京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/10
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学校教育目標:自ら考え判断し、自信をもって行動する子を育てる

令和4年度 卒業式

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第92回目の卒業式を行いました。子どもたちはすばらしい笑顔で四錦を巣立っていきました。これからも翼を大きく広げて羽ばたいてください。


式辞

 春の訪れを感じる佳き日に、第九十二回卒業式がこのように行えますことを、この上ない喜びに感じるとともに、感謝の気持ちで一杯であります。

 卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
 みなさんの小学校生活後半の三年間は、新型コロナウイルス感染拡大によって、制限や制約のある毎日でした。加えて今年の冬はインフルエンザの流行により、学級閉鎖にもなりました。先行きが見通せない不安定な毎日でしたが、ご家族や友だち、先生たちと共にしっかり前を向いて歩を進めることができました。
 この三年間に進んだもう一つの出来事として、令和二年十二月から始まったGIGAスクール構想があります。皆さん一人一人がGIGA端末を学習の道具として活用するようになり、学び方が大きく変化し、自ら学ぶ姿が多く見られるようになりました。また、やむを得ず学校に行けない時も、家庭からインターネットを通して学校の先生や友だちとつながり、学習を進めることもできました。新型コロナウイルス感染拡大の経験によって、人と人のつながりの大切さを改めて学びました。

 今年度皆さんは、様々な学習や取組を通して、「表現する」ことを実践しました。六月には、修学旅行で学んだことを授業参観の場で、五年生や保護者の方に発表しました。九月には、夏休みの自由研究を学級の友だちに向けて全員が発表しました。十月のスポーツフェスティバルでは、六年生全員が一つになって演技する姿を、全校児童と保護者の前で披露しました。十一月には、京都の歴史や伝統を動画にまとめ、学習発表会で発表しました。先日の六年生を送る会では、在校生に向けて詩の群読と「旅立ちの日に」の合唱を届けてくれました。六年生は、一年間を通して、「誰に、何を、どのように」伝えるのかをしっかりと考え、様々なメディアを駆使して表現し、自己実現を図っていたと思います。このように「自ら考え判断し、自信をもって行動する子」に成長したみなさんの門出を心から祝福し、これから飛び立つ未来に向かって、皆さんを応援していきたいと思っています。

 さて、ここで卒業する皆さんに三つのメッセージを贈りたいと思います。
 一つ目は、「進むべき道は自分で決めよう」です。皆さんの将来の夢は何ですか?その夢を実現するためにどんな準備が必要ですか?夢の実現は簡単ではないでしょう。何年かかるかわかりません。しかし、目の前の一歩を踏み出さないと始まりません。小さくてもいい。ゆっくりでもいい。一歩一歩、前へ歩みを進めてください。成長する中でその一歩は大きくなってきます。時には一段飛ばしができるようにもなるでしょう。そして、自分のめざすところへ到着するまでやりきってほしいと願っています。
 二つ目は、「友だちの言葉に耳を傾けよう」です。世の中は自分一人で動いているわけではありません。私たちは、多くの人たちや自然との関わりの中で生きています。自分の考えに迷いが生じた時は、一人で悩まず、友だちに相談してください。また、友だちが困っているときは、友だちの言葉に耳を傾けてあげられる人になってください。小学校六年間を共にすごしてきた「友だち」は、いつも互いに支え合ってきた「なかま」です。自分の良いところも、ダメなところも全部知ってくれているのが友だちです。中学校でも互いを支え合うよきなかまとして、また、ライバルとして成長を続けてほしいと願っています。
 三つ目は、「三つの『あ』を続けよう」です。毎月の朝会では、「あいさつ」、「あんぜん」、「あとしまつ」の話を繰り返ししてきました。「あいさつ」は、人と人とをつなげる魔法の言葉です。あいさつができる人は、人を大切にできる人です。「あんぜん」は、自分を守るだけでなく、人も守ることになります。安全な行動を通して、みんなが安心して過ごせる学校にしていきましょう。「あとしまつ」ができる人は責任感がある人です。当たり前のことを当たり前にできる人になりましょう。この三つは、いつでも、どこでも、だれでもできることです。中学校ではもう誰からも言われないでしょう。だからこそ、これを小学校最後のメッセージだと心にとどめ、この三つの「あ」を実践できる人になってください。
 この三つのメッセージは卒業アルバムにも載せていますので、読んでおいてください。

 保護者の皆さま、お子様のご卒業、おめでとうございます。立派に成長されたお子様をご覧になって、感慨はひとしおのことと思います。私たち教職員は、一人ひとりの成長を保障すべく、一丸となって取り組んでまいりました。しかし、至らぬ点も多々あったかと思います。そのような時にも、「すべては四錦の子どものために」を合言葉に、保護者の皆さまと学校が、共に子どもを育てるという視点に立ち、ご理解とご協力をいただきましたことに、心より感謝しております。

 後になりましたが、ご来賓の皆さまには、本日お忙しい中にも関わりませず、卒業式にご臨席いただき、ありがとうございます。ここにおります四十一名は四月から中学生として新たな生活を始めますが、「地域の子どもは地域で守り育てる」という変わらない思いで、今後も温かく、そして厳しく見守っていただきますよう、よろしくお願いします。

 結びに、卒業生の皆さん、卒業おめでとう。多くの困難を乗り越えてきた君たちには、まだ見たことのない新しい景色が待っています。皆さんの輝かしい未来を、心から応援しています。

 以上、式辞といたします。

 令和五年三月二十三日
 京都市立第四錦林小学校
 校 長  長谷川 英司
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