最新更新日:2024/09/20 | |
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形式的処理のよさ(算数科)
算数科,数学科では,形式的処理をする知識及び技能を身に付けることとその処理のよさに気付くという関心,意欲,態度を養うことも重要な指導すべき事柄です。
今日の算数科の授業(第4学年)では,「小数×整数の計算を,形式的な処理の仕方について既習事項を活用して考える」ことをねらいとして設計しました。 本来,小数×整数の計算の仕方を,例えば,「0.3×2は,0.1が3×2(個分)だから,0.1が6個で0.6」というように根拠の基に理解することがねらいです。 しかし,本校では,子どもたちの実態から,「形式的な処理の仕方を,既習事項を活用して考え表現し,積を導く」ことをねらいとして設計して授業を展開しました。 どの子どもたちも,しっかりと考え表現し,ねらいを実現しました。子どもたちのノートが物語っています。後日,紹介します。 学び方を身に付けさせることが大切
私たち教員は,45分の授業を,以下の事項に留意して展開しています。
1)本時のねらいを明確にする。 ◎知識を身に付ける◎技能を身に付ける◎考える能力を伸ばす◎学ぶ意欲を喚起する 4つの中のいずれかを中心にして,ねらいを設定します。 2)導入場面での活動,中心場面での活動,終末場面での活動を明確にする。 3)そのために必要な教材を準備する。 4)ノートの記録の在り方を明確にする。 5)学習の振り返りを行う。 しかし,子どもたちは,授業を受けてみなければ,どのような学習活動が展開されるのかが分かりません。 私は,以下のように学習展開の仕方を,発達の段階に応じて,子どもたちに認識させる必要があると考えます。 ア)最初の5分間:本時のねらいを子どもとともに明確にする。 イ)その後の10分間:既習の事柄を明らかにして,自分自身で解決する。 ウ)さらに20分間:解決の方法の正誤,或いは,よりよい解決方法,或いは,規則性や性質の共有などのいずれかで集団で話し合う。 エ)最後の10分間:まとめを確認し合い,自己の振り返りをする。 新学習指導要領の趣旨は,「生きる力」の育成であり,keywordは,「自ら」です。したがって,教師が指示などを出して,はじめて子どもが主体を発動させるという学習スタイルではなく,子ども自ら主体的に学習を展開するという学び方(授業の進め方)を身に付けさせることが重要なのです。 邦楽教室に,地域の先生方が
第6学年の子どもたちに,地域の邦楽の先生方がお見えになり,第3,4校時に,尺八,琴,三味線での演奏を披露していただきました。
毎年,第6学年の子どもたちのために,中川廣山先生を中心として,学習を展開していただいております。 春の海では,子どもたちがレコーダで尺八の部分を,琴とともに合奏していました。また,今度は,リコーダのかわりに,同じ局を尺八と琴とで演奏していただき,違いについて考える学習もされていました。貴重な体験学習でした。 中川先生をはじめ,本日,演奏していただきました先生方に厚くお礼申しあげます。 珠算学習に,某新聞社の取材が,…
京都珠算振興会の中村先生,水間先生には,本当にボランティア(謝金)なしで,子どもの指導に来ていただいており,大変申し訳なく思っております。
本日,某新聞社の社会記者の方が,取材にお見えになりました。 学校では,通常,第2学年の学習内容は,かけ算では,九九のみです。また,1000を超える大きさ数は,1月下旬から2月上旬に指導します。 しかし,珠算学習では,かけ算九九の5の段,2の段,3の段を学習しはじめるときに,2位数×1位数,3位数×1位数をします。 今日は,その記者の方に,今,学習しているかけ算とソロバンを使用しない読み上げ暗算(「願いましては,13円なり,25円なり,27円なり,78円では」と口頭で出題され,脳裏で結果を出す)を紹介されました。 あまりの子どもたちの反応や活動の様子に大変驚かれていました。 ソロバン学習は,計算力が付くのは当たり前です。それ以上に大切な,以下の能力や態度などをはぐくみます。 1)目と指が一体化して,精神統一され,正しい姿勢ができる。 2)記憶力が付く。 3)直観力が付き,重要な思考力である推論する力が付く。 4)イメージ力が付く。 5)集中力が付く。 6)聞き逃さない態度が付く。 素晴らしい虹に,子どもの歓声が木霊する
第6校時の第3学年の子どもが主役の素晴らしい研究授業が終わり,校長室に戻る途中のことです。
「校長先生,虹です」,「あっ!虹の出る位置が変わっておる」,「カメラで撮ってください」などの歓喜の声。すぐに,撮りました。 爽やかで,気持ちよい余韻が残る授業の後でしたので,尚更,美しく艶やかに私の目に映りました。 外国語活動(英語)校内研究授業から
第3学年の外国語活動の研究授業でした。子どもと教師との信頼関係に支えられた授業でした。
本校では,算数科の校内研究授業と同様に,「授業を問う4つの(算数科とは異なる)視点」を設け,授業を参観し,研究協議会で,議論を交わします。 特に,私が懸念しておりますのは,視点の一つである「コミュニケーションが自然に行われるような場の設定と具体的な活動」を通して,おもいを聞き取ったり伝えたりする態度の育成をはじめ,以下のような課題があります。 1)コミュニケーションが自然に行われる姿とはどのような姿をいうのか。 2)単元の構成と1時間の学習の在り方を子どもが身に付けて,自ら活動する授業を成立させているのか。 3)外国語活動(英語)の授業における発音の指導は妥当であるのか。など しかし,教職員の熱い研究への情熱と協働体制で克服していけると期待しております。 「ふれあい集会」で,ねらうこととは,…
今日の朝刊に,各新聞社は,一斉に学習到達度OECD調査の結果を報道しました。
経済協力開発機構(OECD)は,昨日,7日に世界65カ国,地域の15歳の生徒約47万人が参加した2009年の学習到達度調査(PISA調査)の結果を公表しました。その結果の報道です。 このPISA調査は,2000年から3年ごとに,行っています。世界で同じ問題を出題してその結果を,参加したそれぞれ国が,他国と比較しながら,学習到達度状況について分析し課題を明確にしていくための調査です。 読解力,数学的リテラシー,科学的リテラシーなどの分野の能力を調査する問題で,基礎的基本的な知識や技能を活用して,思考し,判断し,表現して問題解決する能力や情報に対して,自己の考えを明確に表現する能力などの資質が問われるのです。 その国際比較で,それぞれの結果の日本国の順位が掲載されていました。 読解力が「15位から8位に」と見出し。しかし,最下位層の割合は,前回と変わらず,多く解消されたとはいえない状況といえます。 読解力とは,「聞いて,読んで,話して,知って,考えて,書いて,まとめる」という総合的な能力であると勝手な解釈かもしれませんが,私はそのように考えています。 ですから,読解力は国語科で育成するものではなく,各教科でも育成すべき能力ですから,同じことを繰り返して述べますが,「聞いて,読んで,話して,知って,考えて,書いて,まとめる」活動を推進するように,先生方に助言してきました。 本日,第1,2校時に,全校集会「人権ふれあい集会」を実施しました。 この集会のねらいは,人権に関わる問題に積極的に取り組み,人権意識を高めることとともに,私の言う読解力を育成することにあります。 人権をテーマに,各学年が取り組んできたことを語る集会です。記述した文章やメモを読むのではありません。記述した文章を暗記して発表するのではありません。 テーマについて「聞いて,読んで,話して,知って,考えて,書いて,まとめる」という活動を通して学習してきたことを整理して,自分の言葉で,全校の子どもたちに伝えるという集会です。 この趣旨で「ふれあい集会」を実施したのは,実は,昨年度からです。 「読解力の育成を目指す全校集会である」と自負しています。 第17回左京南支部小学校「大文字駅伝」大会予選会にて
午後2時30分から,左京南支部小学校「大文字駅伝」大会予選会が実施されました。
この予選会は,鴨川河川敷の北大路橋から出雲路橋の周回コース(1周1,750m)で,1チーム男女各7名の14名(控え選手男女各2名含む)で構成し,10周を、襷を繋いで競争します。 第25回京都市小学校「大文字駅伝」大会の出場校を決める大切な予選会です。この予選会で,左京区南支部からは上位3カ校が本選に出場できます。 午後2時50分,左京南支部の13カ校が,一斉にスタートしました。本校の選手も頑張りましたが,10位という結果でした。 この予選会で,代表として参加する子どもたちに,代表に選ばれなかった友だちの分まで,個々が力を出し切り,襷を繋いで,優勝目指して練習の成果を出してくれること,そして,予選会に関係する方々への「感謝の気持ち」を忘れないでほしいと願っています。 例えば, 1)この予選会のために,学校医の先生が,寒さが堪える河川敷で,子どもたちの健康を見守るために最初から最後まで待機していただいていること。 2)京都市教育委員会の先生方が応援に駆け付けてくださっていること。 3)支部体育主任会の先生方が,当日までの企画,連絡調整,準備をしてくださって本日の予選会が実施できること。 4)支部養護教育研究会の養護の先生方が,当日のために待機してくださっていること。 5)自主役員,自主整理員として当日の進行をお世話してくださっていること。 6)予選会に,保護者や地域の方々が応援してくださっていること。 など,一つの競技には,多くの人々が関わっているのです。 このように,多くの方々のご協力とご厚意のもとで,予選会が行われていることを理解してほしいのです。 人間は,決して一人では生きていけません。協力し合って,協調し合って,自らを律して生きていきます。この予選会も,その一つであることを,この大会に参加して,駅伝の意義とともにみんなに支えられて生きていることを認識して,社会を形成する人格を広げ深めてほしいと願う次第です。 学力
学校だよりでは,11月号から,「平成23年4月1日から新しい学習指導要領による教育がはじまります」を特集し,4回シリーズとして紹介していきます。
学力向上に向けて,各学校では,以下に示す(1),(2),(3)に最善を尽くし,取り組みます。 (1)基礎的,基本的な知識及び技能を確実に習得させる (2)思考力,判断力,表現力を育成させる (3)学ぶ意欲を高め,主体的に学ぶ態度を養わせる では,これから目指す教育は,どのように,習得させ,能力を育成させ,態度を形成させるのでしょうか。 その教育活動の内容や方法については,子ども,家庭,地域の実情に応じて構想する各学校長の示す具体的方策に任されています。 本校では,各教科で,「記録,説明,批評,論述,討論」などの言語活動を通して,指導していきます。また,ICT機器を効率よく活用して,学力の向上を実現させていきます。 また,1時間の授業では,ア〜エオの問題解決的な学習を展開することを基本としています。 ア.本時の課題を明確に捉えさせる。 イ.課題を解決するための問題に,個々が取り組む。 ・ノートに,問題と予想される結果,結果に至るための基になる知識,技能を想起し,結果と結果を導く考えを記述する。…記録,説明 ウ.小集団(グループ)や集団で,結果や結果に至る考えについて共感的に批判的に話し合い,価値ある交流をする。…批評,論述,討論 エ.自分の学習観を振り返る。 今日の第4学年の授業の様子です。イの子どもたちが記述している内容を紹介します。 これからの課題は,どの学年もそうですが,ウです。 京都学びの街生き方探究館で「キャリア教育」を学ぶ(第5学年)
京都市では,第5学年で,総合的な学習の時間で,事前学習,体験学習,事後学習を合わせて,約20時間京都スチューデントシティ学習を実施しています。
そのねらいは,日常生活と経済の仕組み,社会の関わりについて理解させ,よき企業者として,また,よき消費者として京の伝統文化や産業,環境保全について基本的なことを認識させることと,これらの学習を通して,職業観,勤労観を養うことにあります。 アメリカン航空,井筒八つ橋,京都銀行,京都新聞社,京つけもの西利,区役所,KDDI,セコム,西陣織会館,富士ゼロックス,松下電器産業,ローソン(五十音順)の実際の企業等が,店を出しています。 子どもたちは,自分の希望する企業等に就労し,企業の精神,お客様への真心込めた接待の仕方等を学び,経済の流れ等を消費する側に立って学びました。 お店で,子どもが店員として行き届かないところがあれば,実際の企業の方は,容赦なく厳しい指導をされていました。でも,それらの子どもたちに感想を聞きますと,「とても楽しかった。もう一度行きたい」という声が圧倒的でした。 本日,子どもたちのために,保護者ボランティアとして,第5学年の5名もの保護者の方に参加していただき,厚くお礼申しあげます。本当にありがとうございました。 また,本日,子どもたちのために,貴重な経験をさせてくださいました各企業等の皆様,京都まなびの街生き方探究館の皆様に,心より感謝申しあげます。本当にありがとうございました。 |
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