京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/25
本日:count up1
昨日:1
総数:142480
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク

平成20年7月・学校だよりから

 今日は,暑いし絶対プールがあるぞ!などと口々に登校の階段を上ってきます。どの子どももやる気に満ちたよい笑顔です。下校では,みんなが校舎横の運動場に集まって,今日の無事とがんばりを確認しあいます。汗びっしょりになり,髪の毛からしたたり落ちる汗と,おふろ上がりのように真っ赤になった元気な顔を見ると全教職員もなんだかほっとします。「明日も元気に来て下さい。」という子どもの声に,子どもも教職員も思わず「はい!」と,大きな声で言ってしまいます。さようならの号令のあと,子ども達は地区ごとに帰って行きます。

 さて,少し前になりますが,4年生と一緒に「花脊山に家」に行ってきました。京北3校合同の宿泊行事です。初めての宿泊,親元から離れての宿泊,自分たちで力を合わせていろんなことをしなければなりません。決められた約束や自分の仕事の分担もこなさなければなりません。三小の子ども達は,本当に楽しそうにてきぱきと,役割をこなしていました。一日目,お風呂に入って少し時間がありました。泊まる宿泊棟で私も床に足を投げ出して,くつろいでいると,「先生,肩もんであげようか」と,男の子。「へエー肩もめるの?」,「うん,いつもお母さんやら,お父さんの肩もんでるの!」と,うれしげに言っています。「あーじょうずやねー,なかなかこんなにうまくは,もめへんで」,「うん,いつもやってるもん,じょうずやとほめてくれはる。」「それで,もんであげたらお父さんやお母さんは,どう言わはるの?」,「お父さんは力わいてきた」,「お母さんは,ありがとう,明日も会社がんばるわ」と言はる。私の肩にも力がぎゅっぎゅっと,入ってきます。もう一人の女の子も「先生私も,もんであげる。」と,肩もみを始めました。「ァ,そこ上手やけど誰にもんであげてるの?」「私,おばあちゃん,」「気持ちいいって,いってくれはる。おまえの指がちょうど,おばあちゃんの気持ちいいつぼに入るのや。」て,言わはる。

 私は,子ども達の指がもったいなくて,「ありがとう」と,そこそこにして思いました。子どもはやはり親にとって,家族にとって宝物なのだと。子どもも同じように思っている。学校でも子ども達は宝物です。この今しか育てられない宝物をどう育てていくか,どんなことを残していけばよいのか,みんなで一緒に考えていかねばなりません。私たち教職員は,よい仕事を与えられたと感謝しています。


                                 校長 松下茂

平成20年6月・学校だよりから

 先日,祖父母参観がありました。おじいさん,おばあさんの知恵をお借りして空気でっぽうや七夕飾りを作りました。子ども達は,うれしそうに自分で作った空気でっぽうを手に手に持ち帰っていきました。七夕飾りをのぞいてみますと,子どもの言葉としては,「保育園の先生になれますように」,「剣道がうまくなりますように」,「ダンスがじょうずにおどれますように」,「勉強ができるようになりますように」,「おじいちゃんの腰が治りますように」,また,祖父母の方からは,「孫が休まず学校に勉強に来れますように」,「みんなが元気におれますように」,「大きな声で返事ができますように」,さらに父母の方からは,「遠くにいるおじいちゃんがまた元気で参観にこれますように」など,本当に家族ならではの愛情あふれるものばかりでした。私は,良さをまた一つ発見でき,うれしい気持ちになりました。

 さて本校では,77名の子どもたちと16人の教職員,それに保護者,ご家族,地域の方と,共々,次の4つの事柄について一緒に子どもの成長を育んでいけたらなと思っております。

 一つ目は,子どもたちの学校生活の中でのいろいろな様子を,もっともっと皆さんに知っていただいて,子どもたちのすばらしさや身につけるべきことを共有していきたいと言うことです。学校では,授業時間にはない子どもの助け合いやがんばり,毎日の通学班の中での学び合いなどすばらしい場面がいっぱいあります。学年便りや学校便り,HP 等でお伝えしていきたいと思います。お返事をいただけたらうれしいです。

 二つ目は,今,子どもたちに残しておきたいことを皆さんの中からお聞きしたいと思っています。この地域には,町にはすでに失われてしまった良さやけじめ,人付き合いが残されています。生活の中で受け継がれてきた知恵や技術,ちょっとした知識なども残されております。かつて子ども達が当たり前のようにしていたこと,今だからこそ子どもにもっと身につけてほしいことなど,家庭,地域,学校での習慣や催し,教えなど子どもの中に残して大切にしていきたいと考えています。

 三つ目は,なるべく学校に来ていただく機会を増やしていきたいと思っています。普段お仕事などでなかなか来にくい方や遠方の方にも,学校での子どもの様子を見てもらいたいなと思っております。おやじの会やふれあい土曜塾の催し,休日の参観や自由参観など今後の課題であると考えております。

 四つ目は,学校評価をもっともっと多くの方よりいただきたいと言うことです。評価と言いますとなんだか堅ぐるしく感じますが,学校の行っている取組を良く知って,考えを交換しながら育てるべきことを共有したい,あるいは育てるべきことをお互いに分担しながら,育てたいと言うことです。教職員は毎日一生懸命子どもたちに向かっております。そのことも合わせて評価をお願いしたいと思っています。みなさんとのこれら4つの取組,一つ一つがよい子育てにつながっていくのだと信じております。どうかご支援,ご協力をよろしくお願いいたします。


                                 校長 松下茂

平成20年5月・学校だよりから

 気持ちのいい五月晴れが続きます。校下の田んぼでは田植えの姿が見られます。これら日に日に変わる景色を横目に見ながら,子どもたちは毎日登下校しております。

 さて,学校もスタートいたしまして早ひと月半がたちました。先生方も子どもたちも新しい学年の雰囲気に慣れ,いよいよ,どのお子さんもその本領を発揮してくれることと楽しみにしています。1年生も,すっかり自分の学校だという雰囲気です。お子様の家での様子はいかがですか。喜んで学校へ行っておられますか。ご心配な点は,担任と十分に連絡をお取りください。学校の方も,学校でこそできる子育て・教育をと心がけていきたいと思います。それは,どの子にも確かな学力をつけること,健康な体,健やかな心を育てること,そしてこの地域に住む一員としての誇りと責任を持って成長していくことです。放課後では,全学年が下校時刻までの時間を学級の様々な活動や補習,居残り勉強などに有効に使っています。毎日全学年というのは,先生方の責任感の表れでありますが,町ではあまり見られないことでもあります。今年は,5,6年生全員にジョイントプログラムを実施して,さらにきめ細かい自学自習につなげていきたいと思っています。コケコッコー運動や,親子ふれあいデーなども本校の特徴ある取組です。毎月21日の親子ふれあいデーは,お子様とのふれあいを意識的にしようとする日です。膝にでも子どもさんを乗せてお話ししてみられてはいかがでしょう。 

 本校の取組みが長く続くように支えてくださっていることに感謝いたします。

 学校で行われる一年間のいろいろな行事や催しが子どもの心を成長させています。学級での担任との「学び」と,通学班や,色別班,清掃班,ランチルームでの食事グループ班の「学び」がうまく相乗効果を上げています。通学班では,長いところでは,4キロの道を上級生と下級生が一緒に歩いてきます。以前のことですが,入学して間もない1年生が登校途中で転びました。これを見た6年生のリーダーは,近くの民家でその子の膝の傷を洗ってもらい,自分とその子のランドセルを5年生に持たせて,1年生を背中に背負って学校まで汗だくで登校してきたことがありました。それを見ていたほかの子は,どんなとをそこで学んだのでしょうか。私たちは,このような学びを保護者の皆様にも知っていただき,共に子育てをしていきたいと思っています。子どもたちを毎日見守って,元気づけていただいているのは,保護者の方々であり,地域の皆さんであります。「こどもの日」,「憲法月間」の5月,学校,地域,家庭がこのすばらしい子どもたちを一緒に育てていけたらと切に願っております。                  


                                 校長 松下茂

平成20年4月・学校だよりから

 春の訪れとともに桜のつぼみもふくらみ,待望の1年生入学を迎えました。

 私は,本年4月1日より江口満前校長の後任として,歴史あるこの京北第三小学校を引き継ぐことになりました,松下茂でございます。全力で子どもをはぐくんで参りますので,どうか学校教職員全員にお力添えをよろしくお願いいたします。

 さて,入学式では,堂上英樹京都市教育委員会首席指導主事様,赤坂PTA会長様をはじめたくさんの方々からの温かい祝福と励ましをいただき,元気いっぱい,笑顔いっぱいの男子8名,女子5名,計13名の1年生を迎えることができました。

 子どもたちは,担任の高林教諭から名前を呼ばれて大きな声で返事をしたり,来賓の祝辞などに「ありがとう。」と応えたりしていました。校門横の博習校の碑には,「師弟相睦み,ひろく学ぶ」と,あります。子どもたちは,元々先生が好きであります。先生方も子どもたちが好きでこの仕事を選んだのであります。学ぶことの厳しさを持ちながら,しかし,一年生を含め全校77名,16名の教職員が,共に協働して楽しい充実した学校づくりができればと思っております。私たちは,この子どもたちを力一杯育てていきたいと思っています。純朴な子どもたちの中にある素直さや優しさ,いろんな仕事を自分たちで分かち合い,がんばり通す子どもたち,学年を追って力強く伸びていってほしいと願っています。

 先輩諸氏の築かれてきた校風をしっかり引き継ぎ,さらに新たな歴史を刻みつつ,保護者・地域の皆様のご支援をいただいて,地域ぐるみの教育を展開して確かな力を培う学校でありたいと思っています。

今年度も引き続きあたたかいご支援ご協力を心からお願い申し上げます。


                        校長 松下茂
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
学校行事
3/10 授業参観・懇談会・PTA総会
京都市立京北第三小学校
〒601-0531
京都市右京区京北上弓削町弾正27
TEL:075-854-0244
FAX:075-854-0256
E-mail: keihoku3-s@edu.city.kyoto.jp