最新更新日:2020/03/27 | |
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自分のいのちは自分で…
梅雨真最中,6月23日(木)は午前3時22分に京都市域に大雨警報が発令されました。京北地域の小中学校は午前7時の段階で自宅待機となりました。周山中学校では定期テストの最終日でしたが,テストを実施することは出来ません。
雨も小降りになり,時おり陽もさす状態にもなってきたのですが,一向に警報は解除されませんでした。そして,午前11時を過ぎ,休校が決まりました。そのあと,午前11時28分に大雨警報が解除されました。 保護者や地域の皆様におかれましては不安で,ご心配のお気持ちだったとお察しいたします。 さて,今後もこのような大雨が予想されます。これに加えて,台風や地震などの自然の脅威に襲われることもあります。そのような中で,私たちは暮らしています。大人も子どもも同じです。それでは,これからどうすれば・・・,ということになります。 23日(木)の午後に教職員の「防災研修」を計画しておりました。警報による休校になったことがあまりにもタイムリーだったのです。宇津・周山・細野地区のハザードマップを見て,土砂くずれや水害の危険性について話し合い,その避難場所を確認しました。また,実際に被害を受けた場合,子どものいのちを守るためにどうすることがよりよいかを考えました。過日,休日参観時に「ひきわたし訓練」を実施しましたが,本当に被害が起こったら・・・,など課題は尽きませんでした。 やはり,災害時だけに関わらず,ひとり一人がいかに自分の安全を守るか,その意識と行動の徹底が最重要であるということにつながりました。子どもが一人でいる場合にも,災害はやってくるかも知れません。だれかに尋ねることも出来ない状態になるかも知れません。だから,どうするのか。 日頃から,家庭・学校・地域において,自分のいのちは自分でまもること,安全に行動することができるように大人が支援していかなければなりません。危険なこと,もしかしたら,大きな被害に遭うと予想されることを自分で回避していかないといけないのです。 「いのちをまもること」については,「しまった」「失敗した」では済まないのです。大きな悲しみを感じてはならないのです。 私は,京北に勤務して「自然の脅威」を味わいました。雨の怖さ,洪水のすごさを実感しました。今までで経験したことのない出来事でした。 警報は,「危ない,気をつけなさい」と教えています。自分勝手な判断で軽く考えたり,自然を甘く見たりすることがないよう,学校では引き続き指導します。 「雨降りの用水路には近づかない」「風の強い時は傘だけではなく,カッパを着る」「雨風の激しい中の外出はできるだけ避ける」などなど。しかし,すべての状況に合う指導は出来ません。その場に合った最良と思われる判断をすること,それが出来る子を育てることが大切です。臨機応変の対応が必要です。うまくいかないと言って,だれかの「せい」にしてもダメなのです。 あえて,「自分のいのちは自分で守る」「臨機応変に対応できる」子どもに育てるために二人の先生の協力が必要です。ああしておけばよかった,という悔いを残さないために。 今後とも,本校教育推進にご理解とご協力をお願いします。 |
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