京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/01
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学校教育目標:自ら考え判断し、自信をもって行動する子を育てる

四錦小 2月12日(金)研究発表会 PART8 授業公開(第4学年)

 第4学年では,単元「変わり方」の授業を体育館で行い,公開しました。本校の授業公開は,各学年1学級の公開でした。
 650人を超える参会者が,他の都道府県から多数お見えになり,教室での参観に大変ご迷惑をおかけしたと反省しております。
 ただし,体育館では,スクリーンに学習の様子を映して,すべての参会者が同じ授業を参観して,研究協議ができると考えたからです。
 具体的な学習活動は,「1辺が1cmの正方形を並べて,階段の形を作ります。段の数と周囲との関係を,推論して規則性を導き,一般化を図る」というものです。
 そして,段の数が10段のときの周囲を求める学習では,「if……,then……」思考を意図的に導く,つまり,教師の誤った結果や結論を提示し,論理性の矛盾を指摘する学習活動を導入することがねらいです。
 推論して,きまりを子どもたちが導くとともに,そのきまりを活用して,「if……,then……」思考で,誤った論理を正すという高度な内容の学習です。
 子どもたちの自分の考えをノートに書き綴っている姿に多くの参会者が驚かれていました。
 
 参会者の皆様の多く,いや,大多数が,子ども一人一人の思考力,表現力の質の高さに驚嘆されていました。
 しかし,本校の全ての学年に共通する課題は,明らかです。
 参会者の多くの先生方が,「対話的思考,集団思考での子供同士の伝え合うことの価値に触れていないことと,話し合うこと,伝え合うことが十分でなかった」と厳しいご意見をいただきました。
 私たちは,対話的思考,集団思考について,本校の教員がその価値の重要性を再認識し,日々の授業で,それらの思考を授業で意図的に仕組み,積極的に実践しなければならないことを,参会者の皆様から教わりました。
 教師自身に,「その価値の重さに受け止めさせられなかった」ことを思い知らされ,深く,子どもたちに申し訳なかったと反省しています。次年度こそは,やります!

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四錦小 2月12日(金)研究発表会 PART7 授業公開(第3組)

 第1学年では,単元「かたちを うつして」を,第5学年では, 単元「円をくわしく調べよう」の授業内容を,公開しました。
 授業の前半は,一斉指導の形態で,学年の発達に応じて,基本的な図形の名称を正確に言う学習です。扱う図形は,不等辺三角形,直角三角形,二等辺三角形,直角二等辺三角形,正三角形,不等辺四角形,台形,平行四辺形,ひし形,長方形,正方形,円で,ICT機器を使って,スクリーンに図形を投影し,その図形の名称をそれぞれに唱える学習です。第1学年の児童は「まる」,「さんかく」,「しかく」と分別して図形を唱えること,第5学年の児童には,正しい名称を唱えることをねらいとしました。
 授業の後半は,第1学年の児童は,基本図形の特徴を生かして,具体的な事物の形を創造し,平面図形に表す学習,第5学年の児童は,円の求積の学習に進む学習を展開しました。

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四錦小 2月12日(金)研究発表会 PART6 授業公開(第6学年)

 第6学年では,特設単元「負の数」の授業を公開しました。
 実生活において,子どもたちは,オリンピックにおける世界記録の表示場面や京都市の最低気温の表示などで,負の数について見聞きしています。また,中学校第1学年に入学してすぐに,正式に「正の数,負の数」を学習します。
 日常化している負の数を,第6学年で取り扱うことについて賛否両論あると思います。しかし,現行の学習指導要領では,第1章総則第2内容の取扱いに関する共通的事項の2に次のような記述があります。「(学習指導要領に示す)内容の範囲や程度を示す事項は,すべての児童に対して指導するものとする…略…学校において特に必要がある場合には,この事項に関わらず指導することができる。ただし,…略…各学年の目標や内容の趣旨を逸脱したり,児童の負担過重となったりすることが内容にしなければならない」とあります。
 また,今回の新学習指導要領では,知識及び技能の確実な習得,思考力,表現力の育成を図るために,学年間の指導内容の一部重複させています。指導内容をなだらかに発展させるために,反復(スパイラル)による学習指導を推進しています。このような経過から,数と計算の領域において,第6学年で,本校は「負の数」を教材化して展開しました。
 負の数の意味と平均値を求める場合に,仮の平均値を決め,その平均値と実際の数値のそれぞれ+,−の絶対値の総数を考え,活用することで,平均を求める方法が広がり,多様な考え方の育成にもつながる授業でした。

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四錦小 2月12日(金)研究発表会 PART5 授業公開(第5学年)

 第5学年では,単元「人文字」の授業を公開しまいた。昔の教科用図書には,植木算,出会い算,流水算,鶴亀算,和差算など多くの文章題が載っておりました。しかし,最近の教科用図書には,文章題は,日常の生活場面で見られる数量の関係を素材に,問題化されています。
 「日常事象について見通しをもつ,筋道を考える」ために課題を文章に表して子どもたちに問いかけるためのものです。この単元では,植木算の考え方がベースになって構成されています。具体的には,1直線上の杭とその間の数の規則性を見付けて,問題解決する学習です。
 本校では,その規則性を,身近な数値で事実を見付け,3つ以上の事実を自ら見付けて推論して導き,公式化を図ります。そして,推論するよさについて考え,「自ら活用して問題解決する」態度を養うことをねらいとしました。また,本校では,今年度から,授業づくりに「視点の導入による発想の転換」の場を意図的に取り入れ,閉じた曲線上の場合の杭と間の数について考え,1直線上の場合との違いを考える学習も展開しました。

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四錦小 2月12日(金)研究発表会 PART4 授業公開(第3学年)

 本時の学習課題は,3桁×2桁の筆算の仕方を考える授業でした。
 旧態依然の授業では,教師が子どもたちに,計算の仕方を説明し,教え,聞いたことが理解できているかを評価するために,適応題を出して,授業のまとめとします。そのような授業では,子どもは、聞く,知る,試すだけの授業で,能力は育ちません。
 本校の算数科の授業では,一工夫も二工夫もします。
 まず,既習の2桁×2桁,3桁×1桁の筆算の仕方を基にすることを,解決のための乗法として入手します。
 そして,課題である3桁×2桁の筆算の仕方を,推理しながら考え,討論しながら,アルゴリズム(手順)としてまとめます。
 さらに,日常生活に見られる,4桁×2桁,5桁×2桁の場面を想起し,計算の答え(積)を,推論を働かせて,求めます。積の正誤については,電卓で自ら確認します。
 このような授業では,情報収集力,推論などの思考力,読解力,表現力,アルゴリズム(計算の仕方)を知識として身に付けます。
 それらの能力や知識が子どもたちに身に付くか否かは,教師の授業力にかかっています。


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四錦小 2月12日(金) 研究発表会  PART2 授業公開(第1学年)

 第1学年は,単元「大きな数」の授業を公開いたしました。
 今の学習指導要領では,120程度までとしますが,本校では,数学的に推論して,120の後に続く数として,130,140,150があることを見出し,数の範囲をさらに拡張して,250,500という数を100や10をもとに,考える学習です。
 特に,今回の学習指導要領における教科等の指導内容の改善と充実に向け,「言語活動の充実」が重要であるとしています。
 本校では,特に,低学年では「対話」を重視し,「自分がしたこと」,「自分が感じたこと」,「自分が考えたこと」等を,身近な相手にしっかりと伝える学習活動を意図的に仕組んでいます。今後の教師の指導力に期待します。


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四錦小 2月12日(金)研究発表会 PART3 授業公開(第2学年)

 第2学年では,単元「はこの形」の授業を公開いたしました。
 本来の学習内容は,四角柱(箱の形)の構成要素である面,辺,頂点に着目させ,箱の形をつくったり,面をつないだりする学習活動を通して,頂点,辺,面の基礎的な位置関係を考察したり,基礎的な知識を身に付けたりするものです。
 本校では,実生活の場面で目にしている正三角柱,正四角柱,正六角柱の箱の形にまで図形の種類を広げて,辺,面,頂点の数に着目させ,帰納的な考え方で,変化の見方或いは対応の見方で,規則性を導くとともに,正五角柱の場合のそれぞれの個数を考え,見出すという学習を組織しました。
 子どもの負担過重にならないように配慮し,発展的な学習を組織し,公開いたしました。
 子どもたちの推論する能力を育成するために,組織した授業です。


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四錦小 研究発表会 PART1 全体会

 2月12日(金)、本校の研究発表会に、朝早くから,650人を超える参会者が,北は北海道,南は熊本県,宮崎県からお越しいただきました。
 午前中は,文部科学省初等中等教育局教科調査官,国立教育政策研究所研究開発センター教育課程調査官の笠井健一先生と日本数学教育学会々長,帝京大学文学部教育学科准教授清水静海先生のご講演がありました。

 これから目指す教育は,「生きる力」をより一層はぐくむことにあり,確かな学力と豊かな心,健やかな体をバランスよく培うことにあり,そのための教育の在り方について,具体的な実践事例をまじえて,お話していただきました。
 特に,平成18年に教育基本法が改正され,平成19年に学校教育法が一部改正され,平成20年の3月に新学習指導要領が告示され,3層の法令が構造的にまとまりを示すことなり,生涯にわたって,教育のなすべきことは,基礎的な知識及び技能を習得させるとともに,課題の解決に必要な「思考力,判断力,表現力」を育成し,主体的に学ぶ態度を形成することにあると力説されました。

 また,算数科においては,「思考力,表現力」の育成を図るとともに,授業においては,子どもの学習する活動を重視して,1時間の授業のねらいとそれが実現する姿を教師がしっかりと計画し,実践し,評価することを力説されました。

 本校の目指す教育は,その方向にしっかりと向かっていると確信しながら拝聴しました。

 遠路はるばるお越しいただいた参会者の皆様に、厚くお礼申しあげます。
 研究協議会或いはアンケートでいただいたご意見を十分に考慮して、子どもの健全な育成に反映させていきます。本当にありがとうございました。
 早速、Eメールにて、お礼の言葉を何件もいただき、次年度も、都合が付く限り参加すると言う心温まるお言葉もいただきました。厚くお礼申しあげます。
 各学年での、授業の様子については、後日、一つ一つご紹介させていただきます。
 
 まずは、お礼まで。

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元気に活動

 第4学年1組の子どもたちは,全員,体操服で体育の授業をしています。誰一人,ジャンバーを着て運動をする子どもはいません。しっかりとルールをみんなで守り,けじめを付ける集団,これぞ,私たちが目指す学習集団です。

 給食を終えて,昼休みの運動場の人口密度は非常に高いです。
 大縄跳びをみんなでする学年,ドッヂボールで楽しむ学年,バスケットボールで,1年生の子どもたちと楽しむ高学年,総合遊具で汗をかく学年,それぞれに,夢中になって,友だちと汗を流して遊ぶ姿は素晴らしいと感動します。
 時間を,空間を,共生することを,同時に共有し合うと実感したときに,集団の一員としての自己の存在感,共存の仲間意識を強く感じる瞬間なのです。そう感じている子どもの表情には,確かな輝きが見られます。
 子どもは,素晴らしい。私たちは,子どもからオーラをいっぱい受けています。

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大きな声で

 第4学年2組の子どもたちが,今日も,体育館で授業をしました。
 副教頭先生,教務主任の先生の指導で,心地よい緊張感の中で,個々の自己表現が,学習集団に共感的理解し合う快感を味わっていました。
 2月12日(金),研究発表会で,学校を代表して,本校の特色ある学習活動の様子をしっかりと披露するために,頑張ってくれています。
 全国から集まる600人以上の先生方に向けて,子どもたちの頑張る意気込み,その意志を強く感じた5校時の体育館での授業でした。

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