最新更新日:2024/06/07 | |
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四錦小 2月12日(金)研究発表会 PART4 授業公開(第3学年)
本時の学習課題は,3桁×2桁の筆算の仕方を考える授業でした。
旧態依然の授業では,教師が子どもたちに,計算の仕方を説明し,教え,聞いたことが理解できているかを評価するために,適応題を出して,授業のまとめとします。そのような授業では,子どもは、聞く,知る,試すだけの授業で,能力は育ちません。 本校の算数科の授業では,一工夫も二工夫もします。 まず,既習の2桁×2桁,3桁×1桁の筆算の仕方を基にすることを,解決のための乗法として入手します。 そして,課題である3桁×2桁の筆算の仕方を,推理しながら考え,討論しながら,アルゴリズム(手順)としてまとめます。 さらに,日常生活に見られる,4桁×2桁,5桁×2桁の場面を想起し,計算の答え(積)を,推論を働かせて,求めます。積の正誤については,電卓で自ら確認します。 このような授業では,情報収集力,推論などの思考力,読解力,表現力,アルゴリズム(計算の仕方)を知識として身に付けます。 それらの能力や知識が子どもたちに身に付くか否かは,教師の授業力にかかっています。 四錦小 2月12日(金) 研究発表会 PART2 授業公開(第1学年)
第1学年は,単元「大きな数」の授業を公開いたしました。
今の学習指導要領では,120程度までとしますが,本校では,数学的に推論して,120の後に続く数として,130,140,150があることを見出し,数の範囲をさらに拡張して,250,500という数を100や10をもとに,考える学習です。 特に,今回の学習指導要領における教科等の指導内容の改善と充実に向け,「言語活動の充実」が重要であるとしています。 本校では,特に,低学年では「対話」を重視し,「自分がしたこと」,「自分が感じたこと」,「自分が考えたこと」等を,身近な相手にしっかりと伝える学習活動を意図的に仕組んでいます。今後の教師の指導力に期待します。 四錦小 2月12日(金)研究発表会 PART3 授業公開(第2学年)
第2学年では,単元「はこの形」の授業を公開いたしました。
本来の学習内容は,四角柱(箱の形)の構成要素である面,辺,頂点に着目させ,箱の形をつくったり,面をつないだりする学習活動を通して,頂点,辺,面の基礎的な位置関係を考察したり,基礎的な知識を身に付けたりするものです。 本校では,実生活の場面で目にしている正三角柱,正四角柱,正六角柱の箱の形にまで図形の種類を広げて,辺,面,頂点の数に着目させ,帰納的な考え方で,変化の見方或いは対応の見方で,規則性を導くとともに,正五角柱の場合のそれぞれの個数を考え,見出すという学習を組織しました。 子どもの負担過重にならないように配慮し,発展的な学習を組織し,公開いたしました。 子どもたちの推論する能力を育成するために,組織した授業です。 四錦小 研究発表会 PART1 全体会
2月12日(金)、本校の研究発表会に、朝早くから,650人を超える参会者が,北は北海道,南は熊本県,宮崎県からお越しいただきました。
午前中は,文部科学省初等中等教育局教科調査官,国立教育政策研究所研究開発センター教育課程調査官の笠井健一先生と日本数学教育学会々長,帝京大学文学部教育学科准教授清水静海先生のご講演がありました。 これから目指す教育は,「生きる力」をより一層はぐくむことにあり,確かな学力と豊かな心,健やかな体をバランスよく培うことにあり,そのための教育の在り方について,具体的な実践事例をまじえて,お話していただきました。 特に,平成18年に教育基本法が改正され,平成19年に学校教育法が一部改正され,平成20年の3月に新学習指導要領が告示され,3層の法令が構造的にまとまりを示すことなり,生涯にわたって,教育のなすべきことは,基礎的な知識及び技能を習得させるとともに,課題の解決に必要な「思考力,判断力,表現力」を育成し,主体的に学ぶ態度を形成することにあると力説されました。 また,算数科においては,「思考力,表現力」の育成を図るとともに,授業においては,子どもの学習する活動を重視して,1時間の授業のねらいとそれが実現する姿を教師がしっかりと計画し,実践し,評価することを力説されました。 本校の目指す教育は,その方向にしっかりと向かっていると確信しながら拝聴しました。 遠路はるばるお越しいただいた参会者の皆様に、厚くお礼申しあげます。 研究協議会或いはアンケートでいただいたご意見を十分に考慮して、子どもの健全な育成に反映させていきます。本当にありがとうございました。 早速、Eメールにて、お礼の言葉を何件もいただき、次年度も、都合が付く限り参加すると言う心温まるお言葉もいただきました。厚くお礼申しあげます。 各学年での、授業の様子については、後日、一つ一つご紹介させていただきます。 まずは、お礼まで。 元気に活動
第4学年1組の子どもたちは,全員,体操服で体育の授業をしています。誰一人,ジャンバーを着て運動をする子どもはいません。しっかりとルールをみんなで守り,けじめを付ける集団,これぞ,私たちが目指す学習集団です。
給食を終えて,昼休みの運動場の人口密度は非常に高いです。 大縄跳びをみんなでする学年,ドッヂボールで楽しむ学年,バスケットボールで,1年生の子どもたちと楽しむ高学年,総合遊具で汗をかく学年,それぞれに,夢中になって,友だちと汗を流して遊ぶ姿は素晴らしいと感動します。 時間を,空間を,共生することを,同時に共有し合うと実感したときに,集団の一員としての自己の存在感,共存の仲間意識を強く感じる瞬間なのです。そう感じている子どもの表情には,確かな輝きが見られます。 子どもは,素晴らしい。私たちは,子どもからオーラをいっぱい受けています。 大きな声で
第4学年2組の子どもたちが,今日も,体育館で授業をしました。
副教頭先生,教務主任の先生の指導で,心地よい緊張感の中で,個々の自己表現が,学習集団に共感的理解し合う快感を味わっていました。 2月12日(金),研究発表会で,学校を代表して,本校の特色ある学習活動の様子をしっかりと披露するために,頑張ってくれています。 全国から集まる600人以上の先生方に向けて,子どもたちの頑張る意気込み,その意志を強く感じた5校時の体育館での授業でした。 楽しい会食
給食時間のある学級の様子です。学校給食は,単に昼食として給食を食べるだけではなく,学級の友だちと楽しく会食することに意味があります。給食の時間では,生活班の友達と食べながら,自分の興味ある事柄や日常の出来事などを話したり聞いたりして,そのグループ内で楽しいひとときを過ごすのです。
今日の給食は,大豆と鶏肉のトマト煮,野菜のホットマリネ,味付けコッペパン,林檎と牛乳です。第3学年の子どもたちに聞きました。 「嫌いなおかずはありますか?」 すべての子どもたちは,「ありません」と答えてくれました。また,食事のマナーも,しっかりと身に付ける指導をする学年主任の先生,楽しい雰囲気づくりをつくるもう一人の担任の先生,ご苦労様です。 先生は,子どもの個性をしっかりと把握して,生活班や学習班を定期的に編成し直します。子どもたちが,これから様々な人と出会い,より多くの集団に入り,様々な葛藤や苦悩を経験する中で,社会性を身に付けた人格が形成されていきます。 給食の時間も,大切な出会いの時間なのです。 海を越えて,心をつなぐ
今日,午後4時30分に,「日英学校間交流学習」説明会に,指導教諭とともに参加しました。
本校は,京都市教育委員会のご支援のお陰で,京都市において,ブリティッシュ・カウンシル(英国の公的な国際文化交流機関)による「日英学校間交流学習」の学校として,次年度から活動していくことができるようになりました。 日本と英国との様々な機関や団体と協力しながら,教育,英語学習,科学,算数や数学,芸術などの幅広い分野で,英国ウォーリック州の学校と文化の交流活動を実施してまいります。従来の限られた回数による交流とは異なり,継続して交流をする点にあります。 子どもたちの学習成果を,英国に発信し,互いの国のよき伝統や生活習慣を知ることを通して,心をつなぐことが主たるねらいです。 教科学習での記録や手紙,作品などを送ったり,授業の様子や日常学校生活の様子をビデオに収録したりして,日本の文化を再認識するとともに,英国の文化に触れて,親しむなどのグローバルな視点で取り組み,国際感覚を磨くとともに,常に,交流する英国のお友達を意識して活動するよいう取組です。 国語科の作文指導でも,読み手を意識して書く能力を育てることが重要であるといわれているように,自分たちの活動の目的をより一層明確にしたり,活動の様子をどのように相手に伝えるかを考えたりする能力が要求されます。 そして,この取組が,グローバル社会への第一歩を踏み出す契機となることを願っています。さて,具体的に,どの学年で行うかは,珠算の取組と同様,発達の段階に応じて,十分に検討して実践していきます。 毛筆と板書事項
最近,P.Cが普及し,学校においてもコンピュータ教室があり,情報教育が推進される中で,第1学年の子どもたちから,ICT機器に触れる機会が多くなってきました。
そして,文章を手書きで書くことが少なくなりつつある現状です。 小学校では,第3学年から毛筆による書写の時間がはじまります。授業における目標は,基礎的な筆使い(始筆,送筆,終筆)の習得と硬筆と関連させながら,点画,文字,など書く力の向上を図ることにあります。 しかし,日常生活の中で,毛筆で書かれたものが利用されたり,活用されたりする場面を見ることが少なくなってきています。 毛筆のよさは,筆の流れであり,書いた人の心が表れます。 本校では,板書事項で,毛筆で書いたフラッシュカードを常としています。毎時間の授業で用いる掲示物すべてを,毛筆で,…とまではなかなかできないのが現状ですが, できる限り,板書事項で使う掲示物には,毛筆で作成するように心掛けています。 もちろん,マジックのよさもあります。毛筆で示した掲示物は,やはり,書いた人の温かさ,ぬくもりが感じられます。 珠算学習(そろばん)の導入に向けて
昨日,京都珠算振興会の指導の先生と某私立小学校が取り入れている珠算学習(そろばん)の導入について協議及び検討をいたしました。
実は,私は,7年前に,前任校で珠算学習を導入いたしました。単に,そろばんを使って「計算力」を高めることだけが目的ではありません。 珠算学習を展開することにより,子どもの様々な能力の育成や態度の形成が期待できます。前任校では,現に,子どもたちの多くが以下の示す能力が伸び,態度が養われました。ただし,珠算の専門家の先生の指導によって,効果が上がったのです。 従いまして,専門家の先生が主として指導し,担任は,個々の子どもの支援をしたり適切に評価したりすることが主な役割となって,授業を進めていきます。そうすることによって,様々な効果が表れます。 さて,その効果とは,どのようなものでしょう。 1学習の姿勢を正すことができ,数字をきちんと書く態度が養われます。 2集中力がつきます。 3個別学習の学習形態をとりますから,自学的な学習です。「自ら学習を進めなければならない」という義務感とともに,追究持続力が育ちます。 4算盤を使うことで,脳の前頭葉が活性化され,記憶力,創造力が培われます。 5珠算の読み上げ算や読み上げ暗算は,耳に入った情報を脳が理解してそろばんの玉をはじくため,脳への伝達回路の活性化が図られ,英語などの外国語のリスニングの上達に役立ちます。 6計算力(筆算,暗算)が確実につきます。 しかし,「自ら進んで珠算に取り組む子ども」の成長は早いですが,そうでない場合は,それらの価値は皆無に等しいです。 次年度から,珠算振興会のご協力で,珠算学習を展開していく方向でカリキュラムを考えています。 珠算を始める学年については,1,2学年を考えています。次年度も,新学習指導要領の移行措置期間で,授業時間数を確保することがとても厳しいのです。しかし,何とか1学年だけでも,珠算学習を編成できないかと今検討中です。 |
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