最新更新日:2020/03/27 | |
本日:1
昨日:3 総数:221738 |
勉強好きな子に
ひと月前,桜はつぼみで,朝は10度を下回る日もありました。たったひと月で,桜は盛りを過ぎ,遅い京北の春も今が盛りです。青葉がまぶしく感じられます。地域・保護者の皆様におかれましてお変わりなくご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。平素は本校教育推進にご理解・ご支援を賜り誠にありがとうございます。
さて,子ども達は入学・進級して早ひと月程,ピカピカの一年生も少しずつ学校に慣れてきたようで,放課後には運動場の遊具で楽しく遊ぶ姿が見られます。過日実施しました「1年生歓迎遠足」では,6年生のリーダーを中心に,チームで団結した行動がとれました。帰校後のふりかえりの会では,けががなかったこと,グループで協力できたことが話題になりました。1年生にどうだったかと尋ねると,すぐに「楽しかった。」「面白かった。」という返答がありました。1年歓迎遠足です。歓迎された1年生が満足したことが何よりです。そのためには,6年生を中心としたサポート体制がしっかりできていたのです。この取組の実施にあたって,6年生がどうしたら1年生のためになるかと一生けんめい話し合っていました。長年縦割り活動を通して,高学年のリーダー性を育ててきた成果だと喜んでおります。 4月18日(火)6年生が,全国学力学習状況調査を受けました。ちょっぴり緊張しながらも今までの学習の成果を出そうと励んでいました。算数のB問題が難しくて,時おり首をひねったり,ため息をついたりしていましたが,どうにか,全ての調査を終えることができました。結果については,追ってお知らせいたします。 このように毎年6年生が全国学力学習状況調査,3・4年生がプレジョイントプログラム,5・6年生がジョイントプログラムで自分の学びについて点検します。もちろん,これは子ども達だけのものではなく,指導者の指導の在り方や学校としての学力向上の取組についてのふりかえりとなります。狭い意味の学力としてのとらえですが,せっかくの機会ですので,それぞれの取組を子どもにとっても,学校・指導者にとってもよりよいものにしていきたいです。 先日,ある調査を目にしました。勉強好きになる子はどんな子?という見出しです。とても気になりました。すべてここに書くことは出来ませんので,若干抜粋してお知らせします。 5年生以上で「勉強が好きになった」という子どもは,「新しいことを知るのがうれしい」「希望の進学先に進みたい」「友達に負けたくない」という回答が,勉強が嫌いという子より,17〜35ポイント高かったです。一方で「先生や親に叱れたくない」という動機は、「嫌いなまま」の子どもの方が多かったです。 また,「好きになった」子どもに勉強方法を尋ねたところ,「テストで間違えた問題をやり直す」「繰り返し書いて覚える」「分からない点を確かめながら勉強する」などの回答が,「嫌いなまま」の子どもより,11〜27ポイント高かったです。 このことを大人がどのように考えるか,勉強が嫌いな子はその子のせいなのでしょうか。私は,どの子も勉強したい,できるようになりたいと思いっていると信じています。ただ,そうなるには二人の先生(保護者と担任)の支援が必要です。二人の先生が本気で,関わっているかを見ています。子ども達の目は厳しく,そして,何かを求めています。 二人の先生の姿が問われます。 |
|