最新更新日:2024/07/24 | |
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花壇と歌壇
学習相談に来たみなさんの
登下校を見守りながら 用務員さんと先生方が 校門横の歌壇の前に 新しい花を植えた プランターを置いて下さいました。 その歌壇を見ていたら、 保護者の方から新聞のコラムを いただきました。 みなさん、「歌壇」ってわかりますか? 「かだん」と読むのですが、 「花」ではなく「歌」の「歌壇」です。 短歌を詠む人たちの世界のことを「歌壇」と呼ぶそうです。 さまざまな新聞には 読者からよせられた中からたくさんの短歌から 選ばれたものを紹介する「歌壇」というコーナーがあります。 いただいたコラムでは、 その「歌壇」に掲載されていた短歌が紹介されていました。 この社会情勢の中では、 コロナにまつわる歌がたくさん寄せられているそうです。 「人と人との接触を抑えられた異様な日々。 その不条理を静かに詠んだ歌が胸を打つ。」 と筆者は短歌を紹介しながら語ります。 「しばしば戦争にたとえられるウィルスとの闘いだが、(中略) こんどの疫病はすでに、世界で30万近い数の命を奪った。」 「それでも、明けない夜はない。」と紹介されていたのがこの歌です。 しばらくは 離れて暮らす 「コ」と「ロ」と「ナ」 つぎ逢ふ(う)ときは 「君」といふ(う)文字で 短歌を詠む方の作品かと思ったら、 イラストレーターのタナカサダユキさんという方がSNSに あげていたものだそうです。 コロナの字が離れている、、、 と思っていたら、コラムの筆者が種明かし。 「漢字の『君』を分解すると、なるほど「コ」「ロ」「ナ」の三文字。 みごとなユーモアのその先に、希望の灯がまたたいている。」 というしめくくり。 なるほどなあ。 コロナは今、恐ろしいものの象徴ともいえるもの。 でも、重ね書けば、『君』になる。 この2週間の準備期間、 まるでこの歌の「コ」「ロ」「ナ」の三文字のように 3グループに分かれて登校していましたが、 来週からは、2グループになります。 「君」は無理ですが、 二つ重ねて「右」、くらいの距離になれそうです。 恐ろしいものに負けずに生きていくためには 「ユーモア」がふっと人々の希望になるときがある。 慎重に、でも、ユーモアも忘れず、 来週からの学校生活を 大事に行きましょう。 |
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