
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切磋琢磨(せっさたくま)
まずは,新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため,京都市立の学校園は3月5日から春季休業中までの期間,休校措置とすることといたしました。詳しい対応等については,別紙にてお知らせしております。保護者の皆様には,この事情を鑑み,ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて,この冬は,昨年以上に雪の降る日が少なく,スタッドレスタイヤに頼ることはないのかなあと思っていましたが,2月に入って,やっぱりスタッドレスタイヤに換えておいてよかったと思う日が数回ありました。先日コメ作りのことで来ていただいたゲストティーチャーの方に,春になって雪どけ水は必要なこと,暖冬だと春になって害虫に悩まされることなどを教えていただきました。農業は,自然に影響されやすいこと,自然と共存しながら営まれていることを改めて教えていただきました。 私もささやかながら(2〜3メートルほどの畝が2つ)家庭菜園を楽しんでいます。思うようにいかないことばかりですが,ここ数年取り組んでいます。昨年の春にダイコンを育てようとしていた時に,ひかり学級の子どもたちが,自分たちで育てたダイコンの種がとれたとプレゼントしてくれました。早速種まきをして毎朝水やりをして出勤するようになりました。アサガオの芽が早く出ないかと心待ちにしている1年生と同じ心境です。しばらくして少し土が盛り上がり,芽が出始めました。5月の終わりごろには,ほとんどの芽が出ました。その後も順調に大きくなり,お正月のお雑煮やおせち料理で食べることができました。今までにない感動を覚えました。もうあと数本しか残っていませんが,ひかり学級の子どもたちのことを思いながらお世話をしてきて,とてもいい思い出の野菜作りになりました。 さて,この京北第一小学校の学校便りも最終号となりました。毎回初めの部分で,拙い原稿を書かせていただいてきました。私の思いや言いたいことがうまく伝わっているかなあといつも不安をいだきながら書いてきました。タイトルについては,どんな四字熟語を紹介しようか考えながら辞書で調べたり,パソコンで調べたりしながら選んできました。今回の「切磋琢磨」は,この最終号で紹介しようと早くから決めていました。あとひと月で子どもたちは今よりもたくさんのお友だちと学ぶことになります。そんな子どもたちに贈る言葉としてこの言葉を選びました。この言葉には,「友人同士が互いに励まし合い競争し合って,共に向上すること」「互いに励まし合って鍛錬や修行をすること」という意味があります。新しい環境で,今まで以上に切磋琢磨しながら学校生活を送ってほしいと思います。 何度も同じようなことを書きますが,教頭として4年間,校長として2年間,この京北第一小学校で子どもたち,保護者・地域の皆様と出会い,共に過ごすことができたことを嬉しく思います。かけがえのない京北第一小学校での6年間でした。なかなか十分なことができませんでしたが,皆様に支えていただきながら勤めることができました。心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。 最後になりましたが,冒頭でも触れましたが,インフルエンザや新型コロナウイルスについてもまだまだ予断を許さない状況です。長い休みになりますが,お子たちの,そして皆様の健康にご留意いただきたいと思います。本当に長い間ありがとうございました。 |
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