最新更新日:2024/05/31 | |
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責務
なたね梅雨というのであろうか,ここ数日長雨が続いている。朝から離任される教職員の辞令を渡し,それぞれの労をねぎらった。それぞれの年限は違うが,それぞれ岡崎中学校では,持てる力を発揮してもらい,感謝の限りである。
最近,自分も新採の時があったなと思うことが多い。なぜそんなことを思うかというと,こうした異動の時期になると,いろいろな年代の,いろいろな経験の方々が動くが,だれしも新採の時があって,自分のことだが,何も分からず,何もできずに随分迷惑をかけ,そして,育ててもらったなと思うからである。即戦力とか,いろいろな言葉が飛び交うが,ある意味,岡崎中学校で育てていこうとすることが大切であるように思う。出られる方には,大いに岡崎中学校で学んだことを次の職場で発揮してもらうことを何よりも望むものであるし,来られる方には,今までの経験を活かして,岡崎中学校の活性化に寄与してもらい,大いに育ってもらえればと願う。 ところで,悪しき平等というには及ばないかもしれないが,よく教科で,ノートを集めて点検されている。とりわけ,テストの終了日にノート提出とかがよく目につく。提出時間厳守とか,何やらいいながら集めている。何のためにノートを集めるのだろうかとか思うことがあり,尋ねたことがある。そしたら,しっかりと書けているかとか,丁寧にノートをとっているかとかいう話であった。同時期に集めなければ,評価をするのに平等でないといわんばかりであった。わたしは同じ時期に集める必要などないといった。そもそも丁寧に点検することが大切であり,わかりやすいというか,どんなノートにすればいいかを指導するもので,また,皆に紹介できるいい例があれば,コピーをして皆に示してやるなど,ノートをとるということの具体を示すことが大切だからである。だから,毎日,1班ずつ集めて,丁寧に見てやることの方が大切である話したことがある。 一人一人を大切に,背景にまで迫ってとよく言われる。おまじないではない。合い言葉ではない。そのことをノート集めに照らし合わせると,どうすることが一人一人を大切にすることであり,背景にまで迫ることなのかを,指導者自身がしってかりと考えなければならない。忙しさの中に,自分のこの部分がそれをやっているんだという信念をもってもらうことも大切かなとも思う。すべて,管理職の責務である。新しい年度に向けて,振り返りの最中である。 |
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