京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/25
本日:count up2
昨日:2
総数:142504
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク

平成21年6月・学校だよりから

 日曜など休日に学校にいきますと、よく親子でキャッチボールをされている姿を見ます。父と息子で、兄弟で、近所の子達で、中には、妹や中学のお姉ちゃんまでもが楽しそうに打ったり投げたりしています。「今の球、よかったぞ!」「ほれ、気をぬいたらあかん!」など、単にキャッチボールをしているだけなのに、父親の気持ちが投げるボールを通して子どもに伝わります。我が子に「早く大きくなってほしい。」「早く立派に成長してほしい。」という願いが、もっと力強く投げろと言う言葉になって子どもに届きます。子どもは、一心に逃すまいとその球を全身で受け止め、自分の力いっぱいの球を父親に返球しています。「お父さん、頑張るしな!」と、心の中で親の期待に応えようと必死です。子どもは、本当に純朴です。すばらしい親子に感服いたしました。これが弓削の良さだと思います。

 さて、この6日土曜日は休日参観日です。普段なかなかお休みが取りにくい方々や、遠方にお住まいの祖父母の方にもじっくり学校や子どもの様子を見ていただけるよい機会だと思います。もちろん、こちらの方が都合悪いとおっしゃる方のご協力があってこその取組です。ありがとうございます。たくさんお越しいただいて、子どもや先生の真剣な授業、祖父母の皆様と子ども、教職員とのふれあいなどを通して、「みんなで創ろう、楽しい学校!」の取組をしていきたいと思います。8日月曜日は代休日になりお休みですが、プリントでお知らせしましたように、午前中は「学校の自然を発見しよう!」という催しをします。ビオトープに入ったり、植物を観察したり、小鳥のさえずりを聞いたりして学びます。お米を持ち寄り、おにぎりと、味噌汁を食べながら楽しみます。みなさんご参加ください。

6月 学校で力を入れていること
【今、子ども達が頑張っていること】
外で元気に体を動かそう。みんなで仲良く遊ぼう。体力づくりに励もう。忘れ物をしないようにしよう。笛の練習を頑張ろう。田植えしたお米を大事に育てよう。畑にまいた作物を大きく育てよう。
【先生が頑張っていること】
大きな声でしっかり発表させたい。考える学習をさせたい。体験をたくさん積ませたい。外で仲良く元気に遊ばせたい。休日参観を充実させたい。学校を美しくしたい。
【保護者の方や祖父母、地域の方へのお願い】
 子どもを見たら、どこのお子さんでも声かけをお願いします。「おはよう!」「お帰り!」「頑張ってるね!」。
 校庭に花壇を作っています。子ども達と一緒に花や野菜など作ってほしいと思っています。作ってもいいなとおっしゃる方は、学校までお知らせください。


                                 校長 松下茂

平成21年5月・学校だよりから

 よい季節になって参りました。連休中は,交通事故などに注意して安全に過ごしてほしいと思います。特に曲がり角や,道路の横断は,歩行者,自転車ともに注意が必要です。「行ってらっしゃい。」の後に「渡るときは気をつけてね。」と,付け足してください。

 先日掃除の時間に廊下を歩いて見ていますと,向こうの方からいっぱい水が入ったバケツを体を傾けながらよいしょ,よいしょと洗い場に運ぼうとする子どもに出会いました。一年生です。大変重そうで,ここまでこれるかなと見ていますと,横を通り過ぎた教室で掃除をしていた6年生が,さっと何の偉そうなそぶりもなく,ごく当たり前のようにバケツを持ってやったのです。その1年生は,一瞬驚いた風でしたが,6年生の顔を見て,「ありがとう。」と,にこりとしていました。私たち教職員は,とかく「人を大切に」と言いますが,もうこの子ども達たちは,これを実践しているのだと感心いたしました。きっとバケツを持った6年生も小さいときに持ってもらった経験があり,この1年生もまた誰かを助けることがあるだろうとうれしく思いました。子ども達同士の中で学び合い育ちあっているのです。私たち大人は,この子ども達の学びを支え促進していかなければなりません。学校で,家庭で,地域であらゆるところで学んでおります。価値あることを将来に生かせるように学ばせたいと願っています。5月は,憲法月間,人が人として等しく尊ばれなければならないという,人権の大切さを再認識したい月でもあります。地域のみんなで子どもを育ててきた弓削の人々の思いを「子ども達と創る学校づくり」にも,生かしていきたく思っています。

今月,学校が力を入れて取り組んでいること,お願いしたいこと。

子ども達:
一年生に優しく教えてあげる。
勉強のルールがわかり,しっかり学習する。
元気な声で挨拶をする。

先生達:
「何でも話し合える」,「力一杯活動できる」学級の雰囲気作り
毎日決まってやらなければならないことのしつけ,ルール作り
大きな声での挨拶や正しい言葉遣い,言葉の環境作り

保護者:
毎日,気持ちよく学校に行けるように送り出すこと。
学校との連絡をしっかり取り,子どものお話をゆっくり聞いてあげること。
よいことやがんばりを認め,励ましてあげること。

地域の方:
子どもに出会ったら「おはよう」,「行ってらっしゃい」と声かけをすること。


                                 校長 松下茂

平成21年4月・学校だよりから

 今日は,快晴に恵まれた始業式,入学式の日です。2年生以上の登校の子ども達を下中の交差点で待っておりました。子どもたちの列がいつもよりずんずん早く近づいてきます。しかも,いつもの時刻より早い到着です。私もいつもより大きな声で「おはよう!」と,声に力が入ります。今日からすでにもう大きなランドセルと手提げカバン,子ども達の新しい学年への意気込みが感じられます。保護者の方も最初の日に遅れないように気遣いして送り出していただいたのだろうと,ありがたく思いました。

 着任式では,4人の先生方を子ども達に紹介しました。どの先生も初めて出会う純朴な子ども達の姿に「明るく楽しい学校を創って行こう。」などと,あいさつされました。

 始業式では,私は,子ども達に私たち,みんなで創ろう楽しい学校をと,「自分の力と,お友達の力,それに先生方や,保護者,地域の方と一緒に創っていく学校,毎日,いろんなことが学べる,力いっぱい学べる楽しい学校を創っていきましょう。」と,話しました。担任の発表をしますと,どの学年も歓声が上がり,始業式後に子ども達の先頭にたって引き連れて歩かれる先生方の姿からは,「さあ,やろう!」という意気込みが感じられました。5年生に1人,転入のお子様を迎え,昨年通り77人でスタートします。

 入学式は,教職員一同,温かい気持ちで子ども達を迎え,式を終えることができました。「桜の花のほほえむ日,ようこそ一年生…」と,来賓や保護者の方とみんなで式歌を歌いました。1年生は,3月の修了式よりも一回りも二回りも大きく見えました。明日からの勉強が楽しみです。

 さて,明日からは通学班によって1年生から6年生まで登校します。安全に気をつけて事故のないように通学してほしいものです。いつもご協力いただいておりますが,子ども達が近くを通るころに,お手がすいておられましたら表に出て「いってらっしゃい。」「お帰り。」とお声がけいただけましたら,安心です。引き続き,どうぞよろしくお願いします。

 本年度も子ども達が張り切って毎日通える学校づくりをしていきたいと思います。ご支援をお願いいたします。


                                 校長 松下茂

平成20年11月・学校だよりから

 今朝の気温は,8度です。始業前の運動場,朝靄に差し込んだ朝日が美しいです。そういえばずいぶん秋も深まりました。冬はもうすぐそこまでやってきました。駅伝大会に向けて,子ども達が友達とお話をしながら楽しく走っています。一人増え,二人増え,いつの間にやらたくさんの子ども達が走っています。朝日に当たって長い陰も一緒に走っています。そこに先生が来られました。『おーい,しっかり走れよ!』と。周りにもブランコを楽しむ子,土の上に絵を描いておしゃべりする子,鉄棒をしながら遠くの友達を呼んでいる子達など,朝の校庭は,それぞれにゆっくりとした時間が流れています。

 さて,先日来,五・六年生のジョイントプログラムのテスト結果や六年生の全国学力調査結果の特徴などをお知らせしておりますが,さらに詳しく問題内容や解答を見ておりますと,本校では次のような傾向が見られます。

 国語では,字数を制限して文章でまとめる問題,例えば椋鳩十作「母グマ子グマ」を読み,文中の言葉を示してこの言葉は,『お母さんグマのどのような気持ちが表れていると考えられますか。』と問います。示された二語の言葉を使い40字から80字以内で書きます。様々な種類の資料を関係づけて読み,条件にあった効果的な文章を書く力が求められています。

 算数では,『約150平方センチメートルの面積のものは,次の1〜4のどれですか。』という問題で,選択肢には「1:切手1枚の面積,2:年がはがき1枚の面積,3:算数の教科書1冊の表紙の面積,4:教室一部屋の床の面積」が示されています。算数活動の中で具体的に調べる体験活動や置き換えること,検討づける力などが求められています。選択したり記述したりする学習内容と,なぜそう思うのか,その考え方の交流学習が今後の授業には必須であります。授業の改善を図っていきたいと思います。放課後の補習や家庭での学習においても,より負担なくポイントを絞り込んだ効果的な学習になるよう考えたいと思います。ご家庭でもどうかご協力下さい。


                                 校長 松下茂

平成20年10月・学校だよりから

 先日の「大杉っこ大運動会」ご参観,誠にありがとうございました。子ども達のがんばりのすごさにまた,素直な子どもらしさに改めて感動いたしました。子ども達と,教職員の日頃の学習や生活の中で積み上げたものが出ておりました。さらに日々の取り組みを工夫しまして,もっともっとすばらしい子ども達に育てていきたいと一同思っています。今後とも,忌憚のないご意見を賜りたく思います。

 さて,周山中学校の文化祭に行って参りました。ちょうど1年生の劇の始まる時刻でした。懐かしい顔,元気にしているんだなと,うれしく思いました。三小出身の生徒達が主役をし,劇を引っ張っていました。いじめに対して考えさせるものでした。中学生と言えば携帯,友達,進路,点数と心が揺れ動く時期ですが,大切なことは大切と,劇にしてくれました。元々弓削の地域は,子どもをみんなの目であつく見守ってきたところと聞きます。ご自分のお子様だけではなく,お互いにこれからも見守りや励ましをしてやっていただければうれしく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 今年の2月に六年生児童が実施しました全国学力,学習状況調査の結果がかえって参りました。本校は,国語・算数共に全国平均より上位でありました。日頃の学習成果の結果ではありますが,記述式回答を要する問題など理由や説明の必要なB問題については,どの学校もそうではありますが,苦戦をしています。また,個々の児童によっても正当にばらつきが見られます。学習状況を見る児童への質問紙調査では,「寝起きの時刻や睡眠時間」,「テレビの視聴時間や家での勉強時間」,「土日の勉強時間や家での予復習時間」,「朝食を一緒に食べる」,「テスト間違いの勉強」など,課題とすべきことも浮かび上がってきました。私たちは,これからも一人一人の児童の課題や内容に目を向けた,きめ細かな指導に心がけていきたいと思います。ご意見をお聞かせ下さい。詳しくは,学級よりお知らせいたします。

 話は変わりますが,昔からこの地域に住まわれている人々が大切に思われ,また,されてこられた弓削の良さや子どもの良さ,生活の中での大切にされてきた事柄や習慣など,子ども達に話してやれば良いなと言うことを教えていただけませんか。どのような方法でも結構ですのでお知らせいただければ,お伺いいたします。よろしくお願いいたします。


                                 校長 松下茂

平成20年9月・学校だよりから

 子ども達は今,運動会の練習の真っ最中です。応援合戦の歌を高学年のお兄さんやお姉さんに教えてもらいながら,顔を真っ赤にして,今まで見たこともないくらいの大きな口を開けて練習に励んでいます。あせでびっしょりになりながら歌う子に,わたしは,「何と子どもはすばらしいのだろう」と思います。しんどいという顔一つなく突き進む子ども達,色別に心が一つになっています。先生方も昼に放課後に精一杯動いています。大杉っ子大運動会は,おじいちゃん,おばあちゃん,お父さん,お母さんの時代からずっと続く第三小学校の伝統ある行事です。この取り組みの中で子どもも先生もいっぱい学びます。当日の運動会には,大きな大きな声援をお願いいたします。

 さて,京北学校運営協議会という名前をご存じでしょうか。先日第一小学校のプールで筏体験をしましたが,「京北の子ども達を京北のみんなで育てていこう」と,学校関係者や地域の方で組織し,活動しております。


                                 校長 松下茂

平成20年7月・学校だよりから

 今日は,暑いし絶対プールがあるぞ!などと口々に登校の階段を上ってきます。どの子どももやる気に満ちたよい笑顔です。下校では,みんなが校舎横の運動場に集まって,今日の無事とがんばりを確認しあいます。汗びっしょりになり,髪の毛からしたたり落ちる汗と,おふろ上がりのように真っ赤になった元気な顔を見ると全教職員もなんだかほっとします。「明日も元気に来て下さい。」という子どもの声に,子どもも教職員も思わず「はい!」と,大きな声で言ってしまいます。さようならの号令のあと,子ども達は地区ごとに帰って行きます。

 さて,少し前になりますが,4年生と一緒に「花脊山に家」に行ってきました。京北3校合同の宿泊行事です。初めての宿泊,親元から離れての宿泊,自分たちで力を合わせていろんなことをしなければなりません。決められた約束や自分の仕事の分担もこなさなければなりません。三小の子ども達は,本当に楽しそうにてきぱきと,役割をこなしていました。一日目,お風呂に入って少し時間がありました。泊まる宿泊棟で私も床に足を投げ出して,くつろいでいると,「先生,肩もんであげようか」と,男の子。「へエー肩もめるの?」,「うん,いつもお母さんやら,お父さんの肩もんでるの!」と,うれしげに言っています。「あーじょうずやねー,なかなかこんなにうまくは,もめへんで」,「うん,いつもやってるもん,じょうずやとほめてくれはる。」「それで,もんであげたらお父さんやお母さんは,どう言わはるの?」,「お父さんは力わいてきた」,「お母さんは,ありがとう,明日も会社がんばるわ」と言はる。私の肩にも力がぎゅっぎゅっと,入ってきます。もう一人の女の子も「先生私も,もんであげる。」と,肩もみを始めました。「ァ,そこ上手やけど誰にもんであげてるの?」「私,おばあちゃん,」「気持ちいいって,いってくれはる。おまえの指がちょうど,おばあちゃんの気持ちいいつぼに入るのや。」て,言わはる。

 私は,子ども達の指がもったいなくて,「ありがとう」と,そこそこにして思いました。子どもはやはり親にとって,家族にとって宝物なのだと。子どもも同じように思っている。学校でも子ども達は宝物です。この今しか育てられない宝物をどう育てていくか,どんなことを残していけばよいのか,みんなで一緒に考えていかねばなりません。私たち教職員は,よい仕事を与えられたと感謝しています。


                                 校長 松下茂

平成20年6月・学校だよりから

 先日,祖父母参観がありました。おじいさん,おばあさんの知恵をお借りして空気でっぽうや七夕飾りを作りました。子ども達は,うれしそうに自分で作った空気でっぽうを手に手に持ち帰っていきました。七夕飾りをのぞいてみますと,子どもの言葉としては,「保育園の先生になれますように」,「剣道がうまくなりますように」,「ダンスがじょうずにおどれますように」,「勉強ができるようになりますように」,「おじいちゃんの腰が治りますように」,また,祖父母の方からは,「孫が休まず学校に勉強に来れますように」,「みんなが元気におれますように」,「大きな声で返事ができますように」,さらに父母の方からは,「遠くにいるおじいちゃんがまた元気で参観にこれますように」など,本当に家族ならではの愛情あふれるものばかりでした。私は,良さをまた一つ発見でき,うれしい気持ちになりました。

 さて本校では,77名の子どもたちと16人の教職員,それに保護者,ご家族,地域の方と,共々,次の4つの事柄について一緒に子どもの成長を育んでいけたらなと思っております。

 一つ目は,子どもたちの学校生活の中でのいろいろな様子を,もっともっと皆さんに知っていただいて,子どもたちのすばらしさや身につけるべきことを共有していきたいと言うことです。学校では,授業時間にはない子どもの助け合いやがんばり,毎日の通学班の中での学び合いなどすばらしい場面がいっぱいあります。学年便りや学校便り,HP 等でお伝えしていきたいと思います。お返事をいただけたらうれしいです。

 二つ目は,今,子どもたちに残しておきたいことを皆さんの中からお聞きしたいと思っています。この地域には,町にはすでに失われてしまった良さやけじめ,人付き合いが残されています。生活の中で受け継がれてきた知恵や技術,ちょっとした知識なども残されております。かつて子ども達が当たり前のようにしていたこと,今だからこそ子どもにもっと身につけてほしいことなど,家庭,地域,学校での習慣や催し,教えなど子どもの中に残して大切にしていきたいと考えています。

 三つ目は,なるべく学校に来ていただく機会を増やしていきたいと思っています。普段お仕事などでなかなか来にくい方や遠方の方にも,学校での子どもの様子を見てもらいたいなと思っております。おやじの会やふれあい土曜塾の催し,休日の参観や自由参観など今後の課題であると考えております。

 四つ目は,学校評価をもっともっと多くの方よりいただきたいと言うことです。評価と言いますとなんだか堅ぐるしく感じますが,学校の行っている取組を良く知って,考えを交換しながら育てるべきことを共有したい,あるいは育てるべきことをお互いに分担しながら,育てたいと言うことです。教職員は毎日一生懸命子どもたちに向かっております。そのことも合わせて評価をお願いしたいと思っています。みなさんとのこれら4つの取組,一つ一つがよい子育てにつながっていくのだと信じております。どうかご支援,ご協力をよろしくお願いいたします。


                                 校長 松下茂

平成20年5月・学校だよりから

 気持ちのいい五月晴れが続きます。校下の田んぼでは田植えの姿が見られます。これら日に日に変わる景色を横目に見ながら,子どもたちは毎日登下校しております。

 さて,学校もスタートいたしまして早ひと月半がたちました。先生方も子どもたちも新しい学年の雰囲気に慣れ,いよいよ,どのお子さんもその本領を発揮してくれることと楽しみにしています。1年生も,すっかり自分の学校だという雰囲気です。お子様の家での様子はいかがですか。喜んで学校へ行っておられますか。ご心配な点は,担任と十分に連絡をお取りください。学校の方も,学校でこそできる子育て・教育をと心がけていきたいと思います。それは,どの子にも確かな学力をつけること,健康な体,健やかな心を育てること,そしてこの地域に住む一員としての誇りと責任を持って成長していくことです。放課後では,全学年が下校時刻までの時間を学級の様々な活動や補習,居残り勉強などに有効に使っています。毎日全学年というのは,先生方の責任感の表れでありますが,町ではあまり見られないことでもあります。今年は,5,6年生全員にジョイントプログラムを実施して,さらにきめ細かい自学自習につなげていきたいと思っています。コケコッコー運動や,親子ふれあいデーなども本校の特徴ある取組です。毎月21日の親子ふれあいデーは,お子様とのふれあいを意識的にしようとする日です。膝にでも子どもさんを乗せてお話ししてみられてはいかがでしょう。 

 本校の取組みが長く続くように支えてくださっていることに感謝いたします。

 学校で行われる一年間のいろいろな行事や催しが子どもの心を成長させています。学級での担任との「学び」と,通学班や,色別班,清掃班,ランチルームでの食事グループ班の「学び」がうまく相乗効果を上げています。通学班では,長いところでは,4キロの道を上級生と下級生が一緒に歩いてきます。以前のことですが,入学して間もない1年生が登校途中で転びました。これを見た6年生のリーダーは,近くの民家でその子の膝の傷を洗ってもらい,自分とその子のランドセルを5年生に持たせて,1年生を背中に背負って学校まで汗だくで登校してきたことがありました。それを見ていたほかの子は,どんなとをそこで学んだのでしょうか。私たちは,このような学びを保護者の皆様にも知っていただき,共に子育てをしていきたいと思っています。子どもたちを毎日見守って,元気づけていただいているのは,保護者の方々であり,地域の皆さんであります。「こどもの日」,「憲法月間」の5月,学校,地域,家庭がこのすばらしい子どもたちを一緒に育てていけたらと切に願っております。                  


                                 校長 松下茂

平成20年4月・学校だよりから

 春の訪れとともに桜のつぼみもふくらみ,待望の1年生入学を迎えました。

 私は,本年4月1日より江口満前校長の後任として,歴史あるこの京北第三小学校を引き継ぐことになりました,松下茂でございます。全力で子どもをはぐくんで参りますので,どうか学校教職員全員にお力添えをよろしくお願いいたします。

 さて,入学式では,堂上英樹京都市教育委員会首席指導主事様,赤坂PTA会長様をはじめたくさんの方々からの温かい祝福と励ましをいただき,元気いっぱい,笑顔いっぱいの男子8名,女子5名,計13名の1年生を迎えることができました。

 子どもたちは,担任の高林教諭から名前を呼ばれて大きな声で返事をしたり,来賓の祝辞などに「ありがとう。」と応えたりしていました。校門横の博習校の碑には,「師弟相睦み,ひろく学ぶ」と,あります。子どもたちは,元々先生が好きであります。先生方も子どもたちが好きでこの仕事を選んだのであります。学ぶことの厳しさを持ちながら,しかし,一年生を含め全校77名,16名の教職員が,共に協働して楽しい充実した学校づくりができればと思っております。私たちは,この子どもたちを力一杯育てていきたいと思っています。純朴な子どもたちの中にある素直さや優しさ,いろんな仕事を自分たちで分かち合い,がんばり通す子どもたち,学年を追って力強く伸びていってほしいと願っています。

 先輩諸氏の築かれてきた校風をしっかり引き継ぎ,さらに新たな歴史を刻みつつ,保護者・地域の皆様のご支援をいただいて,地域ぐるみの教育を展開して確かな力を培う学校でありたいと思っています。

今年度も引き続きあたたかいご支援ご協力を心からお願い申し上げます。


                        校長 松下茂
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
学校行事
3/10 授業参観・懇談会・PTA総会
京都市立京北第三小学校
〒601-0531
京都市右京区京北上弓削町弾正27
TEL:075-854-0244
FAX:075-854-0256
E-mail: keihoku3-s@edu.city.kyoto.jp