最新更新日:2024/09/20 | |
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『校長先生からの憲法講話がありました!』
4時間目に、5月3日の憲法記念日にちなみ校長先生からの憲法講話がありました。
その講話の一部を紹介します。 「『日本国憲法』は、国のあり方を定めた基本的なルールで、『国民主権』『平和主義』『基本的人権の尊重』の3原則を柱としています。 最近では、日本国憲法が書かれた時代にはなかった『新しい人権』が議論されています。新しい権利には、よりよい環境で暮らす『環境権』や、みだりに自分の情報を公開されない『プライバシーの権利』、自由に情報を収集したり政府に情報公開を求めたりできる『知る権利』、自分のことを自分で決められる『自己決定権』などがあります。こうした新しい人権を守る方法の1つは、今の憲法(日本国憲法)の下で法律を作って対応すること。環境権を保障する『環境影響評価法』(環境アセスメント法)や、プライバシーの権利を保護する『個人情報保護法』、知る権利を守る『情報公開法』などの法律がすでに制定されています。その一方で、憲法を改正して新しい権利を明記すべきだ、という声もあります。 もちろん、こうした権利は、子どもを含むすべての人が持つもの。1994年、日本は国際条約である『子どもの権利条約』に同意しました。ここに定められた『生きる権利 』 『育つ権利』『守られる権利』『参加する権利』の4つの権利を保障するには、憲法や『児童福祉法』などの法律では十分でないと考え、新たな法律をつくろうと動き始めた人たちもいます。」 普段の生活で、「日本国憲法」のことを考えることはあまりないかもしれません。でも今の私たちの生活は、憲法によって守られています。「法律」「ルール」と聞くと、窮屈さを感じる人もいるかもしれませんが、それらは「一人ひとりの権利を守るため」に存在していることを理解し、大事にしていきましょう。 |
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