最新更新日:2020/03/27 | |
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子どもは○○を選べない
今年の梅雨はしとしとと雨が降り続くのではなく,集中的に豪雨が降る傾向のようです。まだ,梅雨明けまでは時間がありそうです。くれぐれも大雨での被害がでないことを祈っております。地域・保護者の皆様におかれましてお変わりなくご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。平素は本校教育推進にご理解・ご支援を賜り誠にありがとうございます。
6月26日(月)に,恒例となってきました,「砂川コラボ」の小学生版として砂川小学校5年生と京北3小学校の交流の取組が京北山の家で行われました。昨年度から,砂川小の希望でアユつかみを実施することとなり,今年度もそれがメインとなりました。前日は大雨で,川の水かさが増えたり,水が濁ったりすることを心配していましたが,当日は梅雨の晴れ間で,川の状態も戻り,昨年以上の楽しい鮎つかみになりました。自分たちのつかまえたアユを塩焼にしてもらい,京北米のおにぎりと食べる昼食は,砂川小の児童だけではなく,京北の子ども達にとっても最高の経験だったと思われます。このような取組が出来ますのも,京北自治振興会久保会長様はじめ,多数の役員の皆様,ボランティアの皆様のお蔭です。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。 また,24日(土)には,西京極陸上競技場で,「日清カップ」陸上競技会が行われました。本校からは5年生2名が参加し,日頃の練習の成果をしっかり出すことができました。二人とも今までの最高記録だったことは,何より嬉しいです。 砂川コラボや,日清カップ陸上競技会,ここに挙げた取組のほかにも,子ども達は学校では経験できない交流の機会があります。ここ京北は,市街地から遠距離ということもあり,子ども達にとってはそれがハンデになることもあります。しかし,どんどん交流の輪は広がり,子ども達は多くの友だちと関わり,今まで経験しかなったことを味わっていきます。それは,子ども達を一回りも二回りも成長させることにつながります。 これからも学校だけでできない学習や取組が増えていきます。子ども達の新たな一面を,新たなよさを見つけるチャンスにしたいものです。 ちなみに,8月2日に6年生対象の全市水泳記録会が行われます。50メートルプールで泳ぐ機会はあまりありませんので,参加を呼び掛けたところ,10名近くが参加することになりました。これも嬉しいことです。 子どもはいっぱい宝物を持っています。その宝物は磨かれないと光りません。その宝物は見つからないままのこともあります。だから,いろいろな経験や出会いが必要です。どうか,二人の先生はその宝物を子どもが見つけられる支援をしたいものです。 余談になって恐縮ですが,親の好き嫌いが子どもに影響をすることはよくあります。私の知り合いで,ねぎの苦手なお父さんがおられました。その子も「ラーメンねぎ抜き」と注文します。 休日参観御礼
初夏の候,保護者の皆様にはお変わりなく,健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。平素は本校教育推進にご理解・ご支援を賜り誠にありがとうございます。
少し肌寒さを感じさせる6月3日(土)に休日参観を実施致しました。今年度は午前中の1時間目から4時間目を参観としました。担任は,数日前より気合が入り,少しでも子どもたちが活躍できるよう,また学級の楽しい雰囲気が伝えられるようにと努力しておりました。そのおもいが通じたのか,早朝より多数の保護者の皆様のご来校をいただくことが出来ました。子どもたちもいつも以上に張り切って学習に臨んでいました。いつもと違うことで,教師も子どももがんばれたことはとっても嬉しいことです。 すべての学級で1時間は道徳,1時間は親子活動,そして,あと2時間はそれぞれの教科等の学習という時間割でした。ご承知のように,道徳は来年度より特別の教科「道徳」として教科書を用いての学習になります。しかし,本校では特別の教科「道徳」となっても,ならなくても,自己を見つめ,よりよく生きていこうと自分事として考える時間として取り組んでおります。道徳の時間が,子ども達にとって,他人事ではなく,自分のこととして考える時間になるよう,指導者は絶えず工夫しております。どうすれば話し合いが活発になるか,学習のあしあとが確認できる板書の工夫をどうすればよいか,学習のふりかえりをどうすればよいかなど,学校全体で話し合い共通理解を進めています。 また,親子活動においても,今年度は多種にわたっていました。運動的なもの,ものづくり,百人一首など,担任と子どもで相談して決めたようです。ご参加の保護者の皆様,ありがとうございました。 続いて,本来なら保護者の皆様におかれてはこれで終了なのですが,今年度は,PTA会長様から小中一貫教育設立についての4小中学校PTA会長会・3保育所保護者会の経過の報告をしてくださいました。中学生の給食について,標準服についての話し合いの経過と,今後の見通しを説明されました。 40名以上の方がその会に参加してくださり,会長様そして校長の報告に耳を傾けていただいたことに感謝いたします。標準服については,今後アンケートのご協力をいただく予定です。 午前中の学習を終え,京北以外の学校では下校のなるのですが,京北の三校では給食を実施します。そのメニューは恒例の朴葉ご飯です。今年のえんどう豆はとても上質で実が大きく,甘さたっぷりでした。一つ一つ朴葉にまかれて手作りの味を堪能しました。えんどう豆調達に努力いただいたふるさと公社様,農家の皆様,また,朴葉取りのお世話になった食生活改善推進委員協議会(食改健康しゃくなげ)の今木様に改めてお礼申し上げます。多くの方のご尽力のもと,京北の伝統食朴葉ご飯が提供されていることを大変ありがたさを感じております。 昼休みの休憩をはさんで,午後の学習は体育(スポーツテスト)を行いました。色別に分かれて,6年生のリーダーを中心にそれぞれのテストを進めます。「もうちょっと」「がんばれ・・」の応援が飛び交っていました。 終末の土曜日で,ご家庭におかれましてはそれぞれご予定があったかも知れませんが,子ども達の学校での学習・生活の一端をご覧いただくことができたことは何よりもありがたく,嬉しいことです。今度とも,学校教育推進にお力添えをお願いします。 子どもは教師の言うことは聞かないけれど・・・
真夏を感じさせる日が続いています。熱中症の心配もしています。地域・保護者の皆様におかれましてお変わりなくご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。平素は本校教育推進にご理解・ご支援を賜り誠にありがとうございます。
さて,5月もいろいろな取組を通して,子ども達は成長しています。大変嬉しいことです。6年生は11日〜12日に修学旅行(奈良・大阪・神戸)を経験しました。私も7年ぶりに修学旅行の引率に加わったのですが,初めて行った7年前との違いを目の当たりにしました。何が違っていたか,それは京北三校の6年生が学校別ではなく,三校すべての混ざった班を作り,その班を中心に活動したことです。出発式前に,学校ごとで人数点検・健康観察をしたあとは,それぞれの班で整列し,バスに乗車。その後はすべて,班行動です。何の違和感もないのです。1年生からの合同の社会見学,4年生のみさきの家野外活動,5年生の長期宿泊体験活動で経験したことがしっかり生きています。京北三小学校の仲間は一つということを実感しました。中には,すぐに自校の友だちと引っ付いてしまう子も見られましたが,それぞれが自分の班の仲間と活動することを楽しんでいました。大阪城,須磨海浜水族園,人と防災未来センターなどは,班で相談し協力した活動が出来ていました。思い出いっぱいの二日間でした。 次に,26日(金)雨天一日順延された京北陸上交歓記録会が本校の校庭で行われました。花背・宕陰の友だちも招いて,5校5・6年生80名ほどが,日頃の練習の成果を競い合いました。京北第二小の清水校長の開会のあいさつで,最後まで力いっぱい活動しよう,違う学校の友たちと仲よくなろう,というめあてを話されました。子ども達はそのめあてに沿って,しっかり活動できたと思います。交流を通して,自校では気付かない友だちの素晴らしさや,上手さ・速さを経験することが出来ました。やっぱり多くの友だちに触れることは意義あることと実感しました。 修学旅行と京北陸上交歓記録会のことを例に挙げたのですが,子ども達は自校の友だち以外の関わりを通して確実の成長し,視野を広げています。新たな出会いによって,ちょっぴり悩んだり,困ったりすることがあったとしても・・・。 あるコラムで,次のような文章を目にしました。 静岡県掛川市にある肢体不自由児養護施設「ねむの木学園」でのことです。初めてねむの木学園に来た時は,字も書けず,1足す1も出来なかった子が,自分の名前が書けるようになり,手紙を書けるようになった。そして,相手のことを心遣いできる姿も見られた。また,手足が不自由で,一人で食事をとることすらできなかった子が,食事はもちろん農作業で種をまき,大根を抱えて見せに来るまでになった。そして,これらの成長の足跡のあとに, 「同じことを何度も繰り返しながら成長していく子どもたちの小さな進歩を涙して喜び,そのたびに「子どもは教師の言うことは聞かないけれど,教師のすることはまねる」ことを思い知らされ,何度も決意を新たにする先生・職員たち」という文章で結ばれている。 二人の先生はどんな決意を新たにするのでしょうか。子どもたちの小さな進歩を涙して喜ぶことができていたでしょうか。 子どもは二人の先生の背中を見ています。私も見られています。 勉強好きな子に
ひと月前,桜はつぼみで,朝は10度を下回る日もありました。たったひと月で,桜は盛りを過ぎ,遅い京北の春も今が盛りです。青葉がまぶしく感じられます。地域・保護者の皆様におかれましてお変わりなくご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。平素は本校教育推進にご理解・ご支援を賜り誠にありがとうございます。
さて,子ども達は入学・進級して早ひと月程,ピカピカの一年生も少しずつ学校に慣れてきたようで,放課後には運動場の遊具で楽しく遊ぶ姿が見られます。過日実施しました「1年生歓迎遠足」では,6年生のリーダーを中心に,チームで団結した行動がとれました。帰校後のふりかえりの会では,けががなかったこと,グループで協力できたことが話題になりました。1年生にどうだったかと尋ねると,すぐに「楽しかった。」「面白かった。」という返答がありました。1年歓迎遠足です。歓迎された1年生が満足したことが何よりです。そのためには,6年生を中心としたサポート体制がしっかりできていたのです。この取組の実施にあたって,6年生がどうしたら1年生のためになるかと一生けんめい話し合っていました。長年縦割り活動を通して,高学年のリーダー性を育ててきた成果だと喜んでおります。 4月18日(火)6年生が,全国学力学習状況調査を受けました。ちょっぴり緊張しながらも今までの学習の成果を出そうと励んでいました。算数のB問題が難しくて,時おり首をひねったり,ため息をついたりしていましたが,どうにか,全ての調査を終えることができました。結果については,追ってお知らせいたします。 このように毎年6年生が全国学力学習状況調査,3・4年生がプレジョイントプログラム,5・6年生がジョイントプログラムで自分の学びについて点検します。もちろん,これは子ども達だけのものではなく,指導者の指導の在り方や学校としての学力向上の取組についてのふりかえりとなります。狭い意味の学力としてのとらえですが,せっかくの機会ですので,それぞれの取組を子どもにとっても,学校・指導者にとってもよりよいものにしていきたいです。 先日,ある調査を目にしました。勉強好きになる子はどんな子?という見出しです。とても気になりました。すべてここに書くことは出来ませんので,若干抜粋してお知らせします。 5年生以上で「勉強が好きになった」という子どもは,「新しいことを知るのがうれしい」「希望の進学先に進みたい」「友達に負けたくない」という回答が,勉強が嫌いという子より,17〜35ポイント高かったです。一方で「先生や親に叱れたくない」という動機は、「嫌いなまま」の子どもの方が多かったです。 また,「好きになった」子どもに勉強方法を尋ねたところ,「テストで間違えた問題をやり直す」「繰り返し書いて覚える」「分からない点を確かめながら勉強する」などの回答が,「嫌いなまま」の子どもより,11〜27ポイント高かったです。 このことを大人がどのように考えるか,勉強が嫌いな子はその子のせいなのでしょうか。私は,どの子も勉強したい,できるようになりたいと思いっていると信じています。ただ,そうなるには二人の先生(保護者と担任)の支援が必要です。二人の先生が本気で,関わっているかを見ています。子ども達の目は厳しく,そして,何かを求めています。 二人の先生の姿が問われます。 ご入学・ご進級を祝す
花降る里京北に春がやってきました。咲き始めた桜が,子ども達の入学・進級をお祝いしています。地域・保護者の皆様におかれましてお変わりなくご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。平素は本校教育推進にご理解・ご支援を賜り誠にありがとうございます。
さて,本校の教育理念は「積少為大」です。二宮 尊徳氏は,「大きなことをしようと思うならば,小さいことを怠けずに励まなければならない。小さいことの積み重ねこそが,大きなことを生み出すのだ。」という信念で,人づくりを進めてこられました。このことは,現代でも十分通用します。成果は努力なしには得ることはできません。日々の精進が必要なのです。 このことを受けて学校教育目標があります。 本校の学校教育目標は,「個がかがやき,みんながかがやく学校に」です。かがやく,とは・・・。一人ひとりが個性を生かし,自分の持てる力を発揮する,そのことによって,学ぶ喜びや育つ楽しさを実感する。それが「かがやく」です。京北第一小はそんな学校(子ども・教職員)を目指しています。 しかし,かがやくためにはどうすればよいのでしょうか。残念ながら,自分一人でかがやくことは難しいのです。かがやくためには,磨かれないといけないのです。つまり,周りからの刺激や激励,賞賛などが必要です。 「磨かれる」ことによって,かがやきます。かがやきは増すのです。 このように考える子ども達に少しがんばったら出来そうなこと,努力や我慢が必要なことを課すことは,「かがやく」ための素材となります。 入学・進級した子ども達は,「1年生になったから・・」「○年になったら○○を頑張ろう」「こんなことができるようになりたい」というおもいを持っています。自分を向上させたいと思っているのです。今がチャンスです。 そこで,保護者の皆様にお願いがあります。「約束事を決めて守らせる,」ことを見直していただきたいのです。 「○時には寝る」「○時には起きる」「ゲームは○分以上しない」「学校から帰ったら,まず宿題をする」などなど,ご家庭での約束事を決めて,それを守らせる。このことによって,子ども達をご家庭においても「磨いて」いただきたいのです。決めたことは,守らせることの徹底に頑張っていただきたいのです。 ご家庭と学校が同一歩調でお子達を「磨く」ことによって,きっと子ども達の「かがやき」は増します。 社会に出て,かがやく子ども,かがやき続ける子どもに育てるためにどうぞご理解・ご協力をお願いします。 結びに,91名の全校児童が「かがやく」学校づくりに教職員一丸となって取り組んで参ります。どうぞ今年度もよろしくお願いいたします。 |
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