京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/11
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学校教育目標 ≪未来に向かってしなやかに伸び続ける≫

新受検制度の求めるもの

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1月25日付けの京都新聞朝刊で2014年度からの京都市・乙訓地域における新しい公立高校入試制度について京都市、京都府教育委員会が定例会において可決したことを報じました。紙上において「新入試制度のポイント」が紹介されています。京都市が全国で唯一だった総合選抜制が単独選抜制へ全面移行すること、類・類型の廃止、北南通学圏の統合についてはこれまで明らかになっていましたが、詳細は不明でした。25日の午後から市中校長会の場で詳細な受検方法や選抜方法の説明がありました。この説明会を受けて本校は2月19日に1,2年生の保護者を対象に新受検制度の説明会を開催する予定です。そのお知らせのプリントはすでに全校生徒の保護者に配布しました。2014年度に新制度で受検することになる2年生への説明も保護者説明会の後にする予定です。新しい受検制度について教職員、保護者、生徒がその手順を理解することは大へん重要ですが、その改革は従来の受検制度と比べて学校や生徒に求めてるものを変えようとしているのかどうか、変えようとすれば何をどのように変えようとするのかを探ることも同時に重要であると考えています。なぜなら公立高校が中学生に求めるものが受検という形に表現されるからです。それは中学校の教育の在り方に直接関わってくるので新しい制度の向こうにあるものを見定める必要があると思っています。

部活動休止

今週からインフルエンザの影響で欠席者が目立つ学級が1年生にありました。他のクラスにも伝播する傾向も見られますので今週の土・日曜日は公式戦が実施されるクラブ部以外は活動を休止します。土・日曜日の完全休養でインフルエンザの感染を断ち切りたいと思い決断しました。練習試合を予定されていた相手校にはご迷惑をかけますが、本校が感染源になってもいけませんのでご理解ください。なお3年生に感染者がいないことから明日土曜日の受験対策冬季講座は実施します。感染予防にマスク等の用意をして臨んでください。


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元気語録

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冬季休業中の手の空いた時間に3冊の本を読むことが出来ました。そのうちの1冊は萩本欽一氏の「ダメなときほど運はたまる」。私が中学生の頃に抱腹絶倒したあのコント55号の欽ちゃんの著書です。この本の中で運によって成功したことを自認する萩本氏はお金よりも運をためることを薦めています。運というのは人が苦労しないと貯まらない、楽をして得た運を使うと不運が待っている、など芸能界で成功し今も活躍中の萩本氏独特の人生観がそこにしたためられています。「運は正面からこない。必ず後ろから来る」もその一つ。運は求めるものではなく、その人の行いに着いてくるという意味なのでしょう。部活動、勉強といった文武両道に通じる普遍性のある言葉だと思います。

カメとウサギ =3つの視点=

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新年、明けましておめでとうございます。2013年の幕開けです。お正月を迎えるといつもながら、今年はどのような年にしようか、今年の目標について心をあらたに考えます。そして目標の実現にむけた年頭の行動が初詣です。今年も元日に北野神社と平野大社にいきました。平野大社と北野神社は市内の北区にあって双方が北西に隣接していますので、お正月は大へんこの近辺が露天商や参拝者で賑わいます。平野大社は平城京で祭られていた神々を平安遷都の794年に現在地に移されてきたとされています。北野神社は947年、その時代に不遇だった菅原道真を祭り現在では勉学の神として親しまれています。歴史的には平野大社の方が150年ほど古く、祭る対象も異なっています。京都にある神社仏閣はそれなりの由縁があるのですが、一括りで見てしまいがちです。
ここで唐突ですが、念頭にあたりカメとウサギの話をしたいと思います。この話はウサギがカメのノロさを嘲笑い、カメがその挑発にのって小山の麓まで「駈け比べ」を申し出ることから始まります。「駈け比べ」ではウサギのスピードが速く、カメは遅いことからウサギは途中で昼寝をしてしまいます。その寝ているすきにカメがウサギを追い越して「駈け比べ」で勝ってしまうというものです。このお話はウサギの立場からは油断大敵をいさめ、カメの立場からは不断の努力が大事であるという教訓に使われています。最近では、カメとウサギは見ていたものが違うという話にも使われています。ウサギはカメを見て、カメはゴールを見ていたというのです。つまり人と比べてどうこうではなく、何をしなければならないかという目標に向かうことが大切という、言えば評価のあり方にも繋がる話です。
このカメとウサギは世界でも登場します。世界の国々では、カメとウサギの評価が異なります。たとえばインドでも兎は昼寝をして亀に敗れます。でも悪いのは亀ということになっています。なぜなら「もしもし兎さん、目を醒ましたらどうですか」と、なぜカメは寝ているウサギに一声かけなかったのか?となるそうです。他の国でもウサギが昼寝をしている隙に前へ進むのはフェアではないと教えているところがあるようです。
 このカメとウサギの「駈け比べ」で見逃してはいけないと思うところがあります。それは、カメが「小山の麓」までというゴールが可能な目標を設定している処です。ウサギが寝ていなければ、カメは駈け比べで負けるのは明らかですが、達成可能と考えた小山の麓には辿り着いたに違いありません。このウサギとカメの駈け比べの教訓はウサギのように周りとの比較だけで考え行動することの戒めと、カメのように達成可能な目標値を設定することにあると思います。つまり人との比較を客観的に測り、目標への設定も的確に捉えることです。インドの話からあと一つ加えるとすればそれは、周りの友人を観察し、話し合いも十分に考えに入れることです。難しいことですが、人が成長していくには欠かせ3つの視点だと思います。
            =校長室だより14号より=

今年は「巳」の年

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新年明けまして、おめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。
今年は「巳」、蛇の年です。蛇と言えば、ドイツの哲学者であるフリードリヒ・ニーチェの言葉に「脱皮しない蛇は滅びる」というのがあります。そして「その意見をとりかえていくことを妨げられた精神も同様だ」と続けています。また、種の起源で有名なチャールズ・ダーウィンは自然淘汰(選択)説のなかで「環境に適合しないものは淘汰される」と述べています。この2人以外に東洋の世界でも、自分が望むと望まざるに関わらず常に変化している社会の中に自分自身があることを自覚し、その変化を受け入れることを「諸行無常」という言葉で表しています。洋の東西を問わず社会の変化に対応する大切さは真理のようです。

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京都市立西陵中学校
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