最新更新日:2020/03/27 | |
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憲法月間から
さくらが散り,ここ京北においては春から夏へ季節の移り変わりです。まぶしいばかりの青葉,色とりどりの野草,ツバメの巣作りも始まっています。寒かった冬が遠い昔のようです。
地域・保護者の皆様にはお変わりなくご健勝にお過ごしのこととお喜び申し上げます。4月8日に入学した1年生も,少しずつ少しずつ学校生活に親しんでいます。また,6年生は最高学年として,「自分たちが手本になろう」というおもいを態度で示しています。過日,実施しました「1年生歓迎遠足」では,滝又の滝(トレイルコース)へ行きました。参加者全員けがなく終えることが出来ました。帰校した6年生から,無事グループをリードした安堵感と,充実感を味わうことが出来ました。遠足の実施におきまして,京北自治振興会のトレイル担当の皆様はじめいろいろな方に,大変お世話になりました。ここにお礼申し上げます。 さて,5月は「憲法月間」です。5月3日(憲法記念日)【日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する 国民の祝日】で,その日を含む5月が,「憲法月間」と決められています。学校では,憲法のことについて朝会等で話し,子ども達にとって「憲法」が少しでも身近なものになるように,と思っています。 皆様,ご承知のように日本国憲法には,三つの大きな柱があります。 1. 国民主権 2. 平和主義(戦争放棄) 3. 基本的人権の尊重 です。 これらのことを小学生にわかりやすく伝えることは,なかなか難しいです。そこで,わたしは次のように説明しました。 1.この国をよくするために代表を選んで,そこで話し合いをします。学校でいえば,学級代表を選んで,児童会で話し合うのと同じです。決め方は,話し合いをすすめ,どうしても決まらない時は多数決で決めます。これも学級会や,児童会と同じです。 2.昔,日本の国は外国と戦争してしまいました。たくさんの人が亡くなったり,傷ついたりしました。そこで,これからは決して,戦争はしない,ということを誓いました。武力で,ものごとを解決しないと決めました。戦争はしないけれど,君たちの周りで,武力(暴力)でものごとを解決しようとしていることはありませんか。「けんか」はありませんか。話し合いで,ものごとを解決する努力が必要なのです。 3.このことは,毎年12月の「人権旬間」の時にもお話ししています。常に,「自分がされていやなことはしない」と,話しています。自分さえよければよい,まず,自分が困ったり,いやだったりすることを避けたい,と思いがちですが,そのことで周りは迷惑がかからないのか,困る人はないだろうか,と考えられる子どもになってほしいです。「自分もまわりの大切」です。 人は,一人では生きられません。共存するためには,思いやりや,ちょっぴり我慢,配慮などが必要です。 「個がかがやき,みんながかがやく学校」づくりには,二人の先生の理解と協力が必要です。どうぞ引き続き,ご支援をお願いします。 |
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