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最新更新日:2024/07/02 |
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珠算の価値と次年度への導入に向けて
昨日,京都珠算振興会の副会長のお二人と京都産業大学人間環境学部の先生が,本校に来られました。前任校では,7年前から珠算に毎週土曜日に取り組み,4年前からは,授業に位置付けて,第1学年から第6学年までの全学年で,年間10時間〜15時間程度実施してまいりました。
以前から,私は,次のような持論をもっております。 「教育活動を通して,はぐくむべき心情や能力は,教科への関心や意欲の喚起と態度の形成,論理的な思考力である。それらを培うためには,知識及び技能を習得することにある。 特に,系統性の強い教科である算数科,数学科では,知識及び技能なくして,心情や能力を育成することはできない。具体的には,計算の意味が理解でき,計算する技能が確実に身に付いてこそ,思考活動に没頭でき,日常生活の様々な事象について,数理的(数学的)に処理する能力がはぐくまれるのである」 小学校では,整数の範囲における四則(加減乗除)計算は第4学年で完了します。教科用図書では,十進位取り記数法(一の位,十の位,…と0〜9の数字で,有理数(整数,小数,分数)の範囲におけるすべての大きさを数で表す方法)を基に,計算の体系がなされています。しかし,すべての子どもたちが計算力を確実に身に付けさせるまでには,幾つかの課題があります。 珠算は,5,2進法を活用し,独特の計算の体系がなされています。小学生では,第3,4学年の2年間で,珠算の基本的な操作と計算の仕方を各時間程度で指導することになりますが,計算力は,確実に身に付くのです。 珠算を行うことで,もっと,大きな効果があります。それは,子どもたちに,学習意欲,追究力,集中力が身に付くとともに,自学習慣が確立し,脳の活性化が図れるのです。 本校でも,次年度から是非に取り組みたい学習です。今,次年度の教育計画を完成させましたが,珠算をどうするかを前向きに検討中です。 |
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