最新更新日:2024/06/12 | |
本日:711
昨日:932 総数:419386 |
休みを前に
朝から公立高等学校の入学選抜の発表で慌ただしい。例年のごとく,悲喜こもごもで,いろいろな思いが交錯する。わたしですらそうなのだから,3学年の先生や担任の先生は況やであろう。とにかく,3年間行き続けて欲しい。ただただそれを願うだけである。卒業することのために,今日があるという思いを持って欲しい。
さて,春季休業がそこである。卒業,入学,進級と新たな気持ちで臨む季節である。その季節に合わせるかのように携帯の所持率が伸びる。中P連では,今年度の取組の柱として,携帯の問題を大きく取り上げた。すべての大人の大きな関心が大切である。 この間,TVを見ていると,「ネトゲ」が大きく取り上げられていた。ネトゲとは,ネットゲームのことである。ゲームという架空空間に合わせて,一日を過ごす40歳の男性の紹介であった。人と接することが苦手で,ネトゲの中でのやり取りで人とのつながりを求めているようであった。父親の急死により,十数年ぶりの母親再会により,その心配することで生活が変わっていったが,やはり,そこには人との接点があった。そのことを考えると,教育の持つ意味,人との関わりをいかに進めるかである。これに尽きるように思う。集団の中で,人との接点で,人は育つものである。そのことをしっかりと教育は見つめなければならない。学力だけなら,コンピュータが指導すればよい。母親がロボットでは,赤ん坊は育たない。血が通う育ちこそが今最も大切なのである。担任が考えること,学年が考えること,学校が考えること,そして,保護者が考えること,そして,地域の大人が考えること,とすべての大人が考えなければならないことなのである。 |
|