最新更新日:2024/09/26 | |
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一人一人を徹底的に大切にする授業を目指して
新採1年目教員の国語科の授業を参観しました。
この教員は,教材研究をしっかりと行い,学習展開に必要な板書用カードを作成し,子どものために,「分かる,理解できる授業」を目指して日々取り組んでいます。 今日の授業は,教員の丁寧な板書事項,ゆっくりと子どもに問いかける発問に,子どもは課題を明確にし,自分のおもいをノートに書き綴っていきました。 今日の授業は,子どもたちにとって精神的にも時間的にもゆとりある授業でした。 しかし,1時間の授業のねらいが実現している姿に至っているのかを把握する(評価の方法)ことに課題が残りました。 ねらいが実現する姿(評価規準)を明確にし,授業のどの場面で実現状況を把握するのか,また,実現していない子どもに支援することを大切にしなければなりません。 その点において飛躍することを願って本人に助言しました。 私が若年教員の頃には,どの学校でも若年教員に対して,黒板消しで,前時の板書の後を消したつもりでも,少しでも板書の跡が残っていたら,授業に対する基本的な姿勢ができていないと厳しく指摘されました。 また,授業中における教員の立つ位置は勿論,授業を展開するうえで,子どもへの問いかけ(発問,質問,指示,示唆,説明,願い,注意)について,その意図が曖昧であれば,後から,職員室で,或いは研究協議会の場で厳しく指導を受けたものです。 教員が授業力を身に付け,子どもの学力を保障するためにも,厳しくも温かい指導をすることが大切だと考えています。 |
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