最新更新日:2024/06/09 | |
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園内展に寄せて
先週は,餅つきがあり,園内展が始まり・・・とても忙しい一週間でした。保護者の方や先生方のがんばりで,餅つきも楽しく,園内展も盛況に開催できました。(園内展は25日(月)まで開催中)
西院幼稚園の園内展は,作品を展示するだけでなく,作品を見ながらのクラス懇談会も行われます。保護者の方にゆっくりと作品を見ていただきたいし,また,子どもたちの作品への思いを知ってほしいからです。写真右はゆり組(5歳児クラス)の懇談会の様子。 先生方にとっては,保護者の前で絵や作品について話をするのは,おそらくプレッシャーです。しかし,がんばってもらっています。作品を展示するときから,どうしてこの作品を選んで展示するのか・・・,○くんのこのときの思いはどうだったのか・・・など十二分に考えることで,保育の見直しや,子どもの捉え方の見直しにもつながるからです。 ある作品展でお母さんが,わが子の絵を見て「どうしてこの絵が選ばれたのでしょう・・・形も捉えられていないと思うのですが・・・」と話していました。そのとき私は「○くんの絵は勢いがあるでしょ・・・。かきたい・・・僕のみた□□はこんなだったよ・・・って伝わってくるでしょ」と答えました。認知的には形が捉えられるほうがよいのですが,表現活動としては形ではなく,その子どもの「かきたい!」「こんな風に感じた!」という思いが表れていたらよいと思います。 写真左は,園内展で展示されたりんごの絵(4歳児)。りんごは丸ではなく,赤い塊で捉えられ,周りには黄色いハートがかかれています。一般的に見たらりんごの絵には見えないかもしれません。(りんごが丸いと思うのは,大人の概念かも知れませんよ)よく見ると,枝のついたりんごが二個かかれています。そして,その周りは,自分が食べた皮をむいてきったりんごかかかれています。顔はりんごを食べてる自分です。「赤いりんごを食べておいしかったの!」という思いが伝わってきませんか?表現の仕方はつたなくても,その思いが詰まっているように思います。 |
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