最新更新日:2020/03/27 | |
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京北地域小中校長会からのお知らせ
新通学服の業者選定について
暑中お見舞い申し上げます
梅雨明けと同時に,大変厳しい暑さが続いております。熱中症の対策を確実にすることが体調管理の近道です。地域・保護者の皆様におかれましてはいかがお過ごしですか。くれぐれもご自愛くださいませ。
7月24日(月)から夏季休業に入り,子ども達は学校から家庭・地域中心の生活に戻りました。学校という時には,規則正しく,我慢を強いられる社会生活から,気楽で,自由のきく空間に移っていったのです。 家庭・地域という場は,学校と同様に安心・安全な居心地のよい空間であり,ちょっぴり羽目をはずしても許されることも多いです。 人間は,適度の緊張と緩和を繰り返しながら,少しずつ少しずつ成長していきます。だから,緊張がよくないといって取り除くことは子どものためになるのでしょうか。反対に,緊張状態を持続させることもいかがなものかと考えることもあります。つまり緊張と緩和のバランスが大切なのです。 このことを自分のお子達や,自分の子育てに照らし合わせてください。教員なら,自分の学級経営,管理職なら自分の学校経営に照らし合わせてみましょう。そんなことを考えられるのも,時間に余裕のある長期の休みです。普段は,これもしないといけない,あれもしないといけない,なかなか結果がでない,などなど。ゆっくり自分を振り返ることは大切です。 緊張と緩和のバランスとともに,放任と過保護(過干渉)ことも問題にされます。放任と過保護(過干渉)という関わり方は両極端です。子育てにおいて,すべて放任,何事も過保護ということはないと思いますが,自分はどちらの傾向が強いかを分析してみることは面白いです。分析によって,その傾向を示すには訳(原因)があると思うのです。この子は小さい時に病弱だったので・・・。自分は親にそのように育てられたので・・・。子どもは自分が守らないと・・・。「かわいい子には旅をさせろ」ということを実践している・・。まだまだ訳があるようですが,これらはすべて大人目線です。大人の言い分なのです。相手(当事者)である子ども自身がそのことを望んでいるかどうかはわからないのです。そこに,しつけ(教育)の難しさがあります。いくら,良かれと思ってしていても,よい結果になるとは限らないのです。 私も親であり,担任であり,管理職であり,先輩と呼ばれることもあり,年だけは取ってきているのですが,いつも反省こと然りです。その中での気づきとして,「過ぎたるは及ばざる」ということでした。何でも過ぎる,つまり度を超すということは考えものということでした。いくらかわいい,大切だと言って度を超えた関わりはその子にとっても周りにとってもマイナスだと感じるようになりました。 子ども達の生活の中心が家庭や地域になる長期のお休みです。 二人の先生の子育てついての点検(振り返り)の時間を作ってみることは大切です。 私は,子どもや教え子は自分を超えてほしいと願っています。そう思いながら,ついつい手を出してしまいがちです。「手を放しても,目を離さず」でいたいものです。 大人に近づくにつれて,また大人に対しても,手取り足取りはいかがなものでしょうか。 |
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